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チェコとビールと本屋とわたし

狂喜の読み屋 (散文の時間)

狂喜の読み屋 (散文の時間)

新宿南店】 2014年7月20日(日)14:00〜ひとり出版社「共和国」創立!都甲幸治『狂喜の読み屋』刊行記念 都甲幸治さん×堀江敏幸さんライブトーク
ひとり出版社「共和国」創立!



都甲幸治『狂喜の読み屋』刊行記念
都甲幸治さん×堀江敏幸さんライブトーク

今年4月に創業されたひとり出版社「共和国」から『狂喜の読み屋』が刊行されたことを記念して、著者の都甲幸治さんと小説家の堀江敏幸さんによるライブトークをお届けします。

「読み屋」とは、海外で刊行された出版物が日本でも受け入れられるか、下読みして評価をする裏方たちのことです。その作業を請け負っていたときの蓄積が、書評家、翻訳家としての現在の都甲幸治さんの仕事の根っこになっています。今回は、小説家としてだけでなく翻訳者、書評家としても優れた仕事をされている堀江敏幸さんをゲストにお迎えして、外国文学を読みすすめるうえでのコツ、翻訳をめぐって語り尽くしていただきます!


日 時|2014年7月20日(日) 開場13:30/開演14:00

会 場|紀伊國屋書店新宿南店6階
   【Books Kinokuniya Tokyo】イベントスペース
   《コミュニティガーデン》
  
参加方法|無料でご観覧いただけるイベントです。2014年7月1日(火)午前10時より<お電話にて座席のご予約を受け付けいたします。(先着40名)なお、オープンスペースですので立ち見にてご観覧いただくことも可能です。

ご予約電話番号:03-5361-3316(6階直通)
※当店に繋がる他の電話番号にかけられてもご予約は承れませんのでご注意下さい。
※間違い電話が頻発しています。上記の電話番号を今一度お確かめの上お掛け下さい。
※イベントに関するお問い合わせも、上記の電話番号までお願いいたします。
※新宿南店で都甲幸治さん『狂喜の読み屋』・堀江敏幸さんの著作をお買上げのお客様は、トークイベント終了後のサイン会にご参加いただけます。

<出演者プロフィール>
都甲幸治(とこう・こうじ) 
1969年、福岡県に生まれる。翻訳家、アメリカ文学者、早稲田大学教授。著書に、『偽アメリカ文学の誕生』、『21世紀の世界文学30冊を読む』、訳書に、J・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』、同『こうしてお前は彼女にフラれる』、D・デリーロ『天使エスメラルダ』(いずれも共訳)、C・ブコウスキー『勝手に生きろ!』など。

堀江敏幸(ほりえ・としゆき)
1964年、岐阜県に生まれる。小説家、フランス文学者、早稲田大学教授。1999年『おぱらばん』で三島由紀夫賞、2001年『熊の敷石』で芥川龍之介賞、2006年、『河岸忘日抄』で読売文学賞など受賞作多数。著書に、『郊外へ』『いつか王子駅で』『めぐらし屋』『回送電車』『未見坂』ほか多数がある。最新刊は、『戸惑う窓』(中央公論新社、2014年)。

注意事項|
・会場内は自由席となります。ご予約済みのお客様は開場時間よりご入場いただき、お好きな席にお座りいただけます。
・イベント会場での録音は固くお断りします。
・お客様のご都合や交通機関の遅延により時間に遅れた方や、係員の指示に従っていただけない場合は、イベントへのご参加をお断りする場合がございます。
・イベントの出演者・内容については急な変更等ある場合がございます。予めご了承下さい。
・定員になり次第、受付を終了させていただきます。尚、当サイトでの受付終了のご案内は遅れる場合がございます。予めご了承下さい。

(新宿南店・板垣)


http://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-South-Store/20140625161124.html

ワークショップ・シンポジウム「「日本」文学の世界戦略:翻訳・越境・デジタル化」参加プログラム生募集

IHS「多文化共生と想像力」教育プロジェクトは、7月20日に日本文学に関するワークショップ・シンポジウム「「日本」文学の世界戦 略:翻訳・越境・デジタル化」を開催します。

趣旨とプログラムは下記の通りです。

趣旨:
文学作品が読まれなくなったと言われて久しい。国内に目を向けているだけでは、日本文学が市場として成り立たなくなりつつある。この危機を乗り切るために、いかに日本文学を世界化できるのか、作家・翻訳家・編集者など各方面からゲストを招き、これから日本文学が生き残るための戦略を話し合う。いわゆる「文学論」ではなく、文学のあり方を根本的に見直すシンポジウムとなるだろう。
しかしこの「日本文学」という概念も曖昧になりつつある。国民文学の時代の終焉とともに日本文学の担い手は多国籍化し、日本語以外の言語で執筆する日系作家の活躍も目立つ。ここにむしろ今後の日本文学の活路を見出すことはできないだろうか。この見地から、「日本」文学を世界文学として捉え直すための方法を検討する。
他方、書籍のデジタル化は読書環境と文学の流通の仕方を大きく変えつつある。この変化を正確に理解しなければ、これからの世界文学について考えることはできない。デジタル化を逆手にとって、非英語圏の文学が世界化する可能性とその意義を議論する。当然ながら、英語圏以外の文化圏と日本文学との交流のあり方も重要な議題となるだろう。
日時:
2014年7月20日(日)14:00−17:00

