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発酵文学研究会によるソール・ライターの写真と浮世絵

渋谷区渋谷2丁目21 | By 森岡書店

 
渋谷ヒカリエ9F ヒカリエホール ホールAで開催される展覧会「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」の関連企画として、森岡書店 渋谷ヒカリエ店ソール・ライター日本関係蔵書展を行います。これらの蔵書は、ニューヨークのソール・ライター財団が管理しており、 今回、特別に出展の許可を得ることができました。蔵書を通して、ソール・ライターがどれほど日本の文化に心を寄せていたかを知る機会にしたいと考えています。

渋谷ヒカリエ8F 8/COURT」
森岡書店 渋谷ヒカリエ
「ソール・ライター日本関係蔵書展」
2023年7月8日[土]─7月23日[日] 休館日なし



ソール・ライターは、葛飾北斎安藤広重、鈴木春信など、浮世絵に関する蔵書を多く持っていました。発酵文学研究会のメンバーのトークイベントでは、それぞれが好きな「ソールの写真と浮世絵について」話します。(受付開始18時30分~)

また、ソールの蔵書の1冊にあった「ソームズと日本を旅した思い出に。1974年。」という架空の書き込みをヒントに、もし、本当にソールが来日していたなら、日本のどこを案内するかなども話します。

菓子作家・小川紗季さんによる珈琲どら焼きをお土産としてお持ち帰りください。
小川さんはソールの蔵書『How to Wrap Five Eggs: Traditional Japanese Packaging』に着目し
「この本を開いたとき、こんな風に包まれた日本の菓子に想いを馳せたかもしれない」という観点から彼が愛した珈琲を練り込んだオリジナルのどら焼きを開発しました。

展覧会 「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」は

渋谷ヒカリエ9F ヒカリエホール ホールAで開催。

2023年7月8日[土]─8月23日[水] 休館日なし




発酵文学研究会
作家の朝吹真理子さんを発起人とし、発酵デザイナーの小倉ヒラクさん、情報学研究者のドミニク・チェンさん、森岡、コンテクストデザイナーの渡邉康太郎さん5名が参加する文学研究会。2ヵ月に一度のペースで、メンバーが順番にお題となる本を1冊を選び、それをみんなで読み込んで発表し合う。



朝吹真理子
作家。1984年、東京生れ。2009年、「流跡」でデビュー。2010年、同作でドゥマゴ文学賞を最年少受賞。2011年、「きことわ」で芥川賞を受賞した。最新作はエッセイ集「だいちょうことばめぐり」(河出書房新社)。



小倉ヒラク
発酵デザイナー。「見えない発酵菌たちのはたらきを、デザインを通して見えるようにする」ことを目指し、全国の醸造家や研究者たちと発酵・微生物をテーマにしたプロジェクトを展開。アニメ『てまえみそのうた』でグッドデザイン賞2014を受賞。著書に『発酵文化人類学』『日本発酵紀行』。YBSラジオ『発酵兄妹のCOZY TALK』パーソナリティ。下北沢『発酵デパートメント』オーナー。


photo/Takaya Sakano
ドミニク・チェン
博士(学際情報学、東京大学)。NTT InterCommunication CenterI研究員、株式会社ディヴィデュアル共同創業者を経て、現在は早稲田大学文学学術院教授。1981年生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)Design/MediaArts専攻を卒業後、NPOクリエイティブ・コモンズ・ジャパン(現・コモンスフィア)を仲間と立ち上げ、自由なインターネット文化の醸成に努めてきた。近年では21_21 DESIGN SIGHT『トランスレーションズ展―「わかりあえなさ」をわかりあおう』(2020/2021)の展示ディレクター、グッドデザイン賞審査員(2016〜)を務めるほか、人と微生物が会話できる糠床発酵ロボット『Nukabot』(Ferment Media Research)の研究開発や、不特定多数の遺言の執筆プロセスを集めたインスタレーション『Last Words / TypeTrace』(遠藤拓己とのdividual inc. 名義)の制作など、国内外で展示を行いながら、テクノロジーと人間、そして自然存在の関係性を研究している。




森岡督行
森岡書店代表。1974年生まれ。近著に『800日間銀座一周』(文春文庫)、『ショートケーキを許す』(雷鳥社)がある。資生堂花椿』と小学館本の窓』 、ハースト婦人画報社『Richesse』などでコラムを連載中。




渡邊康太郎
Takram コンテクストデザイナー / 慶應義塾大学SFC特別招聘教授。
使い手が作り手に、消費者が表現者に変化することを促す「コンテクストデザイン」を掲げ、組織のアイデンティティやビジョンの策定から教育プログラムまで幅広いプロジェクトを牽引。また同名の授業を出身校のSFCにて教えている。関心事は人文学とビジネス、デザインの接続。主な仕事にISSEY MIYAKE の花と手紙のギフト「FLORIOGRAPHY」、一冊だけの本屋「森岡書店」、日本経済新聞社J-WAVEブランディングなど。同局のラジオ番組「TAKRAM RADIO」ナビゲーターも務める。Podcast「超相対性理論」パーソナリティ。近著『コンテクストデザイン』は青山ブックセンターにて総合売上1位(2022年)、を記録。趣味は茶道、茶名は仙康宗達。大日本茶道学会正教授。81.3FM J-WAVE 木曜日26:00-27:00の番組「TAKRAM RADIO」ナビゲーター。国内外のデザイン賞の受賞多数。独iF Design Award、日本空間デザイン賞などの審査員を歴任。

https://peatix.com/event/3609760/view