シンポジウム 「表現の規制と自由 ―― ろくでなし子逮捕事件、そして、身体表現のポリティクス」
今年7月、芸術家で漫画家、そしてコラムニストとして活動しているろくでなし子さんが「わいせつ電磁的記録媒体頒布罪」で逮捕されました。そのアート活動の一環として自分の女性器の3Dスキャンデータを配布したというのがその理由です。
また8月には、愛知県美術館で開催されていた「これからの写真展」で鷹野隆大さんの写真作品がやはり警察からの〈指導〉により、作品展示の方法を変更するという事件が起きました。この二つの事件は、表現活動に対し公権力が介入する事例として、現在の政治、社会、経済、文化の中でどのように関連付けることができるのでしょうか?また、表現の自由と規制、特に猥褻物と芸術との関係をどのように考えることができるでしょうか。
本シンポジウムでは、最初にろくでなし子さんの事件を中心に、その法的な問題を理解した上で、社会学、政治学、美術史、ジェンダーなどの文脈やアーティストの実践から徹底的に議論します。■ 概要
日時:2014年10月5日(日)14:00-18:00
会場:東京藝術大学北千住キャンパス スタジオA
住所:東京都足立区千住1-25-1
定員:100人 (定員に達し次第締め切ります)
お申し込み:件名を「表現の規制と自由シンポジウム参加申し込み」とし、氏名(ふりがな)、ご所属/肩書き、ご連絡先(電話番号・メールアドレス)を明記の上お申し込み下さい。
(本シンポジウムは東京藝術大学及び現代美術政治研究会の教育・研究活動の一環として開催されます。入場は無料ですが、学内の教員・学生の入場を優先いたしますので、あらかじめご了承をお願いいたします)
申し込み/お問い合わせ先:art.politics.studies@gmail.com
主催:現代美術政治芸術研究会 狩野愛(東京芸術大学大学院博士後期課程)
東京芸術大学大学院音楽文化学芸術環境創造領域毛利嘉孝研究室
助成:武藤舞音楽環境創造教育研究助成金■ 登壇者
ろくでなし子(造形作家、漫画家、コラムニスト)
山口貴士(弁護士、ろくでなし子弁護団メンバー)
木下直之(文化資源学、東京大学大学院教授)
山田久美子(女子現代メディア文化研究会)
平川麻紀(弁護士)
小倉利丸(経済学、富山大学教授)
柴田英里(アーティスト、文筆家)
BARBARA DARLINg(アーティスト)
毛利嘉孝(社会学、東京藝術大学准教授)
狩野 愛(アートアクティビズム研究、東京藝術大学大学院博士後期課程)スケジュール 内容 登壇者
14:00-14:15 問題提議 狩野愛(東京藝術大学)
14:15-15:30 トークセッション1
ろくでなし子(造形作家、漫画家、コラムニスト)
山口貴士(リンク総合法律事務所)
木下直之(東京大学)
司会:狩野愛(東京藝術大学)
15:30-15:45 休憩
15:45-16:30 トークセッション2
小倉利丸(富山大学)
山田久美子(女子現代メディア文化研究会)
平川麻紀(弁護士)
毛利嘉孝(東京藝術大学)
16:30-16:45 休憩
16:45-18:00 全体討議
コメント:
BARBARA DARINg(アーティスト)
柴田英里(アーティスト、文筆家)
応答:
ろくでなし子(造形作家、漫画家、コラムニスト)
山口貴士(リンク総合法律事務所)
木下直之(東京大学)
山田久美子(女子現代メディア文化研究会)
平川麻紀(弁護士)
小倉利丸(富山大学)
司会:毛利嘉孝+狩野愛(東京藝術大学)
シンポジウム 「表現の規制と自由 —— ろくでなし子逮捕事件、そして、身体表現のポリティクス」【終了】 | 東京芸術大学 音楽環境創造科
- 作者: 小島多恵子
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2014/10/05 Sun
小島多恵子×森まゆみ
「地域を変える文化の力」
『ふるさとをつくる
――アマチュア文化最前線』
(筑摩書房)刊行記念
日本は今も昔も世界に冠たる「アマチュア文化大国」だ。さまざまな個人・団体が補助金など当てにせず、地域文化を愛する一心で多くの祭りやイベント、芸能をじつに豊かに息づかせている。その情熱を支えているものは何か。
地域文化のスペシャリストとして長年、サントリー地域文化賞の選定に関わってきた小島多恵子氏と、雑誌『谷根千』などで地域の歴史と文化を掘り起こし、その活動でサントリー地域文化賞も受賞している作家・森まゆみ氏が、地方に根ざす文化の魅力と面白さを語り尽くす。
【プロフィール】
・小島多恵子(こじま・たえこ)
1959年生まれ。大阪大学文学部美学科卒業後、サントリー文化財団職員に。現在、サントリー文化財団上席研究員。30年以上にわたり、サントリー地域文化賞、研究助成、シンポジウムなどの事務局を担当。仕事とプライベートの両面で、日本全国の祭りやコミュニティ活動を探訪。著書『文化が地域をつくる』(共著、学陽書房)、『「地元」の文化力』(共著、河出ブックス)など。・森まゆみ(もり・まゆみ)
1954年東京都生まれ。84年、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』創刊。近代建築の保存や上野不忍池保全などにも関わり、サントリー地域文化賞、建築学会賞などを受賞。文化庁文化審議委員として文化財保存に努める。著書に『谷中スケッチブック』『不思議の町 根津』『千駄木の漱石』『東京ひがし案内』(以上、筑摩書房)、『『青鞜』の冒険』(平凡社、紫式部文学賞)、『反骨の公務員、町をみがく――内子町・岡田文淑の町並み、村並み保存』(亜紀書房)など。
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
出演 _ 小島多恵子
森まゆみ
時間 _ 15:00〜17:00 (14:30開場)
場所 _ 本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order
http://bookandbeer.com/blog/event/20141015a_furusatowotsukuru/