河村書店

人文系イベント紹介サイト

ここのなかの何処かへ――移住・難民・境界的出来事

トークセッション「今、出逢いたい」
5月25日(日)13:00−18:30(休憩あり。途中入場・退場可)
【会 場】4F・生活工房ワークショップA

飯館村から避難を余儀なくされた人、今も福島にくらす人、写真家、詩人、文化人類学者、政治社会学者、
さまざまな視点から、今を大切に出逢うことからはじめるトークセッション。

トークセッション】
栗原彬(政治社会学者)×安斎徹(福島から)
新井卓(写真家)×鷲尾和彦(写真家)
猪瀬浩平(文化人類学者)×佐川美佳子・阿部久美子(福島から)
上田假奈代(詩人)×桑原滝弥(詩人)

【基 調】栗原彬(政治社会学者)
【定 員】 当日先着50名
【参加費】 300円(お茶つき)
【タイムテーブル(予定)】
13:00−13:30 主催・企画より「写真展のできるまで」
13:30−14:20 クロストーク 栗原彬×安斎徹
14:30−15:20 クロストーク 新井卓×鷲尾和彦 
(15:30−15:50 休憩)
15:50−16:40 クロストーク 猪瀬浩平×佐川美佳子×阿部久美子
16:50−17:40 クロストーク 上田假奈代×桑原滝弥
17:50−18:20 基調 栗原彬

所在地
世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー
Googleマップで確認する

電話
03-5432-1543

FAX
03-5432-1559

交通
東急田園都市線三軒茶屋」下車 徒歩5分
東急世田谷線三軒茶屋」下車すぐ
東急バス・小田急バス三軒茶屋」停留所
キャロットパーク(駐車場)

施設利用可能時間
開館時間 午前9時〜午後10時
※生活工房ギャラリーは午後8時まで
※市民活動支援コーナーは午後9時まで
休館日 毎週月曜(祝日の場合は開館)・年末年始

http://www.setagaya-ldc.net/program/248/

大会パンフレット
http://docs.com/15NAB

日本記号学会第34回大会
「ハイブリッド・リーディング Hybrid Reading――紙と電子の融合がもたらす〈新しい文字学(グラマトロジー)〉の地平」

日時:2014年5月24日(土)、25日(日)
場所:東京大学駒場キャンパス18号館
ゲスト:杉浦康平(ブックデザイナー)、ベルナール・スティグレール(哲学者)、キム・ソンド(記号論


5 月25 日(日)
10:00-11:30
(会場:駒場キャンパス18号館 4Fコラボレーションルーム
分科会 1(コラボレーションルーム1)
司会:佐藤守
発表1「情報機関にとっての「intelligence」の意味」
(平松純一 NPO 法人インテリジェンス研究所)
発表2「痕跡とラインの詩学 ―グリッサンとインゴ
ルドをめぐって」
(工藤晋 東京都立国分寺高等学校
発表3「法廷から法廷へ:津田左右吉のシンボリズム」
(一瀬陽子 京都明徳高等学校
分科会 2(コラボレーションルーム3)
司会:松本健太
発表1「参照点構造に基づく視覚表象の認知プロセス」
田中敦 新潟大学大学院)
発表2「パースの記号類型論における再帰的規則性 
−「新目録」§13 の再考に向けて」
(朴済晟 東北大学大学院)
発表3「記号論的課題としての「メディアミックス」
−Marc Steinberg のAnime’s Media Mix から出発して」
(谷島貫太 東京大学

