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戦争と平和の間で − いのちの煌めきを語る

カイカイキキギャラリーは、9月5日(金)より中村一美の個展を開催いたします。

東京芸術大学芸術学科で芸術理論と美術史を学んでいた中村は、美術学者の道を歩み始めますが、1979年、自らの絵画理論を立証しようと制作した作品が、当時芸大の油画科で教鞭をとっていた榎倉康二氏の眼にとまりました。榎倉氏の強い勧めを受けて、理論家の道を止め、1980年代初頭より本格的な絵画制作者として活動を開始。81年の個展を皮切りに、数々の展覧会を開催し、日本の抽象画の旗手として熱い注目を集めます。旺盛な創作活動の後、しばらくの沈黙期間を経て、今春、国立新美術館で大規模な回顧展が行われ、再評価の機運が高まっています。「西欧絵画における、絶対性、中心性、全体性、純粋性とは別の次元における絵画の成立」を目指してきたと語る中村。30年以上にわたる作家の独創性と普遍性の探求の成果を、本展では、彼のチョイスする十数点の抽象画にて発表いたします。

もの派の雄、李禹煥の展覧会に引き続き、日本の現代美術史の結節点を司る抽象画家の展覧会を、カイカイキキギャラリーは誇りを持って皆様にお届けいたします。

http://gallery-kaikaikiki.com/


中村一美 x 吉竹美香(ハーシュホーン美術館彫刻庭園
アシスタント・キュレーター)

日時:2014年9月19日(金)19:00〜20:30
会場:Kaikai Kiki Gallery
入場料:無料


中村一美個展

戦争と平和の間で
− いのちの煌めきを語る
講師名 無言館館主 窪島 誠一郎
歌手 加藤 登紀子
講座内容
長野県上田市にある戦没画学生慰霊美術館「無言館」。その館主・窪島誠一郎氏が盟友の歌手・加藤登紀子氏と、戦争と平和の間で「いのち」とは何か、について語り合います。人の時には限りがありますが、そこに宿る「思い」は、いのちからいのちへと、過去から未来へとつながっていきます。
 
※対談形式の講座です。
 

◎「シリーズ・戦争と人間」は他にも以下の講座がございます。
戦争と哲学 http://bit.ly/1jPkx0r
アーサー・ビナードの「平和主義なあんちゃって」http://bit.ly/1jPkFNe
「君死にたまふことなかれ」110年 http://bit.ly/1qQPnzu
リヒャルト・シュトラウスが見た二つの大戦 http://bit.ly/1jPl2HN
戦争と写真家たち http://bit.ly/1qQRjYP
上野駅の浮浪児たちの証言 http://bit.ly/1jPo4vF

日時 9/19
金曜
18:30-20:30
2014年 9/19
受講料
(税込み)
9月(1回)  会員 3,456円
 一般 4,104円

教材費 −
設備維持費 −
カリキュラム −
各自準備
※対談形式の講座です。


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