河村書店

人文系イベント紹介サイト

『HUMAN NOISE AMPLIFIER』

6月9日(土)14:00-16:30 公共哲学を学ぶ会 連続講演会「福島を考える」第2回
持続可能なエネルギー社会に向けた日本の可能性と課題 古屋将太 上智大学11号
館3F 311教室(1,000円)https://t.co/Uo4AjwLZ (PDF)

6/9(宇野さん講義)、6/30(鼎談)土曜日18:30-20:30社会思想ゼミ

批評と社会学 宇野常寛宮台真司+堀内進之介

朝日カルチャーセンター新

http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=155739&userflg=0#s_info

6月9日[土] 19:00−20:30 KYOTARO最新作品集 『ベイビー・シャワー・ストーリー』刊行記念トーク&サイン会 KYOTARO × タカノ綾 NADiff a/p/a/r/t 店内 企画・協力:河出書房新社


http://www.nadiff.com/fair_event/kyotaro_talk.html

これからの芸術、これまでの芸術――1 ゲスト=林道郎宮本隆司[6月9日]

http://www.artstudium.org/news/2012/05/1_4.htm

「これからの芸術、これまでの芸術」シリーズがいよいよ開講されます。
第1回ゲストには、宮本隆司氏(写真家)、林道郎氏(西洋美術史、美術批評)をお招きし、津波を撮影した現地の人々による映像とその撮影者へのインタビューで構成された宮本氏による《3.11 TSUNAMI 2011》の上映と併せて、本校ディレクター岡粼乾二郎も参加してディスカッションを行います。

われわれの見ているものすべては時間に押し流され崩壊していく。
われわれの視覚がそれを捉えられないだけだ 。
もし写真を撮影する行為が、この無慈悲、不可避に進行しつづける怪物からの一時的な退避、離脱だけを意味するのであれば、写真が示すとされる真実などは、客観という名目で提示された人々の願望、追憶をただ投影しているにするにすぎない。

この写真への願望にこそ、宮本隆司氏は一貫して抵抗してきた。
むしろ宮本が実践してきたのは、写真をその不可避の時間へと向けて切り開き、あるいは写真という場をその無慈悲な過程へ明け渡すことだった。
だから宮本の仕事はいつでも、それ自体が進行しつつある一つの出来事だった。
あらゆる災害がそうなように、この過程は決して(結末が訪れることも)終わることもない。


かつて阪神大震災の惨状を撮影したという理由で、
宮本は「東日本大震災の現場を撮影しないのか」と幾度となく問われ、戸惑いと疑念を感じたという。現場とは何か。写真を撮影することがむしろ現場からの遠ざかりを意味してしまうことがほとんどであることを知らないのか?
多くの災害の写真がつねに終わったあとのイメージを定着させることに留まるのに対して、けれど今回の災害には大きな違いがあった。
未曾有の大津波の映像を直に撮影していた被災者たちが存在したのである。


大震災以降、宮本隆司氏が集中して制作した、津波を記録した東日本大震災被災者たちへのインタビュー映像作品を、昨年の神戸に於ける上映につづき東京で初上映いたします。
本上映と併せて、宮本隆司氏、美術批評の林道郎氏、本校ディレクター岡粼乾二郎によるディスカッションを行います。――岡粼乾二郎

*「これからの芸術、これまでの芸術」は通年で開催されるシリーズ講座です。
各回の詳細や受講方法については、
決まり次第webサイト、Twitter等でお知らせします。

お申し込み方法
*会員以外の方も2,000円の受講料で聴講することができます。
*事務室までお電話/ファックスでまたは直接ご予約ください。
会員の方に限り、メール申し込みも受け付けます。
*早々に定員に達することが予想されますので、お早めにお申し込みください。
(定員に達し次第受付を締め切りますのでお早めにお申し込みください)

■日時:6月9日(土)12:00−14:00
■会場:四谷アート・ステュディウム講義室
【地図】http://www.artstudium.org/toiawase.htm
■受講料:2,000円