(会場:東京大学駒場キャンパス 18 号館レクチャーホール)
13:00-16:00 プレナリー・セッション Hybrid Reading II
「ハイブリッド・リーディングと
デジタル・スタディーズ」
(講演:ベルナール・スティグレール、キム・ソンド)
(討論者:石田英敬
(モデレーター:西兼志)
スティグレール氏とキム・ソンド氏の講演を中心に、文字・書物
の文化の変容の問題を討議します。『技術と時間』の哲学者、
スティグレール氏は、新たな知識学の動向「デジタル・スタ
ディーズ」の提唱者の立場からハイブリッド・リーディングを
論じ、著名なソシュール研究者でJ. デリダの『グラマトロジー
について』の韓国語翻訳者であるキム氏は東アジアの文字圏の
観点から文字と書物を扱う記号論の可能性を論じます。
16:10-18:00 ラウンドテーブルⅡ
「To read what was never written
〜書かれぬものをも読む〜」
(企画・構成:古賀稔章+氏原茂将)
(モデレーター:水島久光)
「世界設計のための編集」など、書籍に関する実践を各地で
展開してきた古賀稔章氏と氏原茂将氏を中心に、新進のアー
キビストやキュレーター、さらには会場参加者を交え、二冊
の本を起点にパフォーマティブに「読み」を重ね、二日間のセッ
ションを貫くテーマ“Hybrid Reading” について、「体験的」
に振り返ります。


日本記号学会第34回大会「ハイブリッド・リーディング」

國分功一郎さん×熊谷晋一郎さん連続討議:
「生」の回復へ----「痛み」と「分かち合い」をめぐる試論(全2回)

日時:
○第1回:2014年4月27日(日)午後2時〜午後5時頃
國分功一郎氏の講演のあと、國分、熊谷おふたりによる討議となります。

○第2回:2014年5月25日(日)午後2時〜午後5時頃
熊谷晋一郎氏の講演のあと、おふたりによる討議となります。

場所:
大正大学(西巣鴨)3号館2階・多目的室
大正大学へのアクセスはこちらです
◎キャンパスマップです(門から入り、右手二つ目が3号館です)

*申し込みは不要です。

問い合わせ:
イースト・プレス書籍5部・清水
(shimizu@eastpress.co.jp 090-3598-7562)


http://www.eastpress.co.jp/topics/topics20140422.php


5/25 (SUN)
「20世紀エディトリアル・オデッセイ」出版記念イベント


数多くの雑誌を蒐集し、雑誌をとりまく文化にも詳しい著者が、20世紀に刊行した雑誌のなかから、独自の切り口とビジュアルで読者を魅了し、他のメディアにも影響を及ぼした雑誌を選び、解説した書籍『20世紀エディトリアル・オデッセイ』。その出版を記念して、著者の赤田祐一ばるぼら、アートディレクターの大原大次郎によるトークイベントを開催します。 本書の番外編として、著者が21世紀を象徴する雑誌を100冊選び、解説したペーパーを配布。本書には未収録のそれらの雑誌について、3人が語り尽くします。会場には、本書とペーパーに掲載した雑誌の一部を閲覧いただけるように展示します。 ウェブマガジンやSNSによる情報発信が普及したいま、雑誌にできることは何か?雑誌はどうあるべきか?などを語り合う場にしたいと思いますので、ぜひご参加ください。


書籍情報
『20世紀エディトリアル・オデッセイ―時代を創った雑誌たち』
赤田祐一 / ばるぼら(共著)
出版社:誠文堂新光社
定価:2,500円(税込2,700円)
http://www.seibundo-shinkosha.net http://www.idea-mag.com/jp/

プロフィール
赤田祐一 Yuichi Akata
編集者・著述業。学生時代よりサブカルチャーアンダーグラウンドカルチャーの調査・研究を行う。『Quick Japan』創刊編集長を経て2012年より『Spectotor』編集部に在籍。「小商い」「ホール・アース・カタログ」などの特集を担当。著書に『「ポパイ」の時代』(太田出版)、『消されたマンガ』(ばるぼらとの共著/鉄人社)、責任編集に『自殺直前日記 改』(山田花子著/鉄人社)他がある。

ばるぼら Barbora
ネットワーカー、古雑誌蒐集家、周辺文化研究家。インターネットおよび自主制作文化について執筆、調査・研究を行う。著書に『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』『ウェブアニメーション大百科』 (共に翔泳社)、『NYLON100% 渋谷発ポップカルチャーの源流』『岡崎京子の研究』(共にアスペクト)他がある。

