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私たちはこれからどこへ行くのか

賃労働と資本/賃金・価格・利潤 (光文社古典新訳文庫)

賃労働と資本/賃金・価格・利潤 (光文社古典新訳文庫)

森田成也さん講座「マルクスの経済学を学ぶ―その入り口へのいざない」(全3回)東京ドイツ文化センターで開催


東京ドイツ文化センターと協力して、これまで4回にわたって開催してきた連続講座「ドイツの古典図書を古典新訳文庫で読む」。第5回目となる今回は、2010年に刊行した『経済学・哲学草稿』と今年4月の新刊『賃労働と資本/賃金・価格・利潤』2つのマルクスの著作をテキストとして、後者の翻訳者である森田成也さんを迎え、「マルクスの経済学を学ぶ―その入り口へのいざない」と題して、全3回の読解の試みを行ないます。ぜひご参加ください。


マルクスの経済学を学ぶ―その入り口へのいざない(全3回)
賃労働と資本/賃金・価格・利潤今日、世界中で不平等と貧困が再び大きな問題となっています。この日本でも非正規労働者ワーキングプアと呼ばれる人々が急速に増大し、生活保護受給者数は過去最大を更新し続け、労働者の賃金は10年以上にわたって減り続けています。


そうした中で、今から150年も前に同じような現実に直面しそれと格闘したマルクスの思想に再び光が当たり始めています。マルクスが当時、どのような現実と直面し、どのように既存の理論と格闘して、しだいにその独自の理論を構築していったのか、その苦闘の足跡を明らかにすることで、マルクスの経済学への案内を行ないたいと思います。


この苦闘の歴史は大きく分けて、(1)経済学批判の必要性を自覚し、それに最初に取り組み始める手探りの段階、(2)史的唯物論の確立と古典派経済学の労働価値説にもとづいて、独自の経済理論を模索し始める段階、(3)その後の10年以上に及ぶ研究と現実分析とをふまえて、古典派を抜本的に乗り越えて、独自の経済理論を体系的に構築する段階、となります。この3つの段階を古典新訳文庫の入門的文献を題材にしつつ、以下の日程でわかりやすく解説します。


日時:2014年5月29日(木)18:30〜20:30
経済学への目覚め―『経済学・哲学草稿』
まずマルクスが経済学批判というテーマに最初に取り組み始める段階を解明します。


日時:2014年6月26日(木)18:30〜20:30
マルクス経済学の出発点―『賃労働と資本』と「賃金」草稿
マルクスが独自の経済理論を模索し始める段階を解明します。


日時:2014年7月31日(木)18:30〜20:30
マルクス経済学の成立――『賃金・価格・利潤』
マルクスがついに独自の経済理論を構築する段階を解明します。
会場:東京ドイツ文化センター図書館(東京都港区赤坂7-5-56/東京メトロ青山一丁目駅 A4出口から赤坂郵便局方面へ徒歩5分)
講師:森田成也さん
[プロフィール]1965年生まれ。駒澤大学経済学部非常勤講師、國學院大学経済学部非常勤講師。主な著書に『資本主義と性差別』『資本と剰余価値の理論』『価値と剰余価値の理論』など。訳書は『新自由主義』(ハーヴェイ、共訳)、『わが生涯(上)』『レーニン』『永続革命論』『ニーチェからスターリントロツキー人物論集【1900−1939】』(すべてトロツキー)など多数。
《お申込み/お問い合わせ》
参加ご希望の方は、事前の参加登録を下記宛にお願いします。参加無料。
東京ドイツ文化センター図書館 担当:吉次基宣さん
E-mail: yoshitsugu@tokyo.goethe.org
TEL: 03-3584-3203


東京 - 催し物 - Goethe-Institut Japan



森田成也さん講座「マルクスの経済学を学ぶ―その入り口へのいざない」(全3回)東京ドイツ文化センターで開催 - 光文社古典新訳文庫

5月29日(木) 宮台真司さん×小林武史さんトークイベント   〜私たちはこれからどこへ行くのか?〜


「疑いなく世界第一級の業績」(橋爪大三郎日経新聞」2014年3月23日)、「知の前衛に立つ思想のエッセンス」(姜尚中公明新聞」2014年4月7日)と評された宮台真司『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』(幻冬舎)の刊行を記念して、宮台真司さんと小林武史さんのトークイベントを開催致します。
日本を代表する音楽プロデューサーで、近年では非営利団体ap bank」の代表としてその活動が世界的にも知られる小林さんとは宮台さんとはお互いがファン同士の古いつきあい。最近は「このクソみたいな世界で」が口癖の宮台さんと、危機的世界をこれからどうするのかを見通す小林さんが、「これからどうなる? どうする?」を激論します。
トークイベント参加ご希望の方はリブロ池袋本店書籍館地下1階リファレンスカウンターにて参加チケットをお求め下さい。

