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「1968年代」の残光―〈68年5月〉の歴史化と抵抗

Title: 「1968年代」の残光―〈68年5月〉の歴史化と抵抗
Date: 2008年5月14日(水)16:20-18:30
Place: 東京大学駒場キャンパス18号館4階 コラボレーションルーム2

発表者:西山雄二 (UTCP) コメンテーター:小林康夫 (UTCP)

(入場無料 事前予約不要)

〈68年5月〉から40年――
セミナーでは、まず、〈68年5月〉の出来事をドキュメント映像を交えながら、世界史的な視野のもとで概説する。次に、フランスにおける〈5月〉の集合的記憶の形成を考察し、とりわけ、1978-88年に固定化された保守革命としての〈5月〉のイメージを分析する。そのうえで、〈5月〉の意味を現在、どのように考えればよいのか、議論する。

参考文献: 『環』 vol.33 (特集・世界史のなかの68年)、藤原書店、4月下旬刊行。

    文明は脂肪だ。「歴史」は挫折する、神は、神を欠落させたまま、もう私たちの
    疑い深い壁を飛び越えず、人間は人間の耳もとで唸り、「時」は道を間違え、核
    分裂は進行中だ。それから何が?
                    ―ルネ・シャール「軽蔑される出現」(1968年執筆)
「1968年代」の残光―〈68年5月〉の歴史化と抵抗 | Events | University of Tokyo Center for Philosophy
【報告】「1968年代」の残光―〈68年5月〉の歴史化と抵抗 | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy

第40回比較藝術学研究セミナー「<戦後まんが>の戦時下起源」 聴講無料・申込不要・比較芸術論「創造する伝統」公開授業

●講演概要
 戦後まんが史を近世以前の伝統に安易に接ぎ木するまんが論が少なからずあるが、そのような「伝統」がいかに切断され、特に十五年戦争下を通じてハリウッド型のアニメーションの形成、ロシアアヴァンギャルドの理論、国策の三者が絡み合う中で、まんがアニメーションをめぐる形式とそれを語る言説がいかに成立していったかを検証することで「戦後まんが」の起源を考える。

講師プロフィール
大塚英志(おおつか・えいじ)
まんが原作者、神戸芸術工科大学メディア表現学科教授
【主要著書・論文】 本講演に関連するものとしては
『「文化映画」としての「桃太郎 海の神兵」--今村太平の批評手懸りとして』(『新現実VOL.4』)
『まんが記号説の成立と戦時下の映画批評-- クレショフと手塚治虫をめぐって』(『新現実VOL.5』)

日時: 2008年5月14日(水)16:20〜17:40
場所: 京都造形芸術大学 NA301教室(人間館A棟3階)
お問い合せ: 京都造形芸術大学・比較藝術学研究センター
〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116
電話: 075-791-9167   FAX: 075-791-9181
E-mail:irccas-info(あっと)kuad.kyoto-art.ac.jp
URL:http://irccas.kyoto-art.ac.jp/

東京女子大学学会講演会「ジェンダーからみた国際関係−新世界の発見−」 日 程 : 2008年5月14日(水)〜6月11日(水)全5回

内 容 : 戦争に対する意識にはジェンダーによる差が顕著に見られます。生命を生み出す女性は概して平和を望む傾向が強いからといわれます。しかし、他方で戦争に協力した女性の歴史もあります。そこでこの連続講演会では「ジェンダー」の視点から国際関係を見直すことをめざします。近年、台頭が著しいジェンダー論的な国際関係研究の成果に注目していただきたい。

会 場 : 東京女子大学西荻窪駅北口より徒歩12分)
テーマ&講師 :
◆5/14(16:35〜18:05)「植民地支配とジェンダー─太平洋諸島サモアの事例から─」講師:山本真鳥(法政大学)
◆5/21(14:55〜16:25)「アフリカの民主化ジェンダー」講師:冨永智津子(宮城女学院大学)
◆6/5(16:35〜18:05)「ナショナリズムジェンダー」講師:上野千鶴子東京大学
◆6/6(14:55〜16:25)「日本の軍隊・戦争と男性性」講師:大日方純夫(早稲田大学
◆6/11(16:35〜18:05)「平和構築とジェンダー」講師:竹中千春(明治学院大学
対 象 : 関心のある方どなたでも
参加費 : 無料、事前申込不要
主 催 : 東京女子大学学会