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和合亮一 詩の朗読とトーク

岡田利規× 石川直樹 KAAT オープントーク Vol.2 開催のお知らせ2011.06.24

KAAT オープントーク Vol.2

『ポスト3.11の論点−ぼくらの「リアル」について考える』

岡田利規 (劇作家・小説家) × 石川直樹 (写真家)

 3月11日14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震は、関東以北に暮らす日本人の心に、少なからぬ影響を及ぼしました。巨大地震津波という天災、またその後の福島第一原子力発電所メルトダウンによる放射性物質の大量放出という人災により、あたりまえのように続くと思っていた「日常」が崩れさりました。

 日本人の多くは今まで「社会の大事」を「対岸の火事」として看過してきたように思えます。看過しても、自明の日常がふつうのように続いたからです。しかし今回の震災ばかりは多くの人が「対岸の火事」として見過ごせずにいます。自分の身体で揺れを感じ、自分の生活に放射能が侵入したことで、情報摂取、消費行動、国政関与、社会参画、環境問題、などといったものごとへの考え方や行動指針を再検討せざるをえなくなっているのです。

 しかし再検討すべきという必然性は感じながら、果たしてどのようにその違和感を読み解いていくべきか、ポスト3.11の日常=リアルとどうつきあっていくべきか、が現段階では漠然としていて個々人の力だけでは掴みきれません。

 そこで同時代のリアルを読むことに対し非常に高い感受性をもつ、劇作家・小説家の岡田利規さんと、写真家の石川直樹さんを招き、彼らふたりが「今まさに感じていること」を語って頂こうと思います。そして、岡田さんの頭脳的な言葉と、石川さんの身体的な言葉から、「ポスト3.11のリアル」を読みとくキーワードのようなものが見えてくればと思います。

 お二人が公の場で「3.11」について語られるのは、今回のトークが初めてです。活発な意見交換の場になるよう、ご来場者の皆様から質問をお受けしたいと思います。皆様、ふるってご参加ください。


(モデレーター:ジャーナリスト 岩城京子)


日時 7月2日(土) 19:00開始 (18:30開場) 1時間30分程度の予定。

出演:

 岡田利規(劇作家、小説家)

 石川直樹(写真家)

司会:

 岩城京子 (ジャーナリスト)

会場:

 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ

参加方法(入場無料):

■事前申込:イベント名(KAATオープントーク)、代表者名、人数(4名まで)、連絡先(メール、電話、FAX番号等)を明記の上、メールかFAXでお申し込み下さい。(締め切り:7月1日(金)午後6時)

(1)メールでのお申し込み先: oubo@kanagawa-af.org

(2)FAXでのお申し込み先: FAX:045−681−1691

■当日券: 当日券をご用意しています(100枚程度の予定)。受付で午後6時より配布します。

問い合わせ:KAAT神奈川芸術劇場 電話:045−633−6500


http://www.kaat.jp/news/2011/06/kaat-vol2.html

KAI-YOU presents
STORY⇔HISTORY―ハイパーリアル時代の「物語」の可能性―

古川日出男×福嶋亮大 ※司会:武田俊(KAI-YOU)

■2011年7月2日(土)18:45〜(開場18:15〜)

様々なツールの発達とともに、かつてのフィクションの描いた世界が現実となっている今日の世界。そこでは現在の状況が演算され、より良い現実のためのシミュレーションとなっている。社会学ボードリヤールが〝ハイパーリアル〟と名付けたこのような状況で、「物語」には高度に発達したテクノロジーと連動した、新たな想像力の可能性が期待されていた。しかし今回の震災によって変貌したこの世界において、そんな進歩史観は難しい。では、一体いま「物語」には何が可能なのだろうか。
近年では『聖家族』や『MUSIC』等で知られざる「歴史」を言葉の力によって構築し、『新潮』7月号にて原発問題にゆれる故郷・福島を舞台とした「馬たちよ、それでも光は無垢で」を発表した作家・古川日出男 氏と、『神話が考える』にて先述した〝ハイパーリアル〟を下敷きにジャンルを横断した批評を試み、評論家・福嶋亮大氏をお迎えし、震災以降に「物語」が託された課題や可能性と、これまでの「歴史」との関係性について探る。

◇会場 ジュンク堂書店新宿店 8階カフェにて
◇定員 50名(お電話又はご来店にてお申し込み先着順)
◇入場料 1,000円(1ドリンク付き)
◇参加ご希望のお客様は7Fカウンターにてお申し付けください。

電話でのご予約も承ります。
お問合わせ先:ジュンク堂書店新宿店 電話:03-5363-1300
http://www.junkudo.co.jp/tenpo/evtalk-shinjyuku.html#20110702shinjuku

「東京人」創刊25周年記念 「私は、東京人」BNフェアイベント
電車に乗って、東京散歩

池内紀×丸田祥三×高橋栄一

■2011年7月2日(土)19:30〜

「都市を味わい、都市を批判し、都市を創る」をキャッチフレーズに、歴史、文化、風俗、建築物、文学、風景といった東京という都市が生み出すさまざまな現象を探り、魅力を探ってきた「東京人」は、今年で創刊25周年を迎えます。町歩きの達人たちが、「電車」をキーワードに、とっておきの町の楽しみ方をお話します。また6月11日〜7月10日まで、1階雑誌売場壁面にて「東京人」バックナンバーフェアも開催。

☆会場・・・4階喫茶にて。入場料1,000円(ドリンク付)
☆定員・・・40名
☆受付・・・1階サービスカウンターにて。電話予約承ります。
ジュンク堂書店 池袋本店 TEL. 03-5956-6111 FAX.03-5956-6100

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2011年7月02日(土)13:00〜(開場12:30〜)
『詩ノ黙礼』刊行記念
和合亮一 詩の朗読とトークのイベント
イベント内容

和合亮一さんは、福島在住の高校教師で詩人です。3・11に被災し、その後ツイッター上にて猛烈な勢いで詩を詠みました。その連続ツイートはひと月余りで1万人のフォロワーを集め、新聞、テレビなどで大反響を呼んでいます。そうして書かれた詩の一部が待望の書籍となりました。この『詩ノ黙礼』刊行を記念して、詩の朗読と、福島の近況を語るトークショーを開きます。和合さんが撮影した現地の写真も、スライドショーでお見せいたします。

トークショー終了後にサイン会を行います。
サイン対象書籍:『詩ノ黙礼』(新潮社)ほか、和合さん著書
為書あり

料金 税込700円

会場 ABC本店内・カルチャーサロン青山

定員 100名様

受付開始日時 2011年6月13日(月)10:00より受付

以下の2通りの方法からお申し込み頂けます。
オンラインストアにて受付いたします。
・開催店舗にて受付いたします。

http://www.aoyamabc.co.jp/event/wago-talkevent/