日時:5月29日(木)午後7時〜9時
会場:西武池袋本店別館8階 池袋コミュニティ・カレッジ コミカレホール
参加チケット:1000円(税込)
チケット販売場所:西武池袋本店書籍館地下1階リブロリファレンスカウンター
お問合せ:リブロ池袋本店 03-5949-2910

【プロフィール】
宮台真司(みやだい・しんじ)
1959年宮城県生まれ。社会学者。映画批評家首都大学東京教授。公共政策プラットフォーム研究評議員東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(社会学博士)社会学者。『日本の難点』(幻冬舎)が13万部のベストセラーとなる。他、『14歳からの社会学』(世界文化社)、『<世界>はそもそもデタラメである』(メディアファクトリー)、『制服少女たちの選択』 (朝日文庫)、『終わりなき日常を生きろ』(ちくま文庫)、『「絶望の時代」の希望の恋愛学』(中経出版) など、権力論、国家論、宗教論、性愛論、犯罪論、教育論、外交論、文化論などの分野で、共著を含めて100冊以上の著書がある。『私たちはどこから来て〜』は35年にわたるそれらすべての著作の集大成として企図された。

小林武史(こばやしたけし) 
1959年山形県生まれ。日本を代表する音楽プロデューサー、キーボーディスト。70年代後半より本格的に音楽活動を始め、スタジオ・ミュージシャン、キーボーディスト、アレンジャーとして日本のポップス界の第一線で活躍。サザンオールスターズらの編曲を手がけたのち、92年からMr.Childrenのプロデュースを担当。彼らのブレイクをきっかけに、J-POPの代表的プロデューサーとしてその名が全国に浸透した。その後も自身がメンバーに加わったMY LITTLE LOVERBank Band、そしてレミオロメンSalyuらの楽曲を手がけ、J-POP界屈指のヒットメイカーとして認知されている。近年は非営利団体ap bank」の代表として、自然エネルギー推進のほか「ap bank fes」の開催など様々な活動を行っている。


LIBRO

資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)

資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)

「水野和夫『資本主義の終焉と歴史の危機』 (集英社新書)刊行記念
資本主義の終焉 国家はその後、どうなるか?」
ジュンク堂書店 池袋本店
開催日時:2014年05月29日(木)19:30 〜 フェア・イベント一覧開催店舗ページへ

水野和夫(エコノミスト)
山下範久(歴史社会学者)

バブルのツケをバブルで支払う。こうした危険な循環から世界経済は抜け切れずにいます。『資本主義の終焉と歴史の危機』(集英社新書)を刊行したばかりの水野和夫氏によれば、バブル多発時代=資本主義の最終局面。死の瀬戸際の資本主義は、グローバル化を進め国民を置き去りにし、国家さえも使用人としてバブルを多発させ、生き延びようとしているのです。
私たちが直面している危機の本質とは、この資本主義の行き詰まりが経済の問題にとどまらず、国家の「かたち」さえも変えようとしているところにあります。資本主義の終焉後に立ち上がってくる新しい国家の姿とは? 水野和夫氏が、歴史社会学者・山下範久氏とこの大きな問いに挑む、刺激的な対談です!                         
終演後にはサイン会を開催いたします。

水野和夫(みずのかずお)
1953年生まれ。日本大学国際関係学部教授。早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。博士(経済学)。三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフエコノミスト内閣官房内閣審議官(国家戦略室)などを経て現職。主な著作に『資本主義の終焉と歴史の危機』(集英社新書)など。

山下範久(やましたのりひさ)
1971年生まれ。立命館大学国際関係学部教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。ニューヨーク州立大学ビンガムトン校社会学部大学院にてイマニュエル・ウォーラースティンに師事。専攻は世界システム論、歴史社会学。主な著作に『現代帝国論―人類史の中のグローバリゼーション』(NHKブックス)など。

★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111) 

■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5


http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=4989