河村書店

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学習院女子大「感劇市場」

わたしは知っている、この世でもっとも深くて闇い要塞(トーチカ)を。

国境の海岸線を見張り続けるトーチカ。
偶然出会った男女、二人の記憶が暗闇で交差する。

日本最東端に位置するロシア国境の町、北海道、根室。冬枯れの荒野に、第二次世界大戦時に作られ今は潮風に曝されるがままの朽ちたトーチカが点在している。そこにひとり佇む男。その光景を偶然目にした女。男と女のひとときの邂逅。そして男から語られるトーチカにまつわる小さな記憶。やがて2人はトーチカのなかに隠された、誰にも知られることのない時間の深みへとゆっくり下りてゆくのだった。

戦争の記憶、眼差しと言葉。まったく新しい映画表現への果敢なる挑戦。
北海道根室の海岸に残る戦争遺跡「トーチカ」を舞台に、ワンロケーション、登場人物二人という過激なまでに切り詰められた表現によって構成された野心作。とうの昔に役割を終えたコンクリートの魂、暗い小部屋に引き寄せられ新たな記憶を紡ぐ男と女。『TOCHKA』には、歴史や記憶、すべてを呑み込む深い闇が描かれている。トーチカで偶然出会う男女を、現在の日本映画界に不可欠な菅田俊と『犬猫』での好演も印象深い藤田陽子が峻烈に演じる。広大な北の荒野を背景に、眼差しと言葉による息詰まる二人のやりとりに注目が集まる。監督はこれが劇場デビュー作となる北海道出身の新鋭・松村浩行。

tochka[トーチカ]:ロシア語で点を意味する。コンクリートで堅古に構築された狭い空間の内部に銃火器を備え、接近してくる敵を開口部から狙い撃つ防御陣地。第二次大戦時にはヨーロッパやアジアの各地の多くのトーチカが建設された。根室半島のトーチカ群は連合軍の上陸を想定して築かれたが、実線に使用されることなくその役目を終えた。

監督・脚本:松村浩行/助監督:大城宏之、石住武史、本間幸子/撮影・衣装:居原田眞美/録音・編集・整音・劇中写真:黄永昌/装置:相馬豊/装飾:浦井崇/スチール:宮本厚志/制作:柴野淳、河合里佳/協力映画美学校、新茶屋お母婆/製作・配給・宣伝:トーチカ・ユニオン

【入場料金】
一般1700円/大学・専門学校
http://www.eurospace.co.jp/detail.html?no=234

トークショーが決定いたしました!

11月2日(月)トークショー
ゲスト:大谷能生さん(音楽家・評論家 『貧しい音楽』)

11月3日(火・祝)トークショー
ゲスト:舩橋淳さん(映画監督 『BigRiver』『谷中暮色』)

11月4日(水)トークショー
ゲスト:七里圭さん(映画監督 『眠り姫』)

11月7日(土)トークショー
ゲスト:廣瀬純さん(映画批評家 『シネキャピタル』)

11月8日(日) トークショー
ゲスト:鎌田哲哉さん(批評家)

11月12日(木)トークショー
ゲスト:菅田俊さん

11月13日(金)舞台挨拶
ゲスト:松村浩行監督

UTCPワークショップ「四つのディスクールをめぐって」

日時:2009年11月2日(月) 16:30-
場所:東京大学駒場キャンパス|101号館2階|研修室

*「時代と無意識」プログラム・ワークショップ第1回

発題者:小林康夫(UTCP)
コメンテーター:原和之(UTCP)

【概要】
2009年5月のアラン・ジュランヴィル氏のUTCPでの講演「資本主義を讃えて」を受けて、
そこで問題となっていたラカンの「四つのディスクール」の理論を
社会と歴史に応用する可能性について議論します。

UTCPワークショップ「四つのディスクールをめぐって」 | Events | University of Tokyo Center for Philosophy

映像と社会。〜法政大学で考える〜

映像と運動の関わりは、これまでドキュメンタリー作品として作品を仕上げ、それを上映運動で見せていくことが基本であった。しかし、現在では、そうした上映運動もある一方でyoutubeなどネット上での断片的な映像が盛んに流されている。そうした運動の運動状況の中で映像メディアと運動との関わりを検証・議論することが必要だ。11月2、3日の連続企画。
また両日、学内で製作された法政大ドキュメンタリーも上映される。


【現在における映像メディアと運動の可能性】

日時:11月2日12:30開始
場所:法政大学外濠校舎多目的室3
トークゲスト:平沢剛×藤井光

映画研究者であり、VOL collectiveの平沢剛と映像作家・美術家であり、remo*TOKYOの藤井光
による対談。藤井光による宮下公園NIKE公園化反対運動においても映像が果たす役割が注目されている。youtubeやネット上で断片的に流される映像を” リンク”し直す作業がこの対談だ。
いまや、生活に密着したネット上の動画と運動との関連性は語られていたようで語られてこなかった。


※当日の企画は全てカンパ500円いただきます。

企画 ドキュメンタリー上映委員会
連絡先 joeii2007@yahoo.co.jp
HP 遊撃ブログ

隆慶一郎全集』&『コミックス影武者徳川家康』(共に新潮社)刊行記念
原哲夫×堀江信彦トークショー
「この国には、隆慶一郎がいた!」
2009年11月2日(月)18:30〜20:00(開場18:00〜)
会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
定員:120名様
入場料:500円(税込)
参加方法:2009年10月10日(土)10:00より
[1]青山ブックセンター本店店頭にてWEBチケット販売
[2]青山ブックセンターオンラインストアにてチケット引換券販売
 
※電話予約は行っておりません。

平田オリザワークショップ【日時】11月2日(月)時間未定
【定員】30名【応募資格】25歳以下(初級編)【参加費】無料

目のクマを解消すればマイナス5歳肌!