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復活!東映ニューポルノのDeepな世界

8月17日(土)
21:00『玉割り人ゆき』上映後
ゲスト:春日太一さん(映画史・時代劇研究家)、高鳥都さん


東映ニューポルノ、それは70年代の東映でひっそりと量産された成人映画群。企業内で作るギリギリの低予算から500万ポルノとも呼ばれ、1時間に満たない50分前後の上映時間が特色です。1973年、『仁義なき戦い』の大ヒット&ロングランにより生じた下番線での作品不足を補うため、従来の東映ポルノや外注ポルノに続く新路線としてスタート。実録犯罪モノからコメディ、サスペンス、メロドラマとめくるめく下世話エロスに若きスタッフ・キャストが集結、「捨て番組」として地方でのみ公開され映画史どころか各種リストに記録すら残っていない(結果的に抹殺された)作品をふくめ、その数20本あまり。
近年、名画座での単独復活や映画雑誌による調査追跡を経て、史上初の特集上映がついに実現……「ピンク映画より日の当たらない」と評された幻のジャンルがよみがえる!斜陽の撮影所が生み出したカルトの極北、東映ニューポルノのDeepな世界へようこそ。


Text by 高鳥都


※当初上映を予定しておりました『史上最大のヒモ 濡れた砂丘』(1974年/監督:依田智臣/脚本:深尾道典/出演:川谷拓三)は諸般の事情により上映不可となりました。
お客樣方にはご迷惑をおかけいたしますが何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
※『処女の刺青』『毒婦お伝と首斬り浅』は厳密には東映ニューポルノではありませんが、東映京都の中篇作品としてラインナップに加えております。


ラピュタ阿佐ケ谷

復活!東映ニューポルノのDeepな世界/ラピュタ阿佐ケ谷

仁義なき日本沈没―東宝VS.東映の戦後サバイバル (新潮新書)

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