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ゲームの今

2015/03/20 (金)19:00 - 21:00 JST

ゲンロンカフェ

佐々木敦×東浩紀「昭和90年代、批評は再起動する――スクール第2弾<ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾>ついに始動!」 @sasakiatsushi @hazuma
前売2600円(1ドリンク付き)/ゲンロン友の会会員証または学生証のご提示で2100円(1ドリンク付き)に!
詳細
当日券は3100円 (1ドリンク付き)です。ゲンロン友の会会員証または学生証のご提示で2600円になります。
友の会会員限定指定席にはキャッシュバックはありません。複数席を予約される場合は、お連れの方が友の会会員でなくても結構です。
開場時間はイベント開始1時間前の18:00となります。


【イベント紹介】
ゲンロンでは2015年6月より、新しい批評家を養成するための学校「ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾」を開講します。
これは4月開講の「ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校」(春学期募集終了)に続く、ゲンロンのスクール事業第2弾にあたります。
メイン講師を務めるのは、これまでにも「批評家養成ギブス」を手がけ、自身も『ニッポンの思想』、『ニッポンの音楽』、『「4分33秒」論』、『批評時空間』、『シチュエーションズ』、『未知との遭遇』、『「批評」とは何か?』など幅広いジャンルの批評を手がけてきた佐々木敦
2015年=昭和90年、いま必要な批評の言葉を探る「批評再生塾」の全貌が明らかに!!


【批評再生塾 講師】
■主任講師■佐々木敦
■講師■東浩紀/渡邉大輔/三浦哲哉/湯浅学/畠中実/渡部直己安藤礼二/さやわか/速水健朗平倉圭/岡粼乾二郎/細馬宏通/千葉雅也/大澤聡/大澤真幸(登壇順)
■最終講評会審査員■阿部和重宮沢章夫佐々木敦東浩紀


【登壇者より】
「批評」の再生/「批評家」の新生 佐々木敦

 いま、批評と呼ばれ得る営み/試みは何処にあるのか?
 いま、批評家と呼ばれ得る存在は何処にいるのか?

 残念なことに、わたしたちは、これら二つの問いに、即座に、十全に、確信をもって答えられる術を持っていない。むしろ、このような問いが問われる、問われてしまうこと自体に、紛れもない困難が、赤裸々なまでの苦境が、問いの無効が、あらかじめ宿っていると言ってもいいかもしれない。
 すなわち、批評は、批評家は、確固たる存在感とともに、ここにある/いる、などと断言することが、どうにもむつかしくなってしまっているのが、いまである。この現状認識は、もはや遺憾ともしがたい。むしろ、わたしたちは、この事実を、真っ向から受け止める必要がある。批評/家は、いまや絶滅の危機に瀕しているのだ。
 さまざまなジャンルで、いや、ありとあらゆるジャンルで、と言った方が精確なのかもしれないが、批評(家)不要論が言われて久しい。批評という営み/試みの定義は一通りではないが、いずれにせよ、それは「〜についての言説」である。現在の危機とは、言い替えれば、この「について」の危機ということになる。
 あらゆるジャンルで、ジャンルそれ自体や、その担い手や創り手たち、個々の作品や行為や現象などなど「について」の思考と言葉が、退けられ軽んじられる傾向が強まっている。いや、言葉は大量に生産され流通しているのだが、それは信仰告白や片想いの恋文にも近い、対象にべったりと貼り付いた全肯定(或いはその反対の全否定)や、そうした全き肯定/否定を強化し保護するための内輪の言葉でしかない。
 批評とは本来、外の言葉である。たとえ或る領域の内部にあるとしても、絶えず外部の視線を導入して考え、語ることにより、その領域を構成する者たちと共振し恊働し共闘し、遂には領域自体の変化と進化を促すこと。
 批評の危機とは、領域/ジャンルの停滞と固定化の別名でもある。わたしたちは、この状況を危機として認識することさえなくなりつつある。このままでは、何事であれ、刻々と健全に変わってゆくことや、新しい出来事が起こること自体が、不可逆的に減じていってしまうかもしれない。それは、あまりにも不幸なことである。
 だからこそ、批評と呼び得る営み/試みを最定立し、批評家と名乗り得る存在を新たに出現させることが、急務だと思われるのだ。

 批評は此処にあり、批評家は此処にいる。そう言えるのでなければならない。
 そのためにこそ、ここに「批評再生塾」の開講を宣言する。この時代に、この状況下で、批評対象とジャンル/領域と、そして他ならぬ「読者」から必要とされる、明確な存在意義と実効的なエフェクトを帯びた、魅力的かつ強力な批評の書き手を、ここから送り出すことが、このプログラムの目的である。

2015年3月2日 佐々木敦


【登壇者プロフィール】

佐々木敦(ささき・あつし)



