河村書店

人文系イベント紹介サイト

『批評とは何か』

「祝祭の書物 表現のゼロをめぐって」(文藝春秋)刊行記念トークセッション
『批評とは何か』

安藤 礼二 × 佐々木 敦

■日時:2012年10月20日(土)19時30分 〜

批評こそが新たな創造である―気鋭の文芸評論家・安藤礼二さんがマラルメの驚異的な書物『ディヴァガシオン』の「重大雑報」に由来する、まったく新たな批評の形を提示した近著『祝祭の書物』。三島由紀夫大江健三郎村上春樹というもっとも創造的な現代日本文学の起源に迫る果敢な試みもしています。
本書の刊行を記念し、同時期に「批評時空間」を連載していた『ニッポンの思想』『未知との遭遇』の著者・佐々木敦さんをゲストに迎え、批評の次なる姿をテーマにトークセッションを開催します。時評でも書評でも、論文でも創作でもなく、またいずれの要素も持たざるを得ない批評。二人の批評家がはじめてガチで向かい合う超絶バトル!
文学の現在をめぐる刺激的かつ創造的な一夜をどうぞお楽しみください。

◆講師紹介◆
安藤礼二(あんどう・れいじ)
1967年東京都生まれ。文芸評論家。多摩美術大学美術学部准教授、同芸術人類学研究所所員。2006年、『神々の闘争 折口信夫論』で芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2009年、『光の曼陀羅 日本文学論』で大江健三郎賞伊藤整文学賞受賞。主な著書に『霊獣―「死者の書」完結篇』『場所と産霊 近代日本思想史』『たそがれの国』など。編著に『折口信夫文芸論集』『折口信夫天皇論集』『折口信夫芸能論集』の三部作がある。
佐々木敦(ささき・あつし)
1964年生まれ。批評家。HEADZ主宰。映画、音楽、演劇、小説などさまざまな分野を横断する批評を多くの雑誌で行っている。早稲田大学、武蔵野美術大学非常勤講師。映画美学校批評家養成ギブス主任講師。主な著書に『「批評」とは何か?』『ニッポンの思想』『文学拡張マニュアル』『小説家の饒舌』『未知との遭遇』など。『批評時空間』が10月末に新潮社より刊行される。

■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5


http://www.junkudo.co.jp/tenpo/evtalk.html#20121020_talk