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『ヤバい経済学』にまつわるヤバ系トーク

村上隆黒田清輝へのオマージュ」シリーズ 特別公開のご案内


「智・感・情」は、よく知られた明治時代の洋画家・黒田清輝の名作です。国内では裸体画として物議をかもしながらも、1900年に開催されたパリ万博では銀賞を受賞しました。日本人女性をモデルにした最初の油彩の裸婦作品ですが、当時としての理想的な体型を追求した「最先端の女性像」であり、日本の伝統的な金地の背景に、西洋絵画的な極めて写実的な描写で人体のみを配し、さらに明確な輪郭線を用いた絵作りは、そのモチーフとともに、非常に挑戦的なものでした。


この作品を100年以上の時を経て、村上隆が現代美術として蘇らせました。まずは、オリジナルの黒田清輝の模写作品を制作しました。そして、3名の絵師をオタクイラストレーション界より招聘し、コラボレーションした作品は、黒田清輝版と同じサイズ、同じポーズが踏襲され、それだけに、現代の美意識や女性観、そして、村上隆の追求する日本の今の美意識の総体が浮かび上がるものとなっています。


本シリーズは今月6月27日からロンドンのガゴシアンギャラリーで開催される村上隆の個展に新作として登場いたしますが、その前に2日のみ、日本の皆様にも見ていただきたく、プライベートなお披露目を行うことにいたしました。日本ではおそらく見ることがない村上隆の大型新作シリーズを、この機会にぜひご高覧いただけましたら幸いです。


本シリーズに参加くださった絵師の皆様をご紹介します。

■Tony(とにー) 作品
1971年宮城県生まれ。
美術専門学校卒業後は広告デザインを手掛けるも、イラストレーターへ転向。
以降、イラストのほか、原画、キャラクターデザイナーとして活動する。
ゲーム原画家としてアダルトゲームの仕事を多く手掛けるようになり、人気が急上昇。
画集に「Tony WORKs Ciel クロニクル」ほか。
公式サイト:T2 ART WORKS http://www.bekkoame.ne.jp/i/taka_tony/


■KEI(けい ) 作品
1981年北海道生まれの男性。
同人誌が電撃文庫の編集の目に止まったことをきっかけに、『奇蹟の表現』でイラストレーターデビューを果たす。
2007年にデザインを手がけた『初音ミク』が空前のヒット作となり注目を浴びる。
水彩画のような淡い色使いが特徴で、おもにライトノベル作品の挿画やキャラクターデザインを手掛けている。
画集に「KEI画廊」
公式サイト:KEI画廊 http://www.kei-garou.net/


■大槍 葦人(おおやり あしと) 作品
1974年8月25日生まれ。日本のイラストレーター、漫画家、ゲームクリエイター
ペンネームとして「大槍蘆人」、「NOCCHI」等がある。
成人向け漫画の執筆と同人誌の活動を平行しつつ、株式会社モノクローマのアダルトゲームブランドLittlewitchを立ち上げる。
「LITTLE WORLD I」「Chronicle」などの画集のほか、原画集も多い。
公式サイト: 少女騎士団と大槍葦人のBLOG http://oyariashito.jp/


村上隆黒田清輝へのオマージュ」シリーズ 特別公開
会期:2011年6月9日(木)6月10日(金)
開廊時間:11:00〜19:00
会場:カイカイキキギャラリー


緊急告知 | Kaikai Kiki Gallery

劇場トークショー決定!@新宿武蔵野館
2011年05月31日

5月28日(土)から新宿武蔵野館シアターN渋谷で始まりました「