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『Sakhalin』からサハリン残留韓国・朝鮮人を考える

6/30 (金)19:00 - 20:00 新田樹、清水知佐子 木村伊兵衛写真賞受賞作『Sakhalin』からサハリン残留韓国・朝鮮人を考える  CHEKCCORI(チェッコリ)https://chekccori230630.peatix.com

ロシア・サハリン州に暮らす、サハリン残留朝鮮・日本人を追った新田樹、初の写真集。2015年5月に開催された個展「サハリン」および、2022年6月に開催された個展「続サハリン」を併録。全P164、写真110点、英訳冊子付属。 日本統治時代に樺太とよばれたこの地には、1945年8月の日本敗戦時、約35万人の日本人と2万~4万3千人の朝鮮人が取り残されていた。戦後ソ連領となったこの地から日本人の多くは引き揚げたが、朝鮮人とその配偶者であった日本人は、その後数十年にわたりこの地を離れる事はかなわなかった。 著者が初めてサハリンを訪れたのは1996年のことだった。戦後からおよそ50年、未だこの地で日本の言葉が日常的につかわれている事を知った。それは、単に話せる事とは違う何か、その後何度も繰り返される問いの始まりとなった。 歴史が記憶の堆積物ならば、降り積もり埋もれてしまう。単純に割り切る事のできない思いを抱え生きる姿に、今なら向き合えるのでないかと動き出したのは、それから14年後の2010年のことだった。ロシア・サハリン州に暮らす、サハリン残留朝鮮・日本人を追った新田樹、初の写真集。2015年5月に開催された個展「サハリン」および、2022年6月に開催された個展「続サハリン」を併録。全P164、写真110点、英訳冊子付属。 日本統治時代に樺太とよばれたこの地には、1945年8月の日本敗戦時、約35万人の日本人と2万~4万3千人の朝鮮人が取り残されていた。戦後ソ連領となったこの地から日本人の多くは引き揚げたが、朝鮮人とその配偶者であった日本人は、その後数十年にわたりこの地を離れる事はかなわなかった。 著者が初めてサハリンを訪れたのは1996年のことだった。戦後からおよそ50年、未だこの地で日本の言葉が日常的につかわれている事を知った。それは、単に話せる事とは違う何か、その後何度も繰り返される問いの始まりとなった。 歴史が記憶の堆積物ならば、降り積もり埋もれてしまう。単純に割り切る事のできない思いを抱え生きる姿に、今なら向き合えるのでないかと動き出したのは、それから14年後の2010年のことだった。

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