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第3回VCASI公開フォーラム
『移りゆく資本主義II:日本の政党・政治システムの制度変化』細川政権の誕生による自民党一党優位体制の終焉、さらに、細川政権下における選挙制度改革により、選挙制度や政治関連法律の変化に加え、有権者の意識改革も進み、日本の政治・政党システムは制度変化を開始したと考えられる。その変化は、新たな均衡点を求めていまだ続いている。先般の小泉政治により、有権者のさらなる意識改革が進み、それが新たな制度変化のうねりになっているという見方も存在する。
このような制度変化の中で、かつての自民党一党優位体制と中選挙区制度時代に主にインフォーマルな形で存在した、政党内、政党間、政・官・業間などの、利害調整を中心としたコーディネーション・メカニズムは崩れつつあり、新たなメカニズムを模索している。その過程で、コーディネーション・メカニズム不在による様々な混乱、問題の先送り(不人気政策の後回し)、ただ乗りの横行、政治対立の激化、などが進んでいると指摘する者も多い。いわゆる「ねじれ国会」下における政治機能不全、ポピュリズムの横行、といった政治現象も、より大きな制度変化の流れの中で捉えることが可能であり、そこでは基礎的な視点も必要となる。
本カンファレンスは、有権者の意識の変化、経済や社会でも並行的に進む制度変化とのリンケージ、といった制度論的な観点を加味した上で日本政治の現状を概観し、「ねじれ国会」、ポピュリズム、二大政党制、などの本質を見極めた上で、今後の方向性について模索しようとするものである。
VCASIの研究者に加え、日本政治の中心でその変化を見てきた与野党の政治家など実務家を迎え、最先端の理論と日本政治の「今」との接点を探りつつ、今後の方向性について議論する。1.日時 7月16日(水) 15:00〜18:00
2.場所 日本財団ビル2F 大会議室3.参加者
<ディスカッタント> (abc順)
青木昌彦 (VCASI主宰、スタンフォード大学)
ジェラルド・カーティス (VCASIフェロー、コロンビア大学)
加藤秀樹 (東京財団会長)
河野 勝 (VCASIフェロー、早稲田大学)
前原誠司 (衆議院議員)
清水真人 (日本経済新聞社編集委員)
与謝野馨 (衆議院議員)
<コーディネーター>
加藤創太(VCASIフェロー)4.プログラム
(1) 挨拶 15:00〜
加藤秀樹 (東京財団会長)
(2) 問題提起のためのプレゼンテーション 15:10〜15:40
・ジェラルド・カーティス (VCASIフェロー)
・河野勝 (VCASIフェロー)
・青木昌彦 (VCASI主宰)
(3) プレゼンテーションへのコメント 15:40〜16:10
・加藤創太(VCASIフェロー)によるまとめ
・与謝野馨 (衆議院議員)
・前原誠司 (衆議院議員)
・加藤秀樹 (東京財団会長)
・清水真人 (日本経済新聞編集委員)
(4) コーヒーブレーク 16:10〜16:20
(5) ディスカッション 16:20〜18:00
・参加者によるディスカッション (16:20〜17:30)
・会場からの質疑を交えたディスカッション (17:30〜18:00)5.定員
180名 希望者多数の場合は抽選となります
当選者には7月11日(金)に入場証をお送り致します
→申し込みフォームはこちら6.参加費
無料・入場証をお持ち下さい7.お問い合わせ先
東京財団政策研究部(03-6229-5502) 佐藤、板屋
「菊地成孔 音楽とモード #2」 7月16日 update
音楽家・文筆家・音楽講師など多岐に渡って活動する鬼才、菊地成孔。彼のテーマの一つ「音楽とモード」について考えるヒントです。今回は、2008年4月 29日に紀伊國屋ホールで行われた『第106回新宿セミナー@Kinokuniya 大谷能生のフランス革命 特別講義』の模様です。出演は、大谷能生・菊地成孔。「自己神格化」や「非中心性」についてなど、『M/D』を読み進める上でのキーワードやテーマが満載です。
http://www.jjazz.net/programs/ongaku-mode/-2.php