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マルクスの遺産

2007年度テーマ;21世紀におけるマルクス subject2:『マルクスの遺産』
【論者】塩沢由典さん(大阪市立大学
【日時】2007年9月29日(土)午後2:00〜6:00
【会場】中央大学駿河台記念館
http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/access/access_surugadai_j.html

【参考文献】『マルクスの遺産―アルチュセールから複雑系まで』(2002年 藤原書店)『市場の秩序学―反均衡から複雑系へ』(1990年 筑摩書房)『複雑系経済学入門』(生産性出版 1997年)/稲葉振一郎/松尾匡/吉原直毅『マルクスの使いみち』(2006年太田出版)/高須賀義博『マルクス経済学の解体と再生 (御茶の水選書)』(1988年 お茶の水書房)
Web;http://www.shiozawa.net/

社会主義」の側における国家セクターの停廃、「資本主義」の側における市場原理主義の跋扈、それらに対するオルタナティヴは未だ明瞭には見出せていない。塩沢さんは在来マルクス主義の側において<組織>への過剰な期待があったと総括しつつ、市場イデオロギーにおける<均衡>論批判から、循環−再生産をといった相で経済を捉える。その「マルクス」を捨て石にしての「第三の秩序」の構想とは。

http://www2.ttcn.ne.jp/~space303mr/index.htm