1964年生まれ。批評家。音楽レーベルHEADZ主宰。早稲田大学文学学術院教授。
『ex-music(L)』『同(R)』(アルテス・パブリッシング)、『「4分33秒」論』(Pヴァイン)、『シチュエーションズ』(文藝春秋)、『批評時空間』(新潮社)、『未知との遭遇』(筑摩書房)、『ニッポンの思想』、『ニッポンの音楽』(講談社現代新書)、『あなたは今、この文章を読んでいる』(慶應義塾大学出版会)など著書多数。

東浩紀(あずま・ひろき)


1971年生まれ。東京都出身。哲学者・作家。専門は現代思想表象文化論、情報社会論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。株式会社ゲンロン代表、同社発行『思想地図β』編集長。
著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)、『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(講談社)、『弱いつながり』(幻冬舎紀伊國屋じんぶん大賞2015受賞)。

【注意事項】
チケットキャンセルの場合の払い戻しは受け付けられません。予めご了承ください。
本イベントはインターネットでの動画配信(ゲンロン完全中継チャンネル)を予定しており、ご来場のお客様の映像が映り込む可能性がございますので、ご了承のほどお願い致します。
当日、ゲンロン友の会会員証または学生証提示で500円キャッシュバックいたします(併用不可、学生証は国立公立学校または学校法人が発行したもの)。
チケット料金は税込価格です。
講演・イベントの無断録画・録音はご遠慮ください。
お席はチケットの申し込み順ではなく、当日会場にご来場頂いた順にご案内致します。


http://peatix.com/event/77548

キュレーションの現在?アートが「世界」を問い直す (Next Creator Book)

キュレーションの現在?アートが「世界」を問い直す (Next Creator Book)

【新宿本店】 『キュレーションの現在』(フィルムアート社)刊行記念 特別座談会 蔵屋美香さん×黒瀬陽平さん×新藤淳さん×松井茂さん「日本からキュレーションの未来を〈さらに〉考える」(2015年3月20日


2月末刊行、『キュレーションの現在』収録の特別座談会。その「拡大版」を行うべく、以下4名が再結集します!

東京国立近代美術館で数多くの展覧会を手がけ、日本の近現代美術の文脈を築いてきた蔵屋美香さん。アーティストかつ評論家として「カオス*ラウンジ」でインディペンデントなキュレーションを行ってきた黒瀬陽平さん。国立西洋美術館という日本でも特殊な立ち位置で仕事をしながら、国際的な文脈を意識しつつ状況を考える新藤淳さん。「磯崎新 12×5=60」展監修をはじめ、キュレーターではない立場で歴史・領域を横断しながら企画に携わっている松井茂さん。

本書に収録しきれなかったお話や、近年のアートやキュレーションについて徹底討論を行います。キュレーションの前衛とは?これからの美術館の使命とは?表現をめぐる状況をどう思うか?日本のキュレーションにはどんな未来が待ちうけているのか?今日のアートを語るうえで必聴のトークとなるでしょう。

 
○日時:2015年3月20日(金) 19:00〜 (開場18:30)

○場所:紀伊國屋書店新宿本店 8階イベントスペース 

○定員:50名 ※定員に達し次第、受付を終了させていただきます。

○参加方法:2月27日(金)10:00より7階レジカウンターにて、『キュレーションの現在』をお買い上げへ参加整理券を配布いたします。
お電話でのご予約も同日より承ります。
※ご予約の方は、7Fカウンターにて対象書籍購入後、8Fイベントスペースへお越し願います。

ご予約・問い合わせ:7階直通 03-3354-0757

*座席は自由席となります。
トークは1時間程度を予定しております。
*会場での録音は固くお断りいたします。
○お問い合わせ・ご予約 新宿本店7階カウンター 03-3354-0757

★当店に繋がる他の電話番号におかけになられても、ご予約は承れませんのでご注意下さい。

蔵屋美香(くらや・みか)
千葉大学大学院修了。東京国立近代美術館美術課長。おもな展覧会に「ぬぐ絵画―日本のヌード 1880-1945」(2011-12 年、東京国立近代美術館 第24 回倫雅美術奨励賞)、第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館キュレーション(2013 年、アーティスト:田中功起 特別表彰)、「高松次郎ミステリーズ」(2014-15 年、東京国立近代美術館)など。

黒瀬陽平(くろせ・ようへい
美術家、美術評論家、アーティストグループ「カオス* ラウンジ」代表。著書に『情報社会の情念』(2013 年)。主なキュレーション作品に「破滅* ラウンジ」(2010 年)、「カオス* イグザイル」(F/T11 主催作品、2011 年)、「キャラクラッシュ!」(2014 年)など。

新藤淳(しんふじ・あつし)
1982 年生まれ。西洋美術史国立西洋美術館研究員。共著に『版画の写像学』(2013 年、ありな書房)など。展覧会企画に「かたちは、うつる」(2009 年)、「フェルディナント・ホドラー展」(2014 年)など。

松井茂(まつい・しげる

詩人。東京藝術大学芸術情報センター助教。関わった企画・展示に「テレビジョン再検証・中継の思想」(TBS 報道局+東京藝術大学芸術情報センター、2013 年、企画)、「おくりもの藤幡正樹 Expanded Animation Works」(恵比寿映像祭、2014 年、プログラマー)、「磯崎新 12×5 = 60」(ワタリウム美術館、2014-15 年、監修)ほか。


https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/20150226134528.html


『ゲームの今』発売記念【徳岡 正肇】さん トークイベント 開催!


