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◎ピーター・バラカンの“出前ジュークボックス”Vol.2

山下範久「メタ普遍主義をめぐって」
司会 : 芹沢一也
日時 : 2008年01月25日(日) 15時〜17時
場所 : Synodos 〒154-0003 東京都世田谷区野沢
      (最寄り駅 東急田園都市線 駒沢大学駅
定員 : 8名 募集中!
費用 : 7,500円

セミナー概要:
反グローバリズムの立場に立つ論者にとって、市場化の人類学的限界を説いたカール・ポランニーの「大転換」(市場化の趨勢の逆転の契機)のテーゼは、現在もなお強いアピールを持っている。最近のグローバルな金融危機を見て、わたしたちがすでに「第二の大転換」の最中にあることを半ば確信するかのような論調も少なくない。
しかし、ポランニーが説く市場化の人類学的限界は、ハードな物理的限界ではなく、むしろソフトに構築された制度の網でしかない。「大転換」が起こる根拠とされる「本源的生産要素」(労働、土地、貨幣)の非商品性は、その背後にある人間、自然、聖性の定義が流動化すると失われるからである。『大転換』の今日的な妥当性は、むしろこの〈世界〉を構成する諸要素の定義の流動化に対する不安、いわば「ポランニー的不安」を概念化したところにある。
今回のセミナーでは、山下の最近著『現代帝国論』に沿って、この「ポランニー的不安」に対する対応を、普遍主義の類型化によって提示する。すなわち、グローバルな社会契約によってポランニー的不安の封じ込めと〈世界〉の安定化を図るポジティヴな普遍主義、ポランニー的不安を新しい常態として捉え、あらゆる形態のポジティヴな普遍主義に対する抵抗、否定、脱出の規範によってぎりぎりの連帯を図るネガティヴな普遍主義、そしてポランニー的不安をむしろ古くからの常態として捉えるメタ普遍主義という類型化である。メタ普遍主義は、ポランニー的不安のイデオロギー的濫用によって不安が自己亢進する危険という、ポジティヴな普遍主義とネガティヴな普遍主義とが共通して陥る罠に抵抗する態度を帰結する。
セミナーでは、メタ普遍主義の分析的関心と倫理的指針について、基本的なアイデアをお話ししたい。

山下範久(やました・のりひさ)
1971年 大阪生まれ。東京大学教養学部卒業。ニューヨーク州立大学ビンガムトン校大学院留学後、東京大学大学院総合文化研究科単位取得退学。北海道大学大学院文学研究科・文学部助教授を経て、現在、立命館大学国際関係学部准教授。専門は歴史社会学世界システム論。著書に、『帝国論』(講談社選書メチエ)、『世界システム論で読む日本』(講談社選書メチエ)、『現代帝国論』(NHKブックス)。訳書に「イマニュエルウォーラーステイン 脱商品化の時代―アメリカン・パワーの衰退と来るべき世界」(藤原書店)、「イマニュエルウォーラーステイン 入門・世界システム分析」(藤原書店)、「アンドレ・グンダーフランク リオリエント―アジア時代のグローバル・エコノミー」(藤原書店)などがある。

ディアスポラ研究会第2回シンポジウム「うたに響くディアスポラ:番外編 細川周平『遠きにありてつくるものーー日系ブラジル人の思い・ことば・芸能』(みすず書房、2008年)をめぐって」
1.実施主旨

CAPP認定研究会「ディアスポラ研究会」では2009年1月25日にシンポジウム「うたに響くディアスポラ:番外編 細川周平『遠きにありてつくるものーー日系ブラジル人の思い・ことば・芸能』(みすず書房、2008年)をめぐって」を開催いたします。

2.シンポジウムの予定

日時:2009年1月25日(日)14時開始 17時頃終了
会場:東京麻布台セミナーハウス4階中会議室
一般参加可、参加費無料

プログラム
細川周平報告、著書に関連して(30分)
書評コメント:アンジェロ・イシ、東琢磨、本山謙二(各20分)
(休憩10分)
著者リプライ:細川周平(30分)
総合討議:4人全員(60分)

細川周平国際日本文化研究センター):主著『遠きにありてつくるもの』(みすず書房)、他
アンジェロ・イシ(武蔵大学):主著『ブラジルを知るための55章』(明石書店)、他
東琢磨(音楽文化批評家):主著『おんなうた』(インパクト出版会)、他
本山謙二(武蔵大学非常勤講師):共著『音の力』(インパクト出版会)、他

