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ネグリさんとデングリ

[rakuten:book:12858950:detail]

本の内容

左翼に延命の途はあるのか?疲弊した左翼をいかに再生するか?左翼政権を支えた社民的な思考モデルが時代遅れになる一方で、シアトルやジェノヴァの抗議デモ、メキシコのサパティスタの蜂起など、グローバル資本に対抗する新しいうねりが生じている。ベルリンの壁が崩壊した一九八九年以降、全世界が“帝国”化へ向かうなかで起きた様々な出来事を考察し、現状に即応できない社会主義・社民的思考に引導を渡すとともに、「みんなでひとつになる」ことを目指す柔軟な闘争形態に、グローバル民主主義への新たな希望を見出す。

目次

1 さらば社会主義社会主義はなぜ頓挫したのか―壁崩壊から考える
“共”はいかに発見されたか―パリのストライキから考える
“帝国”時代の戦争をどう捉えるか―ユーゴ紛争から考える)
2 マルチチュード出現!(運動はどう変化したのか―シアトルのデモから考える
ネットは運動にどう影響したのか―サパティスタの蜂起から考える
なぜ暴力は正当化されるのか―ジェノヴァのデモから考える
労働はどう変貌するのか―移民問題から考える)

著者情報

ネグリ,アントニオ(Negri,Antonio)
1933年生まれ。元パドヴァ大学政治社会科学研究所教授。70年代にはアウトノミア運動の中心人物となる。79年、テロ事件にかかわった容疑により逮捕・投獄されるが、フランスに亡命。現在は、完全に自由の身となり、研究・著述を続けている

廣瀬 純(ヒロセ ジュン)
1971年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程(芸術学)修了。パリ第三大学映画視聴覚研究科DEA課程修了。現在、龍谷大学経営学部専任講師。専攻は、映画論、現在思想、仏西伊語圏地域研究。仏・映画批評誌『Vertigo』編集委員

シェルジ,ラフ・バルボラ(Scelsi,Raf Valvola)
1957年、ミラノ生まれ。ベルガモ大学で教鞭をとるほか、出版業でも働いている

TALK: 0330 】
日本・現代・アニメ(美術)
<ゲスト>
黒瀬陽平(美術家、アニメ評論家、Review House 編集員)

■90年代以降から言語化され、現象として認知されはじめた「萌え」は、現在日本のアニメを理解する上で、もっとも重要なキーワードのひとつである。いまや国内で制作され、流通しているアニメの半数以上は「萌えアニメ」であると言えるだろう。
ゼロ年代以降、異常な早さで独自の表現を獲得してきた「萌えアニメ」は、一方で男性的な欲望を露骨に反映させたものであるとして、「レイプファンタジー」等々といった批判を浴びている。
■今回は「萌えアニメ」の表現技法を、美術批評の言葉で分析することを試みる。それによって、これまで映画批評の言葉でしか語られてこなかったアニメを、人によって描かれた表現として分析し、「萌えアニメ」の表現論を構築するとともに、現在極度に閉塞しつつある日本の美術批評について考える。

日時:2008年3月30日(日)19:00〜21:00
定員:30人(予約制) 参加費:1,000円(1ドリンク付)
MUSEUM OF TRAVEL
http://d.hatena.ne.jp/kaichoo/20080405/1207538094

ネグリさんとデングリ対話」 ―マルチチュード饗宴― 春一番、コケツマロビツ、デングリがえり

日時 2008年3月29日(土)・30日(日)
会場 東京藝術大学 上野校地美術学部構内
主催 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科、同油画科、音楽学部音楽環境創造科、大学院映像研究科
共催 財団法人 国際文化会館東京大学大学院情報学環・学際情報学府
会費 無料・事前申込不要

当日整理券発行のお知らせ。
3月30日(日)に行われる「芸術とマルチチュード」(13時〜14時半)「大ラウンド・テーブル「マルチチュードか、プレカリアートか?」── この国の「路上」からトニ・ネグリを歓待する 」(15時〜19時)の開催にあたり、入場者数が会場収容可能人数を大幅に越えることが予想されますので、やむなく議論会場入場に限り、当日整理券を発行いたします。3月30日、午前11時より絵画棟前で当日整理券を発券いたしますので、お早めのご来場をお願いいたします。

※先着順、お一人様、各一枚限り。入替え有。(定員:各200名)
※休憩時間など途中出入の際は、整理券を持参してください。
※同時ビデオ中継:議論を同時中継する予定です。議論会場に入りきれない方々は、別室で聴講することが出来ます。
※他のプログラム会場の入場に整理券は必要ありません。

整理券受取後は開場時刻(12時45分)まで、映画、展示、医療関係展示、カフェ 他のプログラムをお楽しみいただけます。なお、3月30日(日)午前は、
・10時半〜:餅つきでネグリ氏来校歓迎
・12時正午〜:田中 泯ダンス・パフォーマンス<場踊り>
が行われます。

C会場 17:30〜
「銀河系」制作・監督:足立正生/75分/1967年
白いドレスの女」「黒い風の山伏」「影」といった断片的な形象が紡ぐ物語。“パレスチナ”以前、日大映研時代の足立正生にようる自主制作映画。

問い合せ先 ネグリデングリ@芸大実行事務局 050-5525-2606 または
http://www.negritokyo.org/ 
info*negritokyo.org(メールを送られる際は*を@に変えて下さい)

http://www.negritokyo.org/geidai/