「消えた年金」や食品偽装、高校野球や相撲の実態と
様々なものが「あらわ」になった2007年。そして、その「あらわ」になったものを伝える役割のマスメディア自身についても、
今年は大きな変化が「あらわ」になった年だったのではないでしょうか。それは一言でいえば「ニュースの送り手と受け手の関係の変化」です。
ネットなどを通じたマスメディア批判は増すばかりで
「受け手」の不信感は高まっています。
また「送り手」側もそうした世論を看過できず、
ニュース番組内での扱い方や優先順位に影響を及ぼしています。
双方の間に、明らかに従来とは違う関係が生じているのではないでしょうか。今年は「亀田騒動」や「朝青龍騒動」などが大きく報じられる一方、
重要法案の通過や主要各国の政権交代、
中東やアジア情勢の激化、天災など、大きな出来事が多く発生しながら、
十分に伝え切れなかったものもあります。番組では今年1年間にラジオを含めたマスメディアが
「伝えたこと・伝えなかったこと」をニュース素材と共にたっぷりと紹介。そして、この変化に対し、マスメディアが今後とるべき道筋とは?
社会学者・小熊英二氏はこの現状をどう捉えているのか?
TBSテレビ報道局長の金平茂紀は何を答えるのか?
2人が本音で語り合います。
「伝えること 伝わること」part1
「伝えること 伝わること」part2.1
「伝えること 伝わること」part2.2