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「関係の化学としての文学」

関係の化学としての文学

関係の化学としての文学

シノドスSeminar 36 濱野智史
司会 : 芹沢一也
日時 : 2008年4月19日(日) 15時〜17時
場所 : Synodos 〒154-0003 東京都世田谷区野沢
      (最寄り駅 東急田園都市線 駒沢大学駅
定員 : 7名 ただいま準備中です
費用 : 7,500円

セミナー概要:
セミナーの目的は、現代日本のメディア環境を分析するにあたって、特にユーザー側の多様な生態を明らかにしようとするものである。以下では、本セミナーの背景・内容等について簡単に述べる。
【背景】インターネットやケータイの大衆的普及が実現してから、すでに10年以上が経とうとしている。新しいメディアが生み出した生活世界は細分化の一途を辿っており、その全体像を見通すことも、個々の世界のリアリティを把握することも、きわめて難しくなりつつある。
【内容】そこで本セミナーでは、これまで筆者が行ってきた調査・研究成果(主に質的調査が中心となる)を元に、日本のネットユーザーをいくつかのクラスターに分類し、それぞれの独特の行動様式とリアリティを概観するとともに、なぜ人々はそれぞれのクラスターへと分化していくのか、そのメカニズムを明らかにしてみたい。主な分析対象は、2000年代時点での10代〜30代。PC/モバイルの利用動向については限定しない。むしろ、一般に指摘される「PC/モバイル系ユーザーの溝(棲み分け)がなぜ生じているのか」という点についても、分析の対象とする。また、ネット環境の調査・研究についての方法論的問題(具体的には、大規模かつ定点的な定量調査を行うことの困難)についても言及する予定である。
【独自性】これまでのネット社会論・ネットユーザ論では、「2ちゃんねらー」「ブロガー」「mixiユーザー」「ニコ厨」「iPhoneユーザー」といった特定サービスの利用者(普及学の用語を使えば「アーリーアダプター層」)をピックアップしたうえで、「彼/彼女たちこそが、未来の姿を先取りする、先進的かつ代表的なネットユーザーである」といった主張を展開するものが大半であった。しかし、ネット環境はとかく変化のスピードが速い(速かった)ことから、こうした分析の有効期限は短期的なものとならざるをえない。これに対し本セミナーでは、「なぜそのユーザが、あのサービスではなく、このサービスの住人になるのか」という《棲み分け》のプロセスに着目することで、ある程度の環境変化にも耐えうる抽象度を担保した、概念ツールの提示を目指す。
【参考図書】以上のような生態分析については、すでに拙著『アーキテクチャの生態系』の中で、この10年間に出現した日本特有のウェブサービス2ちゃんねるWinnymixiニコニコ動画など)を対象に、「アーキテクチャ(設計構造)」の進化論的分析を試みた。本セミナーでは、本書の枠組みを基礎としながら、「人格システムとアーキテクチャのマッチング(および共進化)」という観点から分析を展開する。また、そこでは主に2000年代以降の現象・動向を扱うことになるが、80〜90年代との比較/からの遷移、という観点から、社会学者・宮台真司の90年代の著作(『サブカルチャー神話解体』『制服少女たちの選択』)を主に参照しながら考察を行う。
【対象者】本セミナーの対象者は限定されないが、特に(インタラクティブ)メディア・広告・マーケティング関係の実務者・研究者、あるいは若者論に関心のある向きであれば、より実りある対話ができるものと期待している。


濱野智史(はまの・さとし)
批評家。株式会社日本技芸リサーチャー。1980年生まれ。慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科修士課程修了。専門は情報社会論。2006年までGLOCOM研究員として、「ised@glocom:情報社会の倫理と設計についての学際的研究」スタッフを勤める。著書に『アーキテクチャの生態系』(NTT出版)。

第31回西荻ブックマーク!

2009年4月19日(日)
第31回西荻ブックマーク 「すごい写真」を語る

出演:大竹昭子
会場:スタジオマーレ
開場16:30/開演17:00
料金:1500円(会場でお支払い下さい)

撮影者のプロ・アマを問わず、大竹昭子さんが「すごい」と感じた写真100枚を選び、それぞれに短文を付けた『この写真がすごい2008』(朝日出版社)。大きな話題を呼んだ同書の2009年度版刊行を前に、収録候補作の紹介などをまじえつつ、写真の不思議さ、面白さについて語っていただきます。

大竹昭子(おおたけ・あきこ)
1950年東京生まれ。作家。執筆活動のほかにも、トークと朗読の会「カタリココ」を開催するなど、多方面で活躍中。著書に『眼の狩人』(ちくま文庫)、『図鑑少年』(小学館)など多数。
第31回西荻ブックマーク! | 西荻ブックマークお知らせ

100%ORANGE仕事集『100%ORANGE ILLUSTRATIONS  GOOD SMILE』(玄光社)刊行記念
100%ORANGE トークショー
出演:及川賢治(100%ORANGE
「ぼくの仕事と半生、お話します。」
2009年4月19日(日)13:00〜15:00(開場12:30)
会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
定員:120名様
入場料:税込500円
青山ブックセンターオンラインストアにて要予約・入場料精算
申し込み方法:
青山ブックセンターオンラインストアにてWEBチケットをご購入ください。
http://www.aoyamabc.co.jp/05/
お問い合わせ電話:
青山ブックセンター本店・03-5485-5511
お問い合わせ受付時間:10:00〜22:00
チケット販売開始日:2009年3月19日(木)10:00〜

イベントの詳しい内容や最新情報は青山ブックセンターのウェブサイトをご覧ください。
http://www.aoyamabc.co.jp/10/

『はじめてのこそだて 育児道』『ごめんねターブゥ』(ソニー・マガジンズ発売記念)
渡辺満里奈 サイン本お渡し会

2009年4月12日(日)16:00〜17:00
会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
整理券配布数:各書籍100名様
参加方法:2009年3月19日(木)10時より青山ブックセンター本店にて、サイン本お渡し会参加整理券(兼、『はじめてのこそだて』(税込1,890円)/『ごめんねターブゥ』(税込1,575円)引換券)を販売いたします。
※整理券は、お一人様各1枚までとさせていただきます。整理券はなくなり次第終了となります。
※『はじめてのこそだて』『ごめんねターブゥ』(渡辺満里奈さんサイン入り)は整理券と引き換えに、当日会場にて、ご本人よりお渡しいたします。
お問い合わせ電話:青山ブックセンター本店・03-5485-5511
受付時間: 10:00〜22:00
整理券発売開始日:2009年3月19日(木)10:00〜

イベントの詳しい内容や最新情報は青山ブックセンターのウェブサイトに掲載されます。どうぞご覧下さい!!
http://www.aoyamabc.co.jp/10/