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国家と力

ハードコア - 阪根Jr.タイガース

ネイションの「力」とはなにか 『国力論』刊行記念トーク・イベント
中野剛志 × 萱野稔人
■2008年6月13日(金) 18:30〜
場所:ジュンク堂新宿店8階喫茶
入場料:1000円(ドリンク付き・定員40名)

ご予約は7階レジカウンターで承ります。
お電話でのご予約も承ります(03−5363−1300)

 70年代後半からはじまった新自由主義の流れ、そして冷戦崩壊後に加速したグローバリゼーション全盛の時代において、左派・右派問わず、〈共〉を切り崩す社会に強い危機感を表明している。しかし、われわれは一体この状況にどう介入できるのか?
 こうした状況に一石を投じるべく、久しぶりに登場した本格的な知性――若手経産官僚で、イギリス民族学会(ASEN)賞を受賞した中野剛志氏。一方、『国家とはなにか』の出版以降、知の流派を飛び越え、国家やナショナリズムへの原理的な探求を促してきた萱野稔人氏。
 長らく左派・右派の間で評価が真っ二つに割れていたネイションの「力」をめぐって、その「保守的」かつ「対抗的な」可能性を見定める、異色にして正統な、熱き対話がついにここに開かれる。<講師紹介>

中野剛志(なかの・たけし)
1971年生まれ。1996年、東京大学教養学部教養学科(国際関係論)を卒業後、通商産業省(現経済産業省)に入省。2000年より3年間、英エディンバラ大学大学院に留学。2001年同大学院より優等修士号取得。2003年同大学院在学中に書いた論文が、イギリス民族学会(ASEN)Nations and Nationalism Prizeを受賞。2005年同大学院より博士号(社会科学)を取得。現在、経済産業省資源エネルギー庁新エネルギー対策課課長補佐。2008年5月、初の単行本『国力論 経済ナショナリズムの系譜』が以文社より刊行された。

萱野稔人(かやの・としひと)
1970年生まれ。パリ第10大学で博士号取得(哲学)。現在、津田塾大学国際関係学科准教授。著書に『国家とはなにか』(以文社)、『カネと暴力の系譜学』(河出書房新社)、『権力の読み方』(青土社)。『VOL』『思想地図』『ロスジェネ』等、さまざまな媒体に登場する、今後の活躍がもっとも期待される思想家のひとり

http://www.junkudo.co.jp/newevent/evtalk-shinjyuku.html#20080613shinjuku

2008年度 女性学公開研究会 第4回「介護される側の論理:当事者主権をめぐって」 日 程:2008年6月13日(金)18:30〜20:30
会 場:城西国際大学東京紀尾井町キャンパス 302教室
東京都千代田区紀尾井町3-26
テーマ:「介護される側の論理:当事者主権をめぐって」
 講師:上野千鶴子東京大学大学院教授)
主 催:城西国際大学大学院女性学専攻 ジェンダー・女性学研究所


Visioconference: 日仏学院、6月13日(金)、19時  
http://www.institut.jp/agenda/evenement-fr.php?evt_id=994

ブリュノ・ラトゥール  虚構の「近代」
『 Nous n’avons jamais ete modernes.... 』

Bruno LATOUR 金森 修
出演
ブリュノ・ラトゥール
フランス国立工芸技術院(CNAM)や国立高等鉱山学校で長い間教鞭を執る。現在は複数の大学の教壇に立ち、政治学院の副学長でもある。組織に関する社会学センターの客員教授を務め、2007年からはフランス基金文化委員会の代表に就任している。
80年代以降、「科学社会学」を代表する人物としてフランスは勿論、世界的に知られている。カルフォルニアにある神経内分泌学の研究所においてどのような過程で科学的生産がなされていったかを文化人類学の立場から叙述した初期の業績『研究所の営み:科学における生産について』と技術・科学生産と社会や文化の進展の関係について考察した『科学がつくられているとき−人類学的考察』(産業図書, 1999年)は、現在この領域における古典的著作となっている。
ブリュノ・ラトゥールは、その後、研究の範囲を著しく拡げていった。科学活動を中心に見据えながらも、彼の仕事は次第に科学についての社会=人類学から現代の社会=人類学に移っていった。
その著作『Nous n'avons jamais ete modernes: essai d'anthropologie symetrique』(Paris, La decouverte 1997, 2006に再版)は新評論から2008年夏に『虚構の「近代」』として出版される予定である。このテクストの中でラトゥールは、現代社会を支えていると彼が見なしている自然と文化の分離という原理に疑問を呈している。そして現代性はこのような二項対立を乗り越えることによって、これから創り出すべきものだとしている。

金森 修
東京大学大学院教育学研究科教授で科学思想史とフランス科学認識論の専門家。パリ大第一大学で哲学博士を取得。カンギレム、フーコーバシュラールベルクソンらの思想を長年研究している。1990年代には、アメリカの社会科学、生命倫理学もその研究領域としている。著書には『フランス科学認識論の系譜』(勁草書房、1994年刊)、『科学思考の考古学』(人文書院、2004年刊)、『遺伝子改造』(勁草書房、2005年刊)他がある。


アクセス:東京でフランス語学校・教室・講座を探しているならアンスティチュ・フランセ東京(旧東京日仏学院)。日本最大規模のフランス文化センターです。Institut français du Japon - Tokyo
予約:NPO ヨリアイ

第150回 八重洲ブックセンター特別講座(東洋文庫フェア開催記念)
斎藤美奈子先生講演会 『「女大学」の愉しみ方』
「女大学(おんなだいがく)」とは、女子大のことではなく、女子はこうあれ、という女子教育の指南書のこと。この手のトンデモお節介本が、......


関連書:『女大学集』平凡社東洋文庫302、定価 \2,625(税込)
ISBN:9784582803020(ISBN_10:4-582-80302-4)

日 時:2008年6月13日(金)
18:30〜20:00(開場18:00)
会 場:八重洲ブックセンター 本店8階ギャラリー
募集人員:100名(先着順)
参加費:無料
申込方法:申込書に必要事項を明記の上、1Fレファレンスコーナーまで。 申込用紙は同コーナーに用意しております。また、電話 03-3281-7797 にても承 ります。
主 催:八重洲ブックセンター /協賛:平凡社
【講演者紹介】斎藤美奈子(さいとう・みなこ)
文芸評論家。1956年、新潟市生まれ。成城大学経済学部卒業。児童書等の編集者を経て、1994年に『妊娠小説』(ちくま文庫)でデビュー、各紙誌で文芸評論や書評などを執筆する。「朝日新聞」書評委員などを務めた後、2008年4月から同紙の文芸時評を担当。他の著書に『紅一点論』『趣味は読書。』『文章読本さん江』(ちくま文庫)、『読者は踊る』『あほらし屋の鐘が鳴る』『モダンカール論』『文壇アイドル論』『麗しき男性誌』『文学的商品学』(文春文庫)、『戦下のレシピ』(岩波アクティブ新書)、『L文学完全読本』(編著、マガジンハウス)、『物は言いよう』(平凡社)、『誤読日記』(朝日新聞社)、『冠婚葬祭のひみつ』(岩波新書)、『たまには、時事ネタ』(中央公論新社)、『それってどうなの主義』(白水社)、『本の本』(筑摩書房)などがある。2002年に『文章読本さん江』で第一回小林秀雄賞受賞。
http://www.yaesu-book.co.jp/events/index.html#saitoh