大原大次郎 Daijiro Ohara
アートディレクター、デザイナー。2003年武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。同年omomma設立。デザイン ワークや映像制作に従事するほか、展覧会、ワークショップ、パフォーマンスなどを通して、言葉や文字の新たな 知覚を探るプロジェクトを多数展開する。2014年JAGDA新人賞、TDC賞受賞。

2014/05/25
Open 13:30 / Start 14:00
Vacant 2F
Ticket
Adv(前売り):¥1,000
Door(当日):¥1,000
出演:
赤田祐一
ばるぼら
大原大次郎


http://www.vacant.vc/d/80

第32回マガ9学校 参加者募集

2014年5月25日(日)
13時半〜16時(開場13時15分)
@新宿NPO協働推進センター
参加費 2000円(学生1500円)/中学生以下無料
ペア割引(2人で3000円)
※参加費は、当日の受付にてお支払いください。
※学生の方は、当日受付で学生証をご提示ください。
※ペア割引をご利用の方は、お二人お揃いの上で受付にてお申し出ください。
※ペア割引は、他の割引との併用はできません。
※定員になり次第締め切らせていただきますので、ご了承ください。

 これまで違憲とされてきた集団的自衛権行使の容認に向けて突き進む安倍政権。今後、憲法解釈の変更を閣議決定する方針とも伝えられていますが、それが実現すれば、日本は他の国と同じように「海外に出かけて行って戦争のできる国」になります。そして、その「出かけて行く」のは、まずは現場の自衛隊員たちです。
 今回、講師にお越しいただく柳澤協二さんは、元防衛官僚。小泉政権、第一次安倍政権、福田政権、麻生政権で内閣官房副長官補を務め、イラクへの自衛隊派遣を監督しました。しかし、現政権の集団的自衛権容認への動きについては強く反対を表明されています。それはなぜなのか、防衛官僚時代の経験をまじえて、率直なご意見を伺います。
 後半は、伊勢崎賢治さんが登場。アフガニスタン東ティモールなどで紛争後処理にかかわってきた伊勢崎さんは、自衛隊とともに活動した経験を数多く持ちます。憲法9条を持つ日本が、そして自衛隊が国際社会の中で果たすべき役割とは何なのか。安倍首相のいう「積極的平和主義」は、本当に世界の平和に、日本の「国益」に貢献するのか。机上の空論でも単なるきれいごとでもないお2人の対談を通じて、改めて考えたいと思います。
●スケジュール
第一部:柳澤協二さん講演
・安倍政権の集団的自衛権容認に反対する理由
イラク戦争当時の経験を振り返って
第二部:柳澤協二さん×伊勢崎賢治さん対談 
憲法9条がありつつ、自衛隊を持つ日本。その特異性を活かしつつ、やれること、やるべきことは何か?
・安倍首相がいう「積極的平和主義」をどう考えるか?
質疑応答:30分程度
お申込みはこちらから
伊勢崎賢治(いせざき・けんじ) 1957年東京都生まれ。大学卒業後、インド留学中にスラム住民の居住権獲得運動に携わる。国際NGOスタッフとしてアフリカ各地で活動後、東ティモール、シェラレオネ、 アフガニスタンで紛争処理を指揮。現在、東京外国語大学教授。紛争予防・平和構築講座を担当。著書に『東チモール県知事日記』(藤原書店)、『武装解除 紛争屋が見た世界』(講談社現代新書)、『伊勢崎賢治の平和構築ゼミ』(大月書店)、『国際貢献のウソ』(ちくまプリマー新書) 『紛争屋の外交論―ニッポンの出口戦略』(NHK出版新書)など。

