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「日本再再再発見」第6回 

日程 2013年8月31日(土) 18:00〜20:00(開場17:30〜)


ミヅマアートギャラリーディレクター三潴末雄さんとゲストによる連続対談シリーズ
「日本再再再発見」第6回 原 研哉 × 三潴末雄

会場 青山ブックセンター本店・大教室
定員 110名様
料金 1,890円(税込)


ミヅマアートギャラリーディレクター三潴末雄さんとゲストが「日本」をテーマに語り合う対談シリーズ「日本再再再発見」。


2011年 猪子寿之さんを皮切りに、植島啓司さん&高橋正宣さん、高橋龍太郎さん、椹木野衣さん、茂木健一郎さんとさまざまな現場で活躍をされている方をゲストに招き、開催をしてきた。
第6回の今回はグラフィックデザイナーの原研哉さんをゲストに迎える。


デザインとアート。分野こそ違うが、原さん、三潴さんともに日本を意識して活動をし、活躍の場をアジアそして世界へと広げている。
これまで日本は、外から流入する文化を吸収しながら、独自の文化を築きあげてきた。この文化形成の中において、デザインとアートも特異の美を生み出してきた。日本のデザインとアートをそれぞれ牽引する2人の視線が交わるとき、 どのような日本が見えてくるのか。
青山ブックセンター初のデザインとアートのダイアログ。ぜひ、会場で原さんと三潴さんとともに日本を再再再発見していただきたい。


日本再再再発見について
東日本大震災からより一層、目まぐるしく変調をきたす日本。
立て続けに起こる予期せぬ事態と、変調のスピードに戸惑いを抱いている人は少なくないだろう。
三潴さんは「日本の独自の文化力は世界に誇るべきものであり、その一翼を担う現代美術は光り輝いている」と語る。そして、東京、北京、シンガポールでギャラリーを運営しながら、日本の現代アートの魅力を発信すべく「ジャラパゴス展」「ジパング展」など、展覧会のキュレーションを積極的に行っている。
三潴さんが言う ‘文化力’、それは日本の根幹にあるゆるぎない力なのかもしれない。早いスピードで移り行く時代だからこそ、日本の深層に変わらず息づく思想や力とは何かを見つめなおしたい。
こうした思いのもと、「日本再再再発見」は日本の現状を正面から見据え、過去に膠着するのではなく、柔軟に日本の未来を考える、そんな場でありたいと願っている。どのような日本に出会うことができるのか誰にも予測はできない。 本対談を通じて日本を今一度、再再再発見していただきたい。


三潴末雄さんからのメッセージ
東日本大震災後、日本のことを、より深く考えるようになった。
かつて三島由紀夫は「日本は何か、という最終的な答えは、左右のナショナリズムが完全に剥離したあとでなければ出ないだろう。」(『「国を守る」とは何か』より)と喝破した。 今こそ、世界を滅ぼすことも、創造することもできる、巨大な思想が3.11以降の日本に求められているのではないだろうか? 青山ブックセンターのお誘いもあり、役不足を承知の上で、無手勝流だが「日本再再再発見」のトークを引き受けることにした。私は長年、現代アートのギャラリーを主宰してきたが、アートの力、言葉の力を信じている。


三潴末雄 ディレクター


「日本再再再発見」第6回 原 研哉 × 三潴末雄 | 青山ブックセンター