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「資本主義の限界と経済学の限界」

atプラス 01

atプラス 01

atプラス 01
上野千鶴子岩井克人柄谷行人水野和夫湯浅誠
atプラス編集部

価格 1400円+税
版型 A5判変型
ページ数 160ページ
ISBNコード 9784778311834
発売年月日 2009.8.04
2009年8月5日、太田出版より「思想と活動」をテーマにした雑誌『atプラス』が創刊されます。
『atプラス 01』の特集は「資本主義の限界と経済学の限界」です。

『atプラス 01』目次
【特集 資本主義の限界と経済学の限界】
○第2次世界大戦以降初めて、今年の世界経済は成長率がマイナスを記録することが確実視されている。昨年9月のリーマンショックで世界金融が凍りつき、各国政府はかつてない財政金融政策によって企業救済の資金供給をおこない、経済のフリーフォール(自由落下)に歯止めがかかったとの見方もある。しかし、先進諸国の失業率はこの先増大が見込まれ、労働者の平均所得も減少傾向を脱せないだろう。世界経済の縮小は今年だけで済むのだろうか。
○世界史上初めて11年間を越えて利子率が実質ゼロ水準を続ける日本では、ドイツと並んで来年の経済成長率もゼロ以下になるのではと危惧されている。すでに1000兆円近い負債を抱える日本国家の姿は、膨大な国債増発に追われるアメリカやヨーロッパ諸国の未来を先取りしている
かのようである。自由・効率・成長を旗印にした資本主義は、いまや国家の懐に入り、新たな共棲の関係を構築しつつ延命をはかっているのではないだろうか。
大恐慌期を目の当たりにしてJ・M・ケインズは、利子生活者階級と資本主義の安楽死をモチーフのひとつとして『一般理論』を構想した。歴史の教えるところは、国家群による世界戦争が危機の脱出口であった。1京円以上と見積もられる世界の金融資産は、利潤増大を目指して各種のバブルを作り続けるだろう。資本主義に自然死はない。では私たちにどんな選択肢があるのだろうか。そのためには、まずは資本主義の限界と経済学の限界のクリティカルな吟味から始めたい。特集を企画した所以である。

掲載論文は以下の通りです。
・資本主義の「不都合な真実」/岩井克人
ケインズの予言と利子率革命/水野和夫
・100年に一度や二度は起きても不思議はない普通の「危機」についての、ひどく常識的な結論/稲葉振一郎
・政策技術学としての経済学を求めて/権丈善一
・我は如何にして活動家となりし乎/湯浅誠
・反資本主義のエナルゲイア/白石嘉治

【コラム】
フェア・トレード研究における制度派経済学の役割/辻村英之
西行と往生=断食死/山折哲雄

【連載】
・<活動>へのアート「マイケルとマルクス」/岡崎乾二郎
・ケアの社会学 「次世代福祉社会の構想」/上野千鶴子
・『世界共和国へ』に関するノート 「権力論(承前)」/柄谷行人
・生活クラブと私の魂胆 「六八年革命の流れに掉さして」/岩根邦雄
・ポストオリエント 「平滑空間」と「長期持続」のあいだ/山下範久
・デザイン覚書 「階層のインターフェース」/鈴木一誌

atプラス01 - 太田出版

8・4

ライン京急(山縣太一+大谷能生)自主企画 Vol.1
http://www.super-deluxe.com/2009/8/4/linekeikyu/

公演情報

日時: 二〇〇九年八月四日(火曜日) 開場十九時/開演十九時三十分料金: 二二〇〇円+一飲み物代金場所:六本木SUPERDELUX 106-0031東京都 港区 西麻布3.1.25 B1F tel 0354120515 http://www.super-deluxe.com/

出演+出演者情報

・ライン京急 (山縣太一+大谷能生

二〇〇八年秋にチェルフィッチュの山縣太一と、sim/masなどで活動する音楽家/批評家の大谷能生の二人で結成された演劇=音楽=ダンスの不定形ユニット。今回は旧作「ベルベラ・リーン」と、新作「手塚の神村のライン京急」(仮)を上演予定。

・中野成樹+フランケンズ

 二〇〇三年結成。翻訳劇専門の現代演劇カンパニー。珍しいでしょ? 誤意訳(ごいやく:誤訳のうえに意訳)というスタイルで、海外古典を現代風にアレンジしていますが、悪ふざけは嫌いなので「なんだよ意外と普通じゃん」というレベルで、でも確実に手をかけて、極上の気持ちよくスムースな流れを目指してやってます。今回はメンバー1,2をあらそう不器用な男二人で、オールビーの『動物園物語』のミックスを。

上演:『ズーヴァリエーション』(25分)

原作/オールビー「動物園物語」より誤意訳・演出/中野成樹出演/福田毅、竹田英司

岸野雄一

俳優・音楽家・著述家等、多岐に渡る活動を包括する名称としてスタディスト(勉強家)を名乗り、WATTS TOWER、スペースポンチやヒゲの未亡人などのユニットで活動中。

・岩渕貞太

振付家・ダンサー。大学にて演劇を専攻。在学中から踊りに興味を持ち始め、演劇と並行して日本舞踊・舞踏などを学ぶ。ダンサーとしてAPE・ニブロール伊藤キム+輝く未来・Co.山田うん・Ko&Edge.Coなどに参加。国内外のツアーに多数参加。05年から振付作品を発表。主な作品は『smoke』、『mint』、『double』『タタタ』。07年、清家悠圭との共同作品『yawn』を発表。同年イスラエルの振付家Arkadi Zaides作品『DAAT』に参加。08年、創作支援公募プログラム「坂あがりスカラシップ2008」の対象者に選出される。同年代アーティストユニット、群々(むれ)のメンバー。

