河村書店

人文系イベント紹介サイト

現代小説と批評


日時 2008年3月8日(土) 14時〜16時
場所 Synodos 〒154-0003 東京都世田谷区野沢2-3-1-101
東急田園都市線駒沢大学駅より徒歩13分
 渋谷駅南口発 東急バス、野沢龍雲寺循環に乗車、野沢龍雲寺駅にて下車、徒歩2分)
定員 10名 (募集中) 費用 7,000円(学生・大学院生 3,000円)

セミナー概要
このところ批評をめぐる言葉がにぎわっている。しかし残念なことに、それは「批評は必要ない」「評論家の言葉は信用できない」「小説家にしか小説はわからない」といった、否定的な見解によってにぎわっているのだ。どのようなジャンルでも、表現があれば同時に批評があり、批評によって表現が活性化される、といった幸福な関係はいまや成り立ちにくくなっているが、文芸、小説の世界ではことにそれが著しい。カリスマ的な論者がポストモダン批評を華やかに語った時代は遠く過ぎ去り、いまやブログやSNSでなされる読者のつぶやきと、批評の言葉との違いが見えなくなっている。ポストモダンが徹底化された時代に、はたして批評は可能なのか。そもそも批評とはどういう行為なのか。このところ小説をめぐって交わされている「批評不要論争」(?)を概括しつつ、それでも批評は必要である、ということについて話してみたい。

仲俣暁生(なかまた・あきお) 1964年東京都生まれ。フリー編集者/文筆家。著書に『ポスト・ムラカミの日本文学』、『極西文学論 Westway to the World』、『「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか』、『〈ことば〉の仕事』がある。ブログ【海難記】Wrecked on the Sea

http://kazuyaserizawa.com/synodos/seminar/index.html#14


『アニメがみる未来〜コンテンツが切り拓く将来』

アニメ等のコンテンツは、単なるエンターテインメントの枠を超え、科学者の想像力を刺激することで、未来の科学技術や社会を創造する契機になる可能性を秘めています。東京大学では、これまでさまざまなコンテンツ制作事業者の協力を得て、新たなコンテンツ人材養成を試行し、技術とクリエイティブの両面を理解したプロデューサーの育成を行ってきました。

 そこで、本シンポジウムでは、東京大学における技術とアニメの連携に関する研究・教育の取り組みの一端をご紹介するとともに、アニメ・コンテンツと未来社会との関わりについて、科学者・思想家・アニメ制作者・企業家という各々異なる立場から議論し、アニメが持つ可能性について考えていきます。

13:15〜 記念講演「インフラフリーが拓く未来の社会と技術」
 アニリール・セルカン 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻助教、宇宙飛行士候補
13:45〜 ワークショップ成果紹介「未来技術とアニメーション」
14:00〜 パネルディスカッション「アニメと科学技術が交錯する未来」

七丈 直弘 (パネルディスカッション・モデレーター)
東京大学大学院情報学環准教授
1970年静岡生まれ。

アニリール・セルカン
東京大学大学院工学系研究科建築学専攻助教
1973年ドイツ生まれ。国籍はトルコ共和国

渡邊 淳司
(独)科学技術振興機構さきがけ研究員、NTT CS研
1976年生まれ。
http://www.junji.org/


東 浩紀
東京工業大学世界文明センター特任教授
1971年生まれ。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、サントリー学芸賞受賞)、『動物化するポストモダン』(講談社
HPはhttp://www.hirokiazuma.com/

古橋 一浩
アニメ演出家・監督『RD 潜脳調査室』監督
1960年生まれ。主な監督作品に『HUNTER×HUNTER』(TV)、『るろうに剣心明治剣客浪漫譚−』(TV・OVA)、『ジパング』(TV)、『びんちょうタン』(TV)、『シュヴァリエ』(TV)など。

藤咲 淳一
アニメ脚本家・監督『RD 潜脳調査室』シリーズ構成
1967年生まれ。プロダクション I.G在籍。監督作品に『BLOOD+』(TV)、主な脚本作品として『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズを手がける。

近 義起
(株)ウィルコム執行役員副社長
1962年東京生まれ。

石川 光久 (全体コーディネーター)
東京大学大学院情報学環特任教授、
(株)プロダクション・アイジー代表取締役社長
1958年10月東京都生まれ。

主催:文部科学省科学技術振興調整費
   コンテンツ創造科学産学連携教育プログラム
共催:東京大学大学院情報学環
協力:(株)プロダクション・アイジー, (株)ウィルコム

お問い合わせ先/東京大学大学院情報学環
コンテンツ創造科学産学連携教育プログラム
Tel: 050-3367-6953 E-mail:future@content.iii.u-tokyo.ac.jp