柳澤協二(やなぎさわ・きょうじ) 1946年東京都生まれ。大学卒業後の1970年に当時の防衛庁に入庁。防衛大臣官房官房長、防衛研究所所長などを経て、2004〜2009年まで内閣官房副長官補(安全保障担当)。イラクへの自衛隊派遣などを監督する。2009年の退官後はNPO「国際地政学研究所」理事長などを務める。著書に『検証 官邸のイラク戦争――元防衛官僚による批判と自省』(岩波書店)、『「国防軍」 私の懸念』(伊勢崎さん、小池清彦さんとの共著/かもがわ出版)などがある。


http://www.magazine9.jp/article/gakko_reception/12072/

ここのなかの何処かへ: 移住・難民・境界的出来事

ここのなかの何処かへ: 移住・難民・境界的出来事

トリン・T・ミンハ『ここのなかの何処かへ――移住・難民・境界的出来事』日本語版刊行記念 上映&トークイベント
2014/5/25(日) 【プログラムA:14:30開場/14:45上映開始】【プログラムB:18:00開場/18:15上映開始】



『四次元』(2001)より  ©Still from THE FOURTH DIMENSION by Trinh T. Minh-ha, Courtesy Moongift Films
日時2014/5/25(日) 【プログラムA:14:30開場/14:45上映開始】【プログラムB:18:00開場/18:15上映開始】料金各プログラム1,800(入替制) ★2プログラムをご鑑賞の方3,000会場FACTORY(1F)リンク公式サイト
日程時間5月25日(日)
A,B両プログラム【プログラムA:14:30開場/14:45上映開始】【プログラムB:18:00開場/18:15上映開始】

【プログラムA:14:30開場/14:45上映開始】

【プログラムB:18:00開場/18:15上映開始】

ポストコロニアリズムフェミニズムの代表的映像作家・思想家の一人、トリン・T・ミンハによる20年ぶりの評論集『ここのなかの何処かへ』日本語版刊行を記念して上映&トークイベントを開催!

1980年代以降、ヴェトナム系アメリカ人女性としての自らの異質性を足場とし、領域横断的に思考しながら旅するなかで独自の文化批評空間を立ち上げてきたトリン・T・ミンハ。約20年ぶりに満を持して放たれた今回の評論集には、これまで明かされることのなかった故国ヴェトナムにおける出自の物語に加え、日本文化論、人種主義の亡霊が回帰するアメリカや3・11後の日本といった現実政治への直接的言及など、彼女の新たな一面が垣間見られるエッセイが数多く盛り込まれている。

イベントでは、トリンと長年にわたり対話を続けてきた訳者の小林富久子がホストとなり、文化人類学者の今福龍太、詩人の吉増剛造をゲストに迎え、今回の著作とも関係の深い映像3作品――出世作にして最高傑作と名高い『ルアッサンブラージュ』、ヴェトナムにおける女性史を綴った『姓はヴェト、名はナム』、日本を対象にした『四次元』――を改めて観直すことで、トリン・T・ミンハの足跡を辿り直すとともに、その魅力の真髄に迫る。

“elsewhere, within here”――ここのなかの、何処か別の場所へ。自己と他者、内と外、主観と客観、日常と非日常、西洋と非西洋、中心と周縁…。そのいずれにも属することなく二項対立の境界線上にとどまりながら、世界を翻訳し、揺さぶってみせる。トリン・T・ミンハの越境の詩学は、未だ強度を失うことなく私たちの世界を見る目を相対化し、思考を刺激してやまない。