上演:『double』振付・音楽・出演:岩渕貞太音楽remix:金野由之

佐藤優の集中ゼミ「神学講座1(組織神学の基礎)」

 組織神学の基礎について講義します。レベルは、プロテスタント神学を扱う大学院博士課程前期(修士課程)のゼミ程度としますが、学部生にも理解できるように配慮します。編集者にとっても意味がある内容にします。

日時 テーマ
第1回 8月4日(火) 09:00〜18:00
第2回 8月5日(水) 09:00〜18:00
第3回 8月6日(木) 09:00〜18:00

【定員】 10名

【受講条件】
受講条件は、以下の通りです。
神学生(所属教派は問わない)
神学生以外の大学生、大学院生
メディア関係者
1〜3以外の方で、このテーマについて強い関心をもつ者
講義で用いるテキストを入手した上で、読む意思がある者
 なお、受講者の受付はお申し込み順とさせていただきますが、定員を超えた場合は、職能会員(会費をお振り込みいただいた方)を優先させていただきます。
 お申し込みいただいた方には、メールにて結果をご通知致します。
【申し込み】
 受講希望者は、それぞれ、希望する回毎にお申し込み下さい。
 テーマは連続していますので、通して受講していただくことが望ましいです。ただし、自習で欠席分を補うことが可能ですので、全講座をお申し込みいただいても、講座毎にお申し込みいただいても、どちらでも結構です。
【テキスト】
『聖書 新共同訳 旧約聖書続編、引照付き』日本聖書協会
A・E・マクグラスキリスト教神学入門』教文館、2002年
アリスター・E・マクグラスキリスト教神学資料集 上』キリスト新聞社、2007年
アリスター・E・マクグラスキリスト教神学資料集 下』キリスト新聞社、2007年
カール・バルト福音主義神学入門(新教セミナーブック)』新教出版社、2003年
 一般書店では入手しにくいかもしれませんが、銀座4丁目の教文館3階のキリスト教書籍売り場には常時在庫しています。

【会場】
千代田区神田神保町3−1−6日建ビル9階(専大前交差点角)
【アクセス】
地下鉄の都営新宿線三田線 営団半蔵門線で《神保町駅》下車、A1出 口を出ると「専大前」の交差点になります。
その横断歩道を渡って、交差点角の城南信金庫隣りのビル。徒歩1分。
1階が喫茶店「珈琲館」で、その脇に階段があり、エレベーターで9階へ。
駐車場はございません。

http://www.forum-j.com/theme-sato-shingaku01-2.html

朝日カルチャーセンター新宿

ラカン「エクリ」を読む 精神分析科医 斎藤 環

8/4, 9/1, 10/6

講座内容
精神医学という専門領域を超え、人間理解に新たな次元を開いたものとされるラカン。彼が遺した言葉は、ソフトウエアとしての精神分析に、いまなお倫理的視座をもたらします。
今回は「読まれないために」(!)書かれたといい、難解とされる論文集『エクリ』を読み、原典にたちかえってその思想を解説します。

8-10月(3回)  会員 8,820円 一般 10,710円

http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=46432&userflg=0

8月4日: 筑摩書房刊『占領下日本』発売記念 半藤一利さん×竹内修司さん×保阪正康さん×松本健一さん 講演会
【日時】2009年8月4日(火) 開場:18:00〜 開演:18:30〜
【会場】三省堂書店神保町本店 8階特設会場

只今、7月23日頃発売予定の最新刊『占領下日本』(筑摩書房刊、定価 2,415/税込) をお買い上げまたは電話にてご予約のお客様、先着100名様に1階レジカウンターにて整理券を配布しております。尚、当日は講演会後にサイン会を予定しております。

【お問い合わせ】三省堂書店神保町本店 1階 03-3233-3312(代)
http://www.books-sanseido.co.jp/blog/jinbocho/2009/07/84.html

「革命〜70年代ドイツ赤軍の闘争史は、今なお矛盾に満ちた現代社会を激しく撃つ!」
ムービーアイPresents「バーダー・マインホフ 理想の果てに」公開記念

今夏、ドイツ現代史最大のタブーとされたドイツ赤軍10年の闘争史をドイツ映画史上最大のスケールで製作され、「おくりびと」と2009年アカデミー賞外国語映画賞を争い、世界映画賞で絶賛された衝撃の問題作が遂に解禁となる。
独逸人アンドレアス・バーダーとウルリケ・マインホフを中心に結成され、日本赤軍とも交流のあった彼らが正義を追求する中で、より過激なテロ活動に手を染め次第に人間らしさを喪失していったことを改めて当時を知る人や研究者を集め再検証。
若者たちの理想が行き着く果てにあるのは、勝利か、虚無かー。

【出演】
足立正生(元日本赤軍、映画監督)
鈴木邦男一水会顧問)
他にも評論家、研究者と交渉中!!

阿佐ヶ谷ロフト
8月4日(火)
OPEN18:30 / START19:30
前売¥1,500/ 当日¥2,000(共に飲食代別)

前売チケットはローソンチケット【L:37868】とロフトAでのWEB予約にて発売!
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/reservation/reservation.php?show_number=162
http://www.baader-meinhof.jp/