場所:
東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1

登壇予定者:
平野啓一郎(作家)
三枝亮介(株式会社コルク代表取締役副社長)
辛島デイヴィッド(翻訳家、作家、早稲田大学講師)
マイサラ・アフィーフィー(アラビア語通訳・翻訳家)
スーザン・ブーテレイ(カンタベリー大学(ニュージーランド)教授)
武田将明(東京大学総合文化研究科 司会)
プログラム:
第一部では、ワークショップ形式で、いまの「日本文学」(いわゆる純文学に限らない。「日本文学」の定義はどう捉えてもよい)でもっと世界に知られるべきものを挙げ、その理由と宣伝の方法について15分以内でプレゼンテーションを行い、登壇する講師の方々がプレゼンテーションに対して応答することを予定しています。つきましては、プログラム生から、報告してくださる方を募集します。理系文系を問わず、積極的な応募を期待します。
第二部は、登壇者の先生方の討論会となります。
応募書類:
応募書類として取り上げたい書物名、その理由などを1200字程度で説明したものを作成してください(日本語。ワードファイルなど)。書式は自由です。

申請方法:
project5[at]ihs.c.u-tokyo.ac.jp(左記の[at]を@に変換のこと)に、上記の文書を電子メールに添付して送ってください。

応募期限:
6月20日(金)の朝9時までにメール送信を完了すること。その後の手続き(合否、場合に よっては面談の通知など)は個別に行う。

募集人数:
報告者2人程度
なお、報告者予定者とは1、2回程度ワークショップの打ち合わせを行う予定です。

使用言語:
日本語

備考:
報告予定者とは1,2回程度ワークショップの打ち合わせを行う予定です。
なお、報告を行わない方の当日の聴講については事前登録不要です。
入場無料。

主催:
第一部:東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)「多文化共生と想像力」教育プロジェクト
第二部:飯田橋文学会
※注意
写真・映像・音声等を記録することとその記録されたものをプログラム活動で使用する可能性があることをご了承いただいた上でご参加ください。

連絡・質問事項:
その他、問い合わせ等ありましたら上記のメールアドレスまでご連絡ください。


ワークショップ・シンポジウム「「日本」文学の世界戦略:翻訳・越境・デジタル化」参加プログラム生募集 | イベント告知 | IHS 東京大学 多文化共生・統合人間学プログラム


剃髪式 (フラバル・コレクション)

剃髪式 (フラバル・コレクション)

2014/07/20 Sun
阿部賢一×ペトル・ホリー
チェコとビールと本屋とわたし。ボフミル・フラバルに乾杯!」
『剃髪式』(松籟社)刊行記念


世界に冠たるビール大国・チェコ。国民1人当たりの年間ビール消費量が150リットルに迫ろうという(もちろん世界1位)この国はまた、優れた作家を多数輩出した文学大国でもあります。そんなチェコの20世紀後半を代表する作家ボフミル・フラバルの『剃髪式』日本語版が、作家の生誕100周年にあたる本年2014年に刊行されました。


『剃髪式』の舞台は、チェコのとあるビール醸造所。じつはフラバル自身の父親がビール醸造所の支配人をつとめていました。「私が育ったのはビール醸造所だった」と述べる筋金入りのビール好き作家が描いたこの小説を読めば、ビールが飲みたくなること請け合いです。「本とビール」が幸せに結びついて生まれた作品、『剃髪式』。その訳者である阿部賢一さんと、前チェコセンター東京所長・現「チェコ蔵」主宰者ペトル・ホリーさんをB&Bに迎えて、トークイベントを開催いたします。


ジー・メンツル監督による映画版『剃髪式』の一部を上映しながら、本とビールを愛し、本とビールに愛されたフラバルの世界へとご案内します。この作家を生んだチェコという国の、さまざまな奥深い魅力にも話題は広がっていくことでしょう。


普段なかなか飲むことができないチェコビールもご用意いたします。ぜひご来場ください。


【プロフィール】
阿部賢一(あべ・けんいち)
1972年、東京生まれ。プラハ・カレル大学、パリ第4大学に留学後、東京外国語大学大学院修了(専攻は中欧文化論、比較文学)。現在、立教大学文学部で教鞭を執りながら、チェコ小説の翻訳をはじめとしてチェコ文化の紹介を精力的に行っている。著書に『バッカナリア 酒と文学の饗宴』(共編著、成文社)、『複数形のプラハ』(人文書院)など。訳書にフラバル『わたしは英国王に給仕した』(河出書房新社)、『剃髪式』(松籟社)、アイヴァス『もうひとつの街』(河出書房新社)、フクス『火葬人』(松籟社)など多数。2013年前半は訳書を毎月のように刊行し、その壮絶な仕事ぶりで各社担当編集者を大いに感嘆させた。


ペトル・ホリー(HOLY, Petr) 
1972年、プラハ南西に位置するドブジーシュ市生まれ。プラハ・カレル大学哲学部の日本学科に入学。そのころ日本から送ってもらったビデオで三代目市川猿之助の『義経千本桜』に触れ、歌舞伎の魅力に開眼した。数度の日本留学を経て、早稲田大学大学院にて歌舞伎を研究、博士課程を修了。大学院在学中からシュヴァンクマイエルの映画字幕作成やカレル・チャペックの翻訳監修など、チェコ文化紹介も積極的に行ってきた。早稲田大学第一文学部助手を経て2006年からチェコセンター東京所長を7年間務める。現在は埼玉大学教養学部兼任講師として歌舞伎を講じながら、「チェコ蔵」主宰者として、日本におけるチェコ文化発信に尽力している。


※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
出演 _ 阿部賢一立教大学准教授・翻訳者)
ペトル・ホリー (「チェコ蔵」主宰)
時間 _ 19:00〜21:00 (18:30開場)
場所 _ 本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order


http://bookandbeer.com/blog/event/20140720b_kanpai/