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「本を読んでことばにするって、なんておもしろいんだろう」

高木こずえ写真展「琵琶島」ギャラリートーク
ジャンル:自然 / 人物 / 風景 トークショー / 写真を見る
主催者:キヤノン
開催期間:2014年8月2日 14:00〜
フォトグラファー:高木こずえ
高木こずえ写真展「琵琶島」関連イベント

写真展会場にて、高木氏が作品について解説します。

INFORMATION

開催地 キヤノンギャラリー S
出演者 高木こずえ(写真家)
料金 無料
関連展覧会 高木こずえ写真展「琵琶島」
URL(PC) http://cweb.canon.jp/gallery/archive/takagi-biwajima/index.html

『奇想の発見:ある美術史家の回想』刊行記念トーク&レクチャー
雪舟伊藤若冲・曽我蕭白 ―ある美術史家に発見された奇想の画家たち


美術史家 辻惟雄さんの初の自伝『奇想の発見:ある美術史家の回想』(新潮社)が刊行されました。辻さんと言えば、言わずもがな数々の「奇想の画家」を発見し、日本美術史をゆるがした立役者で伊藤若冲ブームの火付け役。辻さんが著書『奇想の系譜』や『奇想の図譜』などで紹介している、奇奇怪怪な日本美術に度肝を抜かれた人は少なくないでしょう。

今回は、本書の刊行を記念して
古典にして奇想の要素が見てとれる
雪舟(1402-1506?)
奇屈さとユーモアを持ちあわせた
伊藤若冲(1716-1800)
草画から細密画まで変化自在な
曽我蕭白(1730-1781)
の3人の画家の奇想ぶりに改めて迫ります。

出演は辻惟雄さんを筆頭に、美術史家の山下裕二さん、そして美術ライターの橋本麻里さんです。

いかにしてキワモノな彼らを発見したのか、その裏側から、 奇想の画家たちから見えてくる日本美術の魅力までとことんお話いただきます。

世代を超えた奇想の美術トークをお見逃しなく!

プロフィール

辻 惟雄

撮影=筒口直弘 / 芸術新潮

辻 惟雄 つじ のぶお
1932年愛知県生まれ。1961年東京大学大学院博士課程中退(美術史専攻)。東京国立文 化財研究所美術部技官、東北大学文学部教授、東京大学文学部教授、国立国際日本文 化研究センター教授、千葉市美術館館長、多摩美術大学学長などを歴任。東京大学多摩美術大学名誉教授、MIHO MUSEUM館長。

岩佐又兵衛伊藤若冲曾我蕭白などを 「奇想の画家」としていち早く再評価し、「かざり」「あそび」「アニミズム」を日本美術の特質に挙げて、装飾工芸から幽霊画、漫画まで幅広く論じている。著書に『奇想の系譜』(美術出版社)、『奇想の図譜』(平凡社)、『日本美術の歴史』(東京大学出版会)、『ギョッとする江戸の絵画』(羽鳥書店)など。現在、『辻惟雄集』全6巻(岩波書店)を刊行中。

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山下裕二

山下裕二 やました ゆうじ
美術史家。1958年、広島県生まれ。東京大学大学院卒業。明治学院大学文学部芸術学科教授。室町時代水墨画の研究を起点に、縄文から現代美術まで、日本美術史全般にわたる幅広い研究を手がける。

著書に『室町絵画の残像』、『岡本太郎宣言』『日本美術の二〇世紀』『狩野一信・五百羅漢図』『一夜漬け日本美術史』など、企画監修した展覧会に『ZENGA展』『雪村展』『五百羅漢展』『白隠展』『超絶技巧!明治工芸の粋』などがある。

関連展示情報:『超絶技巧!明治工芸の粋』
会期:2014年04月19日 〜 2014年07月13日
会場:三井記念美術館
美術館ホームページ:http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html

橋本麻里

橋本麻里 はしもと まり
日本美術を主な領域とするライター、エディター。明治学院大学非常勤講師、高校美術教科書(日本文教出版)の編集・執筆。

近著に新潮社とんぼの本『変り兜 戦国のCOOL DESIGN』、幻冬舎新書『日本の国宝100』、「Casa BRUTUS」ムック『ニッポンの老舗デザイン』。共著に新潮社『恋する春画』『運慶 リアルを超えた天才仏師』『チェーザレ・ボルジアを知っていますか?』など。

橋本麻里twitter @hashimoto_tokyo

詳細・申込方法
開催日時 2014年8月2日(土) 18:00〜19:30/開場17:30
*終了時刻は予定になります。若干の延長をする場合もございます。
会場 青山ブックセンター本店・大教室
定員 110名様
受講料 1,944円 (本体1,800円+税)
申込・支払いについて

申込みの前に必ず、受講規約をお読み下さい。

● オンライン予約(クレジットカード支払)
右のボタンより、申込・支払ページに移動してお手続きください。
*お支払い方法はクレジットカードのみとなります。
オンライン予約について
● メール受付(銀行振込、もしくは店頭での現金支払)
メールに下記の内容をご記入の上、青山ブックスクールまでお送りください。
件名  「奇想の発見トーク&レクチャー」
内容  「お名前(フリガナ)、参加人数、お電話番号、メールアドレス」の4点の4点
宛先  culture@boc.bookoff.co.jp
※メールのご返信は営業時間(平日10時〜20時)にて行います。営業時間外のメールへのご返信は翌営業日以降になる場合がございます。予めご了承ください。
● 電話受付(銀行振込、もしくは店頭での現金支払)
03-5485-5513
お電話の際は、お名前・ご連絡のつくお電話番号・メールアドレスをお伝え頂きます。
メールもしくはお電話でお申込み頂いたお客様は以下の①②のうちどちらかの支払い方法を選び、
ご予約後2週間以内に受講料をお支払いくださいませ。
期日までにご入金のない方は自動的にご予約をキャンセルいたします。 当日支払いをご希望の方は、キャンセルが出た場合のみ当日受付いたします。予めご容赦くださいませ。

http://www.aoyamabc.jp/culture/eccentric-artists/

狂喜の読み屋 (散文の時間)

狂喜の読み屋 (散文の時間)

2014/08/02 Sat
都甲幸治×東直子
「本を読んでことばにするって、なんておもしろいんだろう」
都甲幸治『狂喜の読み屋』(独立系出版社「共和国」第1弾 )刊行記念


一冊の本を読みおえてわいてくる、おもしろかった、ゆかいだった、つまらなかった、かなしかった、いかりがわいた、などなどのさまざまな感想。これを自分ひとりのものにしておくのは、もったいないと思いませんか。

本を読むということは、書いた人や登場人物の身になって相手の感情や行動を考えるという意味でも、わたしたちが生きてゆくうえで、もっとも大切な訓練のひとつです。だったら、自分の感想もだれかにつたえて、一緒にかんがえたり、語りあったり、たのしんだり、かなしんだりしたほうが、ずっと世界がひろくなると思いませんか。

「共和国」という4月に創立したばかりの「ひとり出版社」から6月に刊行された都甲幸治さんの『狂喜の読み屋』には、本をめぐるエッセイや批評が、そのこぶりな判型からあふれんばかりに数多く収録されています。

では、都甲さんはどうやって本の内容を相手に届くようにくふうしているのでしょうか。
そしてまた、翻訳という自分ではない他人の書いたものを日本語にうつしかえるとき、どんなことに注意しているのでしょうか。それを今回、お話ししていただければとおもっています。

トークのお相手は、5月に『鼓動のうた 愛と命の名歌集』(毎日新聞社)というアンソロジーを刊行したばかりの東直子さん。
300首にもおよぶ「愛の歌」「命の歌」をあつめて読みといた、ずっと手もとにおいておきたくなる一冊です。歌人、小説家、エッセイストとして大活躍の東さんとの対話をとおして、ことばをつむぎだす、ということのたのしさ、おもしろさを存分に語りあっていただく予定です。

8月の土曜の昼下がり、都会の喧噪や暑さからちょっとはなれて、本に囲まれた空間のなかで、ゆったりと「ことば」について考えてみませんか。みなさんと下北沢でお目にかかれるのを、たのしみにしています。


都甲幸治(とこう・こうじ)
1969年、福岡県に生まれる。翻訳家、アメリカ文学者。
著書に、『偽アメリカ文学の誕生』(水声社)、『21世紀の世界文学30冊を読む』(新潮社)、訳書に、チャールズ・ブコウスキー『勝手に生きろ!』(河出文庫)、ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』、同『こうしてお前は彼女にフラれる』、ドン・デリーロ『天使エスメラルダ』(いずれも共訳、新潮社)など多数がある。

東直子(ひがし・なおこ)
1963年、広島県に生まれる。歌人・小説家。
著書に、歌集『春原さんのリコーダー』『青卵』(いずれも本阿弥書店)、『東直子集』(邑書林)、『十階』(ふらんす堂)、小説『水銀灯が消えるまで』(集英社文庫)、『とりつくしま』(ちくま文庫)、『ゆずりゆずり』(中公文庫)、『らいほうさんの場所』(講談社文庫)、エッセイ集『千年ごはん』(中公文庫)、絵本『うみ
ざざざ』(くもん出版)をはじめ多数がある。


『狂喜の読み屋』都甲幸治(シリーズ「散文の時間」)
ISBN 978-4-907986-00-1
定価 2,400円+税 共和国
288ページ/四六変判上製/帯・カバーあり

『鼓動のうた 愛と命の名歌集』東直子
978-4-620-32261-2
定価 1,800円+税 毎日新聞社
200ページ/四六判上製/帯・カバーあり


※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
出演 _ 都甲幸治(翻訳家・アメリカ文学者)
東直子歌人・小説家)
時間 _ 15:00〜17:00 (14:30開場)
場所 _ 本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order


http://bookandbeer.com/blog/event/20140802_a_yomiya/