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「太平洋戦争開戦73周年――統制美と娯楽のプロパガンダ芸術を鑑賞す

日本の軍歌 国民的音楽の歴史 (幻冬舎新書)

日本の軍歌 国民的音楽の歴史 (幻冬舎新書)

辻田真佐憲【愛国コンテンツの未来学 #2】「太平洋戦争開戦73周年――統制美と娯楽のプロパガンダ芸術を鑑賞する」 @reichsneet
前売は2600円(1ドリンク付き)/ゲンロン友の会会員証または学生証のご提示で2100円(1ドリンク付き)に!


当日券は3100円 (1ドリンク付き)です。ゲンロン友の会会員証または学生証のご提示で2600円になります。※2014年4月からの消費税増税に伴い、入場料を改訂いたしました。ご了承ください。
友の会会員限定指定席にはキャッシュバックはありません。複数席を予約される場合は、お連れの方が友の会会員でなくても結構です。
開場時間はイベント開始1時間前の18:00となります。

【イベント概要】
 真珠湾攻撃73周年を前に、軍事外交のハードパワーではなく、娯楽文化のソフトパワーからアジア太平洋戦争を捉え直す。
 戦時下は、とかく軍部独裁の暗黒時代だったと考えられがちである。その一面もあるとはいえ、当時の民衆は、レコード、イラスト、映画、紙芝居、演劇などナショナリズムを煽る「愛国コンテンツ」を楽しんで消費して、戦争にのめり込んだという面も否定できない。


少女雑誌に掲載された「戦友の唄」。「昼は並んで、夜は抱き合うて」とBL風。このような少女雑誌までプロパガンダに活用された。
(『少女倶楽部』1938年2月号より)


ポリドール(現在のユニバーサルミュージック)が発売したレコード「爆弾位は手で受けよ」(1941年6月新譜。藤田まさと作詞、江口夜詩作曲)。
レコード会社も人気歌手を投入して、国策の要請に応えた。(画像は保利透氏提供)

 とはいえ、今日の我々がYouTubeなどで戦前のコンテンツを見ても単に退屈なものに映ってしまうだけだろう。またそもそも普段まじまじとプロパガンダ芸術を見る機会もないに違いない。
 そこで、「大東亜戦争」開戦73周年にあたる今回は、20年近くプロパガンダ芸術を消費し尽くし、現在の生きているプロパガンダを見るために北朝鮮渡航してきた私が、どこにその魅力があったのかを徹底的に検証してみたい。映像や画像や音声も豊富に流す予定。きっと、今までとは違ったソフトパワーの戦争の姿が浮かび上がってくるはずである。


平壌で販売されていた「金日成朝鮮」切手集。

 (本イベントでは、連続講義の2回めに当たるが、前回の参加がなくてもまったく問題ない。)


【登壇者プロフィール】
辻田真佐憲(つじた・まさのり)



1984大阪府生まれ。文筆家・プロパガンダ研究者。慶應義塾大学文学部卒業。同大学院文学研究科修士課程中退。音楽を始め様々な「愛国コンテンツ」の調査研究を進めている。単著に『世界軍歌全集』(社会評論社)、『日本の軍歌』(幻冬舎新書)、『愛国とレコード』(えにし書房)。監修にCD『大名古屋軍歌』『續・大名古屋軍歌』『スパイ歌謡全集』(以上ぐらもくらぶ)、ムック『日本の軍歌』(晋遊舎)などがある。
【注意事項】
チケットキャンセルの場合の払い戻しは受け付けられません。予めご了承ください。
本イベントはインターネットでの動画配信(ゲンロンカフェ完全中継チャンネル)を予定しており、ご来場のお客様の映像が映り込む可能性がございますので、ご了承のほどお願い致します。
当日、ゲンロン友の会会員証または学生書提示で500円キャッシュバックいたします(併用不可、学生証は国立公立学校または学校法人が発行したもの)。
チケット料金に含まれるのは当講座1回分の受講料です(通し券ではありません)。
チケット料金は税込価格です。
講演・イベントの無断録画・録音はご遠慮ください。
お席はチケットの申し込み順ではなく、当日会場にご来場頂いた順にご案内致します。
未成年の方にはアルコールを提供できません。
18歳未満の方は23時以降の参加はできません。
保護者が同伴しない18歳未満の方は22時以降の参加はできません。


辻田真佐憲【愛国コンテンツの未来学 #2】「太平洋戦争開戦73周年――統制美と娯楽のプロパガンダ芸術を鑑賞する」 @reichsneet | Peatix