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テニスコーツ&梅田哲也+『白い花びら』 『Harmonies』

吉祥寺バウスシアター爆音映画祭
19日(月):テニスコーツ&梅田哲也+『白い花びら』 『Harmonies』
『白い花びら』、『Harmonies』ともに

JUHA 
1998年/78分
配給:ユーロスペース
監督・脚本・製作:アキ・カウリスマキ
原作:ユハニ・アホ
出演:サカリ・クオスマネン、カティ・オウティネン、ほか
撮影:ティモ・サルミネン

Harmonies
2008年/96分
提供:ontonson
監督・撮影:元宮正吾
出演:二階堂和美、さや、植野隆司、ほか
音楽:にかスープ&さやソース

『白い花びら』 解説
フィンランドの国民的文学作家ユハニ・アホが1911年に執筆した原作をベースにした「20世紀最後のサイレント映画」。

『白い花びら』 コメント
「『白い花びら』はかなり変な映画です。初めて見たときはビックリしすぎて、どう考えて良いのか分かりませんでした。白黒の画面といい、ストーリーといい、昔のサイレント映画の典型なのですが、ついている音楽がどういうわけか合っていません。映像と音との関係を!」(テニスコーツ・植野隆司)

『Harmonies』 解説
テニスコーツのさやと二階堂和美によるユニット“にかスープ&さやソース”の姿を追ったドキュメンタリー。1stアルバム『イピヤー』の録音風景から、ライヴ、私生活まで、彼女たちの音楽とその創作に対する姿勢が記録されている。

テニスコーツ&梅田哲也  プロフィール
さや(ボーカル、キーボード)と植野隆司(ギター、サックス)を中心とする不定形ユニット。ディスコグラフィに『ぼくたちみんなだね』『テニスコーツのテーマ』『エンディングテーマ』がある。今回は、日本で最も大きな抽斗を持つサウンド・アーティスト梅田哲也との競演で登場。無声映画『白い花びら』の上映とともに演奏を披露。

「マンガ論争勃発」をめぐって〜持ってるだけで犯罪者?マンガ規制の現在〜  マンガを読むことのできない世界を想像したことはあるだろうか?
それはフィクションやファンタジーではなくなるかもしれない。
ちょうど2ヶ月ほど前、マンガ・アニメ・ゲームなどの創作物も、「準児童ポルノ」として違法化を訴えるよう、児童買春・児童ポルノ禁止法の改正を求める動きがあった。
 このマンガ規制への法案改定の動きは、現在も継続的に行われており、時間刻みで状況が変化している。
 行き過ぎれば、「マンガは持っているだけで犯罪者」になる可能性は0ではない。
 今一体何が起こっているのだろうか?

とは言っても、これは今に始まったことではなく、何度となく繰り返されてきた話の一例にすぎない。
「マンガの規制」と一口に言っても、今までどんなことが問題視され、規制され、されそうになってきたのか?
また、今現在どんな動きが起こっているのか。
話題の書、『マンガ論争勃発』において、「対話」というテーマを掲げ、最前線で活躍されている永山・昼間両氏に、マンガ規制の<今まで>と<これから>、そして<現在>の話を聞いてみる。

表現と規制は、分かれることのできないカップルである。
これはマンガだけではなく、全ての視覚表現に関わることだ。
本講演を通じて、マンガが現在置かれている状況、そして“表現の不自由さ”を巡る多様な思索に触れ、対話のきっかけとしてほしい。

日時:2008年5月19日(月) 15:00〜
場所:和光大学D203教室(小田急鶴川駅下車)
入場自由/無料

主催:芸術学科 三上ゼミ