トリン・T・ミンハ:プロフィール
1952年ヴェトナムのハノイに生まれ、サイゴンで育つ。70年、米国に移住。イリノイ大学大学院で博士号取得。セネガルの国立ダカール音楽院で3年間音楽を教えた後、米国に戻りドキュメンタリー映画を制作。詩人、作家、映像作家、作曲家。現在、カリフォルニア大学バークレー校教授。著書に、『女性・ネイティヴ・他者』(1989[岩波書店、1995])、『月が赤く満ちる時』(1991[みすず書房、1996])、『ここのなかの何処かへ』(2011[平凡社、2014])、映像作品に『ルアッサンブラージュ』(1982)、『ありのままの場所』(1985)、『姓はヴェト、名はナム』(1989)、『核心を撃て』(1991)、『愛のお話』(1995)、『四次元』(2001)、『夜のうつろい』(2004)があり、ブルー・リボン賞(実験的長編部門)、マヤ・デレン・アワード、サンダンス映画祭の審査員ベスト・アワードなど、多数の賞を獲得。米国内のほか、欧州、アフリカ、アジアで積極的に講演活動を行い、ポストコロニアリズムの尖鋭な思想家として、学生、知識人のあいだで熱烈な支持を得ている。


〈書籍案内〉
『ここのなかの何処かへ――移住・難民・境界的出来事』
(小林富久子訳、平凡社、A5判272頁、3,800円+税)
9.11以降、世界で変化したさまざまな境界──人種、ジェンダー、階級、文化──をめぐる政治の在り方を文化横断的に考察した、トリン・T・ミンハによる最新の評論集。日本語版への序文──3.11「もしもあの時に……」を収録。

【上映作品】

プログラムA

『ルアッサンブラージュ
©Still from REASSEMBLAGE by Trinh T. Minh-ha, Courtesy Moongift Films
(1982/カラー/40分/配給:イメージフォーラム/原題:Reassemblage)
監督、撮影、脚本、編集:トリン・T・ミンハ
制作:ジャン=ポール・ブルディエ、トリン・T・ミンハ

「再組み合わせ」を意味するタイトルのこの映画は、トリンがセネガルの国立ダカール音楽院で3年間教えた後に制作した初めての映画。セネガルの部族の生活を映し出しながら、同一カットの繰り返し、極端なクローズアップ、ジャンプカット、ナレーションのズレなどを意図的に使用することによって「見る」という行為そのものを前景化し、ドキュメンタリーの民族誌学的なアプローチと「客観性」を再審に付す。「リアリティは繊細である」というナレーションは、その後のトリンの映画とエクリチュール全般の基調低音となった。

『姓はヴェト、名はナム』
©Still from SURNAME VIET GIVEN NAME NAM by Trinh T. Minh-ha, Courtesy Moongift Films
(1989/カラー+白黒/108分/配給:イメージフォーラム/原題:Surname Viet Given Name Nam)
監督、脚本、編集:トリン・T・ミンハ
撮影:キャスリン・ビーラー
装置、照明、制作補:ジャン=ポール・ブルディエ

「娘は父に服従する。妻は夫に服従する。未亡人は息子に服従する」――昔から繰り返されてきた伝統的な隷属の物語を英語で語るヴェトナムの女たち。ヴェトナム戦争の悲惨な記憶、そして解放後もつづく支配される性としての女の過酷な状況。だがそれは私的な体験を語ったものではなく、女優が再現=代行したものだということが映画の途中で明らかにされる。他者の言語によって語られた「サバルタンの体験」を仮構すること、この二重の操作によってトリンはリアリティとは何か、ドキュメンタリーとは何かを見る者に問いかけている。

プログラムB

『四次元』
©Still from THE FOURTH DIMENSION by Trinh T. Minh-ha, Courtesy Moongift Films
(2001/カラー/87分/原題:The Fourth Dimension)
監督、撮影、脚本、編集:トリン・T・ミンハ
制作:ジャン=ポール・ブルディエ、トリン・T・ミンハ

トリン・T・ミンハによる初のデジタル・ビデオ作品。来日時に撮影されたもので、日本における社会的・文化的儀礼の記号性を捉えたロラン・バルトの『表徴の帝国』を映像化したような趣がある。寺院、茶室、居眠りをする乗客を乗せて走る電車、数々の祭り、ネオンサイン……。4カ月の滞在のあいだ、デジタル・ハンディカムを片手に各地を旅しながらトリンが切り取った映像のなかには、ありふれた日本の風景と人々が見せる何気ない仕草が「見知らぬもの」の様相をまとって浮かび上がる。道元禅師、大江健三郎松尾芭蕉夏目漱石などの言葉を通して、イメージとしての日本が開かれてゆく。