■問い合わせ/申し込み先
近畿大学国際人文科学研究所
東京コミュニティカレッジ
四谷アート・ステュディウム事務室
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-5 2F
tel. 03-3351-0591(9:30−17:00、日曜・祭日 休)
fax. 03-3353-7300


林道郎│はやし・みちお
1959年生まれ。西洋美術史、美術批評。上智大学国際教養学部教授。
主な著書=『絵画は二度死ぬ、あるいは死なない』(全7冊、ART TRACE)、『ゲルハルト・リヒター』(共著、淡交社)、『シュルレアリスム美術を語るために』(共著、水声社)など。訳書=エミール・ディ・アントニオ+ミッチ・タックマン『現代美術は語る――ニューヨーク・1940−1970』(青土社)など。

宮本隆司│みやもと・りゅうじ
1947年東京都生まれ。写真家、神戸芸術工科大学教授。
1973年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。
解体中の建築や廃墟を撮影した「建築の黙示録」(平凡社)、香港の巨大スラムを撮影した「九龍城砦」(平凡社)で第14回木村伊兵衛写真賞受賞(1989)。阪神淡路大震災の被災現場を撮影した写真「KOBE 1995 After the Earthquake」(建築都市ワークショップ)をヴェネチア日本パビリオンで展示し第6回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展金獅子賞受賞(1996)。「宮本隆司写真展―壊れゆくもの・生まれいずるもの」(世田谷美術館)で第55回芸術選奨文部科学大臣賞受賞(2005)。

岡粼乾二郎|おかざき・けんじろう
1955年生まれ。造形作家。近畿大学国際人文科学研究所教授。
主な作品=《あかさかみつけ》《灰塚アースワークプロジェクト》《回想のヴィトゲンシュタイン》《Random Accident Memory》《I love my robots》(Trisha Brownとの共作)など。主な著書=『ルネサンス 経験の条件』(筑摩書房)、『れろれろくん』(ぱくきょんみとの共著、小学館)、『ぽぱーぺぽぴぱっぷ』(谷川俊太郎との共著、クレヨンハウス)、『絵画の準備を!』(松浦寿夫との共著、朝日出版社)、『芸術の設計』(フィルムアート社)など。http://kenjirookazaki.com/

金村修
『HUMAN NOISE AMPLIFIER』

2012年6月9日(土) - 10日(日) 11:00 - 19:00 
(6月6日-8日はインスタレーション展示のみ)

料金 : 各回 6,500円
お申し込み : http://www.goliga.com/humannoise_en/
ABOUT THE EVENT

一貫して街のスナップ作品を発表してきた金村修による写真イベント。暗室のように仕立てたギャラリー空間で、複数の旧式プロジェクターを使用し、壁に金村作品をスライド投影します。
観客はその空間に入るやいなや映像を遮り、見る者であるだけでなく、暗闇の中で都市に溶け込む被写体となり、都市の一部をなす「物質」と化してノイズを生み出します。そして写真家はこの閉ざされた仮設空間で、普段街で撮影するのと同様に、さまざまなノイズに反応し、ノイズを増幅させていきます。金村はインスタントフィルムと6x7のデジタルカメラの両方を使用して会場内で撮影(1回のセッションは1時間弱を予定)。
インスタントフィルムで撮影された写真は、セッション後に小冊子と供に来場者にお渡しします。6x7で撮影された作品は、後日、写真集としてまとめられます。複数のプロジェクターから次々と壁に投影される膨大な数の金村作品によって、会場では一瞬ごとに変貌する都市空間が展開していきます。
その結果、生み出されていく小冊子、後日刊行される写真集も、どれとして同じではない、多様な、一度限りの写真イベントを記録したものになることでしょう。
ARTIST

金村修

金村修 (Osamu Kanemura)
1964年東京生まれ。1993年日本写真協会新人賞、第13回東川町国際写真フェスティバル新人作家賞受賞。2000年、土門拳賞受賞。国内外で個展を開催するほか、セミナーやワークショップを精力的に行っている。

http://bld-gallery.jp/exhibition/120609kanemuraosamu.html