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働くほどなぜ人は貧しくなるのか?

大石健太郎氏講演会「『1984』から『1Q84』へ―ジョージ・オーウェル村上春樹―」
日本オーウェル協会会長・デジタルハリウッド大学教授で翻訳家でもある、大石健太郎氏をお招きして、「『1984』から『1Q84』へ―ジョージ・オーウェル村上春樹―」という講演会を開催いたします。ジョージ・オーウェルから村上春樹へ、そして春樹からオーウェルへ。この往還=翻訳の問題を考える上で重要な講演会となります。ぜひお越しください!
文ジャプレゼンツvol.9
講演会 「『1984』から『1Q84』へ―ジョージ・オーウェル村上春樹―」
講師 大石健太郎氏(日本オーウェル協会会長・デジタルハリウッド大学教授・翻訳家)
開催日 2010/07/22(木)
時間 14:45〜
会場 戸山キャンパス31号館201教室
対象者 学生・大学院生・教職員・一般 入場無料・直接会場へ
主催 早稲田大学文化構想学部文芸・ジャーナリズム論系&文学部英文学コース

「『1984』から『1Q84』へ―ジョージ・オーウェルと村上春樹―」 - 文芸・ジャーナリズム論系blog

働くほどなぜ人は貧しくなるのか?
 ――マルクス、26歳。新しい思想の誕生。

長谷川宏(哲学者)

■2010年7月22日(木) 19:00〜

【書目】
『経済学・哲学草稿』マルクス  長谷川宏・訳  光文社古典新訳文庫 2010年6月10日刊

【概要】
「1950年代から60年代にかけての政治の季節のこととて、マルクスといえば、なによりも髭もじゃの革命思想家のことだったが、
初期マルクスというと、共産主義者として立つ前の、現実と思想的に格闘する初々しい青年像が思いうかぶようだった。
安保闘争の高揚期にはそんな余裕はなかったが、潮が引いたあとでは数人で集まって初期マルクスの読書会を催したりもした。」(訳者あとがき)
全共闘運動の終息した1970年に大学の研究室を去り、所沢で小さな学習塾を始めた長谷川宏さん。子どもたち相手の塾講師と哲学研究を続け、
生活のなかで哲学を考える、生活を哲学する立場で数々の著作・翻訳を出してきたその長谷川さんが、自身の青年期に取り組んだマルクスに、
いま再び戻ってきた。
経済学と哲学の交叉点に身を置いて社会の現実にせまろうとした青年マルクスにあらためて共感したその長谷川さんが、自身の歩みを振り返りながら、
「疎外」をキーワードにマルクスの労働観、社会観、自然観をその現代的意味と合わせて読み解く。

◆プロフィール◆
長谷川宏さん:哲学者。
1940年島根県生まれ。東京大学文学部哲学科博士課程単位取得退学。
所沢で赤門塾を開き、小中学生に勉強を教えながら哲学研究に取り組む。
著書に『生活を哲学する』『いまこそ読みたい哲学の名著』『高校生のための哲学入門』『新しいヘーゲル
丸山真男をどう読むか』『いまこそ読みたい哲学の名著』など。主な訳書に『精神現象学』『歴史哲学講義』
法哲学講義』『美学講義』(ヘーゲル)、『経験と判断』(フッサール)、『芸術の体系』(アラン)など。


☆会場…4階喫茶にて。入場料1,000円(ドリンクつき)
☆定員…40名
☆受付…1階 案内カウンターにて。電話予約承ります。
ジュンク堂書店 池袋本店
TEL.03-5956-6111 FAX.03-5956-6100

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