トークショー

ゲスト:今福龍太(文化人類学者、批評家。東京外国語大学大学院教授)、吉増剛造(詩人)
Bプログラム上映後、トリン・T・ミンハと親交の深い二人をゲストに迎え、トークショーを開催。今福龍太が主宰するワークショップ(奄美自由大学)での交流を含め、彼女との知られざるエピソード、これまでに交わされてきた対話などをもとに、トリン・T・ミンハの表現の真髄とその魅力を語り尽くす。加えて、最新評論集『ここのなかの何処かへ』において明らかにされた出自の物語と独自の日本文化論を振り返りながら、上映3作品の意味を問い直してみたい。



http://www.uplink.co.jp/event/2014/26170

センスは知識からはじまる

センスは知識からはじまる

2014年5月25日(日)
14:00〜15:30
+サイン会
開場 13:30
料金 1,080円(税込)
会場 本店 大教室
定員 110名様
申込みの前に必ず、参加規約をお読み下さい。

2014年4月24日(木) 10時より以下の方法で受付いたします。

* 5月24日(土)16時でオンライン予約は終了となります。
* お支払い方法はクレジットカードのみとなります。
オンライン予約について

イベント開催店舗の店頭レジにて受付いたします。申込時に代金をお支払い頂きます。

お問い合わせ先
本店 03-5485-5511

受付時間
10:00〜22:00

『センスは知識から始まる』(朝日新聞出版) 刊行記念
水野学 トークイベント
新刊『センスは知識からはじまる』発売にあたり、 “「センスとは何か?」”を中心に、 センスアップのコツや自身の仕事の具体的な思考プロセスなどをお話しします。

プロフィール

水野 学

水野 学
クリエイティブディレクター / good design company 代表 /
慶應義塾大学特別招聘准教授

1972年東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業、1998年good design company設立。ブランドづくりの根本からロゴ、商品企画、パッケージ、インテリアデザイン、コンサルティングまでトータルにディレクションを行う。

主な仕事にNTTドコモ「iD」、熊本県公式キャラクター「くまモン」、農林水産省CI、「中川政七商店」ブランディング、「久原本家」ブランディング興和「FLANDERS LINEN」ブランディング宇多田ヒカル「SINGLE COLLECTION Vol.2」「桜流し」、「TOKYO SMART DRIVER」、VERY×ブリヂストンコラボ自転車「HYDEE.B」「HYDEE.Ⅱ」、「adidas」、ANA「travel Smap」、「ラーメンズ」など。
世界三大広告賞の「One Show」でGold、「CLIO Awards」でSilverほか国内外で受賞歴多数。
著書に『グッドデザインカンパニーの仕事』(誠文堂新光社)『アイデアの接着剤』『アウトプットのスイッチ』『センスは知識からはじまる』(ともに朝日新聞出版)がある。

自ら企画運営するブランド『THE』では、“世の中の定番を新たに生み出し、定番と呼ばれる モノの基準値を引き上げていくこと”を目指しクリエイティブディレクションを担当する。

good design company
THE

書籍紹介

『センスは知識から始まる』書影

『センスは知識から始まる』
著:水野 学

くまモンアートディレクションなどで話題の、
日本を代表するデザイナー発「センスの教科書」。

センスは生まれついたものではなく、あらゆる分野の知識を蓄積することで向上することを説く。顧客の嗜好が多様化する時代、スキルよりもセンスを磨くことで、仕事を成功させるノウハウを紹介する。

単行本 192ページ
定価1,512円(本体1,400円+税)
2014年4月18日発売
朝日新聞出版:https://publications.asahi.com/


http://www.aoyamabc.jp/event/sense-knowledge/