河村書店

人文系イベント紹介サイト

Caryl Phillips、自作を語る

「情動Emotion−体と心を動かすもの」 下條 信輔 (カリフォルニア工科大学 教授)世界の心理学の最先端をいく男
第14回 特別講義

6月17日(火)情動Emotion−体と心を動かすもの

近代社会と近代の諸学を支配してきた「合理的で理性的な個人」という人間観のあちこちに綻びが生じて、「理屈では理解し難い」異形の現象があちこちに現れている。たとえば不可解な凶悪犯罪、不思議なゲームや商品の流行、イデオロギーに依らない大衆操作、スピリチュアルなものや宗教的なものの復興、など。ここでは認知神経科学や心理学、社会思想などで今キーワードとなりつつある「情動 Emotion」を取っ掛かりに、独自の俯瞰とアプローチを試みる。
http://www.gfk.c.u-tokyo.ac.jp/index.html
http://www.gfk.c.u-tokyo.ac.jp/inSessionArticle02.html

青山学院大学

Caryl Phillips、自作を語る――From Distant Shores to Home

日時:2008年6月17日(火)18:00-19:30
場所:青山学院大学、1173教室(11号館7階)
   渋谷区渋谷4-4-25
http://www.aoyama.ac.jp/

講師  Caryl Phillips
司会  西本あづさ(青山学院大学准教授)
ゲスト 富山太佳夫青山学院大学教授)(解説)
    上野直子(獨協大学教授・A New World Order訳者)(インタビュー)

使用言語:英語&日本語

今回のレクチャーは、2001年のエッセイ集、A New World Order(『新しい世界のかたち』、2007年)と2003年の小説、A Distant Shoreを中心に、インタビュー形式ですすめられます。Phillips氏自身からこの2冊の選択とともに提示されたテーマは「帰属」と「ホーム」にまつわる問題。インタビューに先立ち、富山太佳夫氏によるPhillipsの小説世界を理解するための解説があります。

なおこのレクチャーは、青山学院大学英文学科の授業を一般公開とするかたちで開催されます。