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9/11以後の芸術と言葉−『貧しい音楽』の豊かさ

◆◇ 池袋本店 9月11日(火) 坂本龍一さん/宮内勝典さん対談講演会 ◇◆

岩波書店『惑星の思考』刊行記念
惑星の思考−9/11以後の芸術と言葉− 

日時:9月11日(火)午後7:00〜9:00(午後6:30開場)
場所:西武池袋本店イルムス館8F池袋コミュニティ・カレッジ3番教室
参加費:1,000円
定員:150人
リブロ池袋本店B1F注文カウンターにて参加券発売中
お問合せ・ご予約:03-5949-2910(代表)
http://www.libro.jp/web/topics/

四百字十一枚

四百字十一枚

「『四百字十一枚』とは妙なタイトルだが、これはそのまま月刊誌『論座』に連載時の一回の分量である。書評の十一枚はたっぷりある。つまり、内容紹介、意見、批評だけでなく、余談ができる。私はもともと余談好きの男だ。だからこの連載でも私は余談を楽しんだ。しかし、今回改めてゲラで通読してみて、その余談が貴重な(小さな)歴史の証言になっていることを感じた」

坪内祐三の書評は本屋の世界と連動している。東京の新刊書店だけでなく、古書店や古書展での偶発の(いや必然的な)本との出会いが、著者の「反応」を引き起こし歴史感覚を刺激する。そこにあるのは、のっぺらぼうの現在ではなく、襞に満ちたリアルな人間の世界である。

吉田仁『葉山日記』に始まり、ブラウン『アーモリー・ショウ物語』に終わる43本(2002年11月号~2006年5月号)。丸山眞男書簡集、ロラン・バルト著作集、イーグルトンや小中陽太郎やブッチャーの自伝、遺稿集や回想、『風景』『銀座百点』のバックナンバー・・・・・何を読んでいても、坪内祐三は記憶の場を提示してくる。
変貌する都会と書店からの、同時代批評。

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商品の詳細
単行本: 355ページ
出版社: みすず書房 (2007/9/11)
言語 日本語
ISBN-10: 4622073250
ISBN-13: 978-4622073253