ブックファースト新宿店・地下2階 Fゾーン イベントスペース
3/20(金)午後7時〜午後8時30分 (開場 午後6時45分)
『ゲームの今』(SBクリエイティブ刊)の発売を記念して、執筆者【徳岡 正肇】さんによるトークイベントを開催いたします。


【参加方法】
2月26日(木)午前10時より、ブックファースト新宿店Gゾーンコンピュータ書籍売場にて、対象書籍をお買い求めの先着40名様にイベント参加整理券をお渡しいたします。
【対象書籍】
『ゲームの今』 本体2,400円+税
【注意事項】
※整理券はお一人様1枚とさせていただきます。
※整理券の電話予約ならびにお取り置きは承れません。
※イベント券をお持ちでない方の入場はできません。当日は必ずイベント参加整理券をお持ちください。
※当日のお席はご入場順の自由席です。
トークイベント中の写真・動画の撮影、及び録音、ウェブでの配信はお断りさせていただきます。


http://www.book1st.net/event_fair/event/page1.html#a_868

大串夏身×岡本真×吉井潤 「図書館のこれからをガチで語る」」
MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店
開催日時:2015年03月20日(金)19:00 〜 2015年03月20日(金)21:00 フェア・イベント一覧開催店舗ページへ
地方分権指定管理者制度導入などの社会状況の変化を背景に図書館を取り巻く環境が変わり、また人々の意識の変化にともなって図書館は「読書施設」だけでなく情報のハブやアーカイブ装置としての役割を求められるようになっています。また、たとえば、TSUTAYAを運営するCCCが指定管理者となった武雄市図書館によって地域と図書館の関係性が改めて注目されたように、あるいは図書館をめぐる出版社のシンポジウムが開催されたように、静的なイメージがある図書館に対する議論の熱量が上がってきています。

そこで、本トークイベントでは、新刊『29歳で図書館長になって』で、20代で図書館長になった経験をもとに図書館のあるべき姿・未来像から日々の実践、資金繰りまでを語った吉井潤さんに、書籍では書ききれなかった点も含めて、若手図書館員の立場から積極的な提言をしていただきます。

そして、『これからの図書館・増補版』の著者・大串夏身さんと『未来の図書館、はじめませんか?』の著者・岡本真さんに、『29歳で図書館長になって』の内容もふまえておふたりがもつ図書館の未来像を語っていただき、3人それぞれの立場から「図書館のこれから」をガチで戦わせていただきます。

それぞれ異なるアプローチで「図書館の行く末」に関する著書を刊行している3人のトークイベントです。当日はかなり踏み込んだ内容になると予想されますので、図書館員や図書館に興味がある方はもちろん、図書館をよく利用するみなさんもふるってご参加ください。

■登壇者■


大串夏身(おおぐし・なつみ)
1948年、東京都生まれ。昭和女子大学人間社会学部特任教授。日本図書館情報学会、日本学校図書館学会、日本図書館協会、比較都市史研究会などの会員。著書に『これからの図書館・増補版』『図書館の可能性』『調べるって楽しい!』『DVD映画で楽しむ世界史』(いずれも青弓社)、編著に『読書と図書館』、共著に『触発する図書館』(ともに青弓社)、『図書館概論』(学文社)など多数


岡本 真(おかもと・まこと)
1973年、東京都生まれ。アカデミック・リソース・ガイド代表取締役、プロデューサー。ヤフーで「Yahoo!知恵袋」などのプロデュースなどを担当し、2009年に起業し現在に至る。日本各地で図書館のプロデュースに関わる。著書に『未来の図書館、はじめませんか?』(青弓社)、『ウェブでの〈伝わる〉文章の書き方』(講談社)、共編著に『ブックビジネス2.0』(実業之日本社)ほか


吉井 潤(よしい・じゅん)
1983年、東京都生まれ。2006年、山中湖情報創造館(ライブラリアン)、09年、練馬区立南田中図書館副館長、10年、新宿区立角筈図書館副館長をへて、13年から江戸川区立篠崎図書館・江戸川区立篠崎子ども図書館館長。地域資料デジタル化研究会理事 、三田図書館・情報学会会員、日本図書館協会会員。共著に『図書館の活動と経営』(青弓社)


■日時:2015年3月20日(金) 18:30 開場 19:00 開演
■場所:MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店 7階喫茶コーナーにて。入場料 1000円(1ドリンク付き)
■定員:40名
■受付:ご予約が必要です。7階カウンター、もしくは、お電話にてご予約承ります。
■お問い合わせ先:MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店 ☎03-5456-2111


http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=8341