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「個人と世界をつなぐ建築」

連続講義「大学の夜」第十夜

映画のコミュニズムを讃えて――『シネキャピタル』(洛北出版)とその後

講師:廣瀬 純 (思想・映画批評)

日時:1月18日(月) 19時15分〜21時00分
場所:早稲田大学生協ブックセンター(閉店後)


今回は、2008年に『シネキャピタル』(洛北出版)を上梓された廣瀬純氏を講師にお迎えします。

『シネキャピタル』はドゥルーズ『シネマ』に依拠しつつ、氏がこれまでそれぞれに語ってきた映画と運動を同時に語ることを自らに許した著作となっていて、まさに廣瀬氏の思想のエッセンスが凝縮した本です。

イメージたちに剰余価値生産させる映画と、ポストフォーディズム〜金融化の労働を重ねた分析はとても鮮明で、そしてそのただ中でさえ、解放されたイメージとはなにか、解放された労働者とはなにか、と進む思考は、来たるべきデモクラシーを予示的に讃えているようです。

ただ、『シネキャピタル』には後があるような気がします。今回は『シネキャピタル』から、予告される続編へと思索が進むかもしれません。廣瀬氏からどんな新たな言葉があらわれるのか期待します。

私たちは、イメージのコミュニズムとはなにか? と問うことを許されています。ご参加をお待ちしております。

「『新選組』化する警察&検察&官僚がニッポンを滅ぼす!」〜1.18緊急シンポジウム開催〜
【日時】1月18日(月)19:00〜21:00
【場所】角川文化振興財団(角川書店本社第一ビル2階ホール)
【出席者】魚住昭大谷昭宏(ジャーナリスト)、岡田基志(弁護士)、木村三浩一水会代表)、佐藤優田原総一朗、前田裕司(弁護士)、宮崎学青木理(ジャーナリスト)
【開催主旨】

今なぜ、緊急シンポジウムを開催するのか!?
昨年(2009年)8月の「政権交代」で、民主党中心の政権が誕生した。

その鳩山首相率いる新政権の中味への評価は別として、今、最も注視すべき最大の焦点は、「司法権力」の狼狽とその後の迷走にある。

東京地検特捜部は、まず、昨年の衆院選前から、「小沢一郎」へのピンポイント攻勢をかけ、小沢主導の政権交代を阻止すべく、その臣下的存在であるメディアを駆使しての政治介入を行った。

ところがこの思惑は完全に裏目となり、逆に国民の反発を買うところとなって、結果、「政権交代」を後押しする役回りを果たすこととなった。

そして、こうだ。東京地検特捜部はこの失地を回復し、また、地検特捜部の威信を回復するためにも、どうしても小沢潰しを徹底貫徹しなくてはならなくなった。それが最近の民主党石川知裕議員への事情聴取と起訴につながり、最後の狙いである小沢一郎事情聴取に巡り着こうとしている。

検察の「最終戦争」が始まった・・・。

一方、警察は警察で、慢性的な内部不祥事と犯罪検挙率の低下を抱え、「犯罪と戦う警察」をアピールせんがため、「反社会勢力との戦いのためには『ありとあらゆる法律』を駆使していく」と、意味不明の「力み(りきみ)」を示している。

今回のシンポジウム開催は、いよいよ、こうした「司法官僚」の姿の是非を徹底的に議論しなければならないタイミングが来た、と考えるからだ。

フォーラム神保町および現代深層研究会に関わる論客を総動員して、大いに闊達な議論を繰り広げたい。

フォーラム神保町 (世話人/作家・宮崎学

http://www.forum-j.com/article20100118.html

『建築と日常』創刊記念
公開座談会「個人と世界をつなぐ建築」
出演:伊東豊雄×坂本一成×中山英之×長谷川豪
司会:長島明夫

2010年1月18日(月)19:00〜21:00(開場18:30〜)
会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
定員:120名様
入場料:800円(税込)
ご参加方法:
 [1] ABCオンラインストアにてWEBチケット販売。
 [2] 本店店頭にてチケット引換券を販売。
 ※入場チケットは、イベント当日受付にてお渡しします。当日の入場は、先着順・自由席となります。
 ※電話予約は行っておりません。
お問い合わせ電話:
 青山ブックセンター本店
  03-5485-5511
 (受付時間: 10:00〜22:00)
受付開始日:2009年12月8日(火)10:00〜