司会:浜邦彦(早稲田大学/CAPP研究員)

会場アクセス:
東京麻布台セミナーハウス
(住所:港区麻布台1-11-5/電話:03-5545-7789)
以下のサイトで、地図と行き方をご確認ください。
http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.html
最寄り駅は、日比谷線神谷町駅、1番出口を出て、東京タワー方向に歩いて3分。

シンポジウム「議員力を考える」
日 時 2009年1月25日(日)午後1時〜午後4時30分
場 所 法政大学 市ヶ谷キャンパス外濠校舎S405教室
(東京都千代田区富士見2-17-1)
【JR線、地下鉄線・飯田橋市ヶ谷駅徒歩9分】
参加費 2,000円(一般)5,000円(議員)
13:00 開会(12:30 開場)
13:10 議員力検定先行試験+解説・自己採点
13:50 基調講演
14:30 パネルディスカッション
●パネラー
北川正恭早稲田大学大学院教授・前三重県知事) 
後藤千恵(NHK解説委員)
青山彰久(読売新聞編集委員
坪井ゆづる(朝日新聞編集委員
宮台真司首都大学東京教授)
新川達郎(同志社大学大学院教授・議員力検定協会共同代表)
江藤俊昭(山梨学院大学教授・議員力検定協会共同代表)
廣瀬克哉(法政大学教授・議員力検定協会共同代表)
http://www.faces-inc.net/giinryoku/index.html

批評の現在シンポジウム Yotsuya Art Studium
| 2008年度|公開セッション
批評(創造)の現在シリーズ関連企画
Session02 生命という策略
日程|2009年1月25日[日]時間|13:30−16:30[13:00開場]
大橋完太郎[表象文化論
郡司ペギオ-幸夫[理論生命科学
三脇康生精神科医美術評論家
岡崎乾二郎[造形作家/評論家]ほか
YotsuyaArtStudium
批評の現在シリーズ
http://www.artstudium.org/2008/session/

大竹伸朗トークショー&サイン会
『見えない音、聴こえない絵』(新潮社)刊行記念
2009年1月25日(日)18:00〜19:30(開場:17:30〜) 
会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
定員:120名様 
入場料:¥500(税込)
電話予約の上、当日精算/オンラインストアにて入場料精算
受付開始日:2008年12月25日(木)10:00〜
電話予約&お問い合わせ:
青山ブックセンター本店・03-5485−5511
(10:00〜22:00)

【イベント内容】
絶大な人気を誇る異色のアーティスト、大竹伸朗氏が四年以上にわたって文芸誌「新潮」に連載中のエッセイ"見えない音、聴こえない絵“が単行本化されました。刊行
を記念して、執筆にまつわるさまざまなエピソードを語ります(聞き手:「新潮」編集長・矢野優氏)。講演終了後にサイン会を予定しています。

ピーター・バラカンの“出前ジュークボックス”Vol.2
ピーター・バラカンさんのDJ番組をライヴで体験できる新イヴェントの第2回。前半におおしまゆたかさんがゲストとして登場します。アイルランド音楽のディープな世界をお楽しみください。
[日時]09年1月25日(日)午後3時開演(2時30分開場)
[出演]ピーター・バラカンブロードキャスター)、おおしまゆたか(翻訳家・音楽評論家)
[料金]1800円(1ドリンク付き)
[会場]アップリンク・ファクトリー
    〒150-0042東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F
    Tel.03-6825-5502
[予約]1)お名前 2)予約希望人数(一度の予約で3名様まで) 3)ご住所 4)電話番号 を明記のうえ、件名を「出前ジュークボックスVol.2」としてfactory(あっと)uplink.co.jpまでメールでお申し込み下さい。

シンポジウム「ナルシストランス宣言」
日時:01/25(日)、14:00〜
場所:立命館大学衣笠キャンパス以学館2号ホール

次第:
1、寸劇
2、「何故いま、ナルシストランスなのか」ヨシノユギ
3、パネルディスカッション
「ナルシストランスの可能性〜社会制度・医療・身体をめぐって」
コーディネーター:立岩真也立命館大学先端総合学術研究科教授)
パネリスト:早乙女成妃子/藤堂里伽子/ヨシノユギ
4、質疑応答
⇒gCOE「生存学」センター長でもある立岩真也(最新刊『良い死』もよろしく)が、3人の「ナルシストランス」たちと繰り広げるディープな禅問答!