河村書店

人文系イベント紹介サイト

グローバリゼーション・中国・フーコー・「靖国 YASUKUNI」

第5回「市場原理と中国経済

中国はグローバリゼーションの中で経済を発展させ、一人あたりGDP ではまだ大きな発展の余地があるものの、エネルギー消費では世界第2 位、貿易額は世界第3 位を占めるにいたっています。発展途上国がスーパーパワーとなった歴史上初めての国といえます。

しかしこの国は今、改革の転換期に直面しています。市場経済のさらなる発展のために民主的な法制度が整備されていくのか、中国社会の両極分解の原因となっている所得の格差をどのように是正していくのか、さらに国有資産の民営化過程で生じている腐敗現象により、市場経済化を後退させる危惧はないのか ―。

このような疑問に答える形で、現代中国を代表する経済学者であり、市場経済の旗手として著名な呉敬蓀教授にお話しいただきます。これに続くパネルディスカッションでは、青木 昌彦・東京財団特別上席研究員をモデレーターに有識者を交えて、日中経済関係の将来および世界経済への影響について議論します。

日時: 2008年4月3日(木)
16:00 〜 18:00 基調講演・パネルディスカッション(15:30 受付開始)
18:00 〜 19:00 カクテル・レセプション

会場: 日本財団ビル2階(東京都港区赤坂1−2−2)
パネリスト: 呉敬蓀(国務院発展研究センター研究員)

モデレーター: 青木 昌彦(東京財団 特別上席研究員(スタンフォード大学名誉教授))

定員:200名(後日、抽選の上、入場証を発行いたします)
参加費:1000円
お問い合わせ:研究部広報 今井・上村 (03-6229-5504)

http://www.tokyofoundation.org/jp/symposium/gl08005/

廣瀬純講演会「物語=殺人、音=映像、資本=労働:哲学と映画との認識論的同時性」 2008年04月03日(木) 18時00分
入場無料(定員108名)
場所 : 東京日仏学院エスパス・イマージュ
フランス語(日本語同時通訳付き)/映画は日本語字幕付き
お問い合わせ
東京日仏学院(03-5206-2500)
特集・特別企画 ミシェル・フーコーと1960年〜70年の思想 のイベントです。

講演会に先立ち『かつて、ノルマンディーで』を上映

「わたしの人生は下手くそにモンタージュされ、下手くそに演じられ、うまくかみ合っていない吹き替え映画のようなものです。」これはマルグリット・デュラスの言葉だ。ピエール・リヴィエールもまたミシェル・フーコーに同じことを語り得たのではないだろうか。フーコーがリヴィエールに見出した「物語=殺人の装置」も一本の「吹き替え映画」をなしているのではないだろうか。ジル・ドゥルーズとフェリックス・グァタリが次のように書くとき、そこで問題となっているのもまた、下手くそにモンタージュされ、うまくかみ合っていないもうひとつの吹き替え装置あるいは二重化された装置なのではないだろうか。「マルクスが示すのはふたつの『主要な』要素が出会うということです。ひとつは脱領土化された労働者であり、彼は自由で何ももたない労働者となり、自分の労働力を売らなければならない。もうひとつは脱コード化されたカネであり、これは資本となり、労働者の労働力を買う能力をもっている。」
廣瀬純

廣瀬純
1971年、東京生まれ。龍谷大学経営学部専任講師。仏・映画批評誌 Vertigo 編集委員。著書に『美味しい料理の哲学』(河出書房新社、2005年)、『闘争の最小回路』(人文書院、2,006年)など。

靖国 YASUKUNI」公開直前トーク! 中国人映画監督・李纓が、靖国神社をテーマに10年間撮影したド キュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」。間違いなく今年最大の 問題作である本作公開を前に、公開記念トークライブが開催されます。日本人、またアジア周辺国をはじめとする外国人にとって「靖国」とは一体何なのか?
【出演】宮台真司社会学者)、鈴木邦男一水会顧問)、末井昭白夜書房編集局長)、他

新宿ロフトプラスワン
4月3日(木)
Open 18:30 / Start 19:30
¥1500(飲食代別)
※詳細は、

http://www.yasukuni-movie.com/