<イベント内容>
2009年9月、編集者の長島明夫氏による個人誌『建築と日常』No.0が刊行されました。その創刊を記念して、次号のNo.1(2010年春刊行予定)に掲載する座談会を、公開で行います。メンバーは、日本を代表する建築家の伊東豊雄氏、坂本一成氏に加え、若手世代として、伊東氏の弟子である中山英之氏、坂本氏の孫弟子に当たる長谷川豪氏というシンメトリカルな構成の4氏です。『建築と日常』No.0の内容を発端として、個人と世界をつなぐような建築のあり方について話し合っていただきます。
<プロフィール>
伊東豊雄 (いとう とよお)
1941年生まれ。建築家。東京大学を経て、菊竹清訓建築設計事務所に勤務。1971年にアーバンロボット(URBOT)を設立(1979年に伊東豊雄建築設計事務所に改称)。現在、国内外で数多くのプロジェクトを展開する。日本建築学会賞作品賞、ヴェネツィアビエンナーレ金獅子賞、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダルなど受賞歴多数。
坂本一成 (さかもと かずなり)
1943年生まれ。建築家。東京工業大学、同大学院を経て、1971年から武蔵野美術大学、1983年から東京工業大学で、設計・研究・教育活動を行う。日本建築学会賞作品賞、村野藤吾賞などを受賞。2009年3月で大学を退職し、現在は東京工業大学名誉教授、アトリエ・アンド・アイ坂本一成研究室主宰。
※『建築と日常』No.0に、最新作「Tokyo Tech Front」をめぐるインタヴュー記事が掲載
中山英之 (なかやま ひでゆき)
1972年生まれ。建築家。東京藝術大学、同大学院を経て、2000年から2007年まで伊東豊雄建築設計事務所に勤務。処女作である住宅「2004」で、SD Review鹿島賞、吉岡賞を受賞。2007年に中山英之建築設計事務所を設立。
長谷川豪 (はせがわ ごう)
1977年生まれ。建築家。東京工業大学、同大学院を経て、西沢大良建築設計事務所に勤務後、2005年に長谷川豪建築設計事務所を設立。住宅の設計を中心に活動し、これまで、東京建築士会住宅建築賞金賞、新建築賞などを受賞。
長島明夫 (ながしま あきお)
1979年生まれ。編集者。明治大学東京工業大学大学院で建築を学んだのち、株式会社エクスナレッジにて出版編集の業務に携わる(〜2008年)。2009年、個人誌『建築と日常』を創刊。
『建築と日常』編集者日記:  http://d.hatena.ne.jp/richeamateur/

<書籍紹介>
『建築と日常』 No.0
(編集・発行:長島明夫)
インタヴュー:香山壽夫、坂本一成
アンケート:伊東豊雄、内田青蔵、奥山信一、鈴木恂、鈴木了二、田路貴浩、富永讓、中山英之、西川祐子、西澤英和、長谷川豪、日埜直彦、藤森照信、松隈洋、水上優、宮城俊作、鷲田清一
日常のリアリティのなかで建築を考える雑誌。2009年9月にNo.0(特集:建築にしかできないこと)が刊行された。2010年春刊行予定のNo.1では、特集テーマを「物語の建築」とし、「物語における建築」と「建築の物語性」とを合わせて考える。
個人雑誌『建築と日常』ホームページ
A5判/80ページ/900円(税込)/好評発売中