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絶望する社会に希望はあるか

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PLUSONE パネルディスカッション
秋葉原通り魔事件──絶望する社会に希望はあるか」
秋葉原通り魔事件は単なる半狂人による特殊な犯行ではない。宮崎勤幼女殺人事件、オウム事件酒鬼薔薇事件と続くこの20年の社会の闇の部分──若者達の不満や怒りを見据えないと、事件の真相は見えてこない。『現実でも一人。ネットでも一人』という絶望的な状況で人は脱社会化するしかないのか?

【出演】宮台真司社会学者)、東浩紀(哲学者/批評家)、切通理作(評論家)、雨宮処凛(作家)、他
【司会】藤井良樹ルポライター

Open 18:30/Start 19:30
¥1500(飲食別)
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8月1日(金)
17:30〜上映(17:00開場)
 「悲しみよこんにちはBonjour tristesse 1958(93分)
  監督/オットー・プレミンジャー 音楽/ジョルジュ・オーリック
19:30〜講演
  上野耕路(ミュージシャン)
http://www.athenee.net/culturalcenter/program/ongakubigaku/ongakubigaku.html

官能と文間 官能小説から読み解く「文間」という文章表現のありかたについて

<ゲスト> 川崎昌平(小説家/美術家)

■「一つの文と文との間をどのようにして飛ぶか、その筆勢は教えにくいもので、会得するほかはない。その人の持っている特色です。この文間文法の技巧は、ぜひおぼえてほしい」(鶴見俊輔「文章心得帖」より)。
■馴染みがあるようで、あまりない、わかるようで、やはりよくわからない、「文間」の概念。その「文間」の意味を問うべく、また、あるかもしれない可能性を追求すべく、異端文士川崎昌平が立ち上がった。官能小説における積年の研究をベースに、広く文章表現全般に渡って思考を重ね、実践的に言語を構成した成果をちらりとご紹介するワークショップ。アカデミックな要素がありそうで実はまったくない哄笑必至のトークショー。でもひょっとするとひょっとして「官能」と「文間」の不思議な相互関係が見えてくるかもしれません。

日時:2008年8月1日(金)20:00〜22:00
会場:Otto Mainzheim Gallery(アクセス)
定員:30人(予約制) 参加費:1,000円(1ドリンク付)

【 プロフィール 】
川崎昌平|Shouhei Kawasaki
1981年生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。文章表現をベースに幅広く活動するアーティスト。著書に『知識無用の芸術鑑賞』『ネットカフェ難民』(どちらも幻冬舎新書)『若者はなぜ正社員になれないのか』(ちくま新書)がある。『美術手帖』『翼の王国』などの雑誌に寄稿。
CAMP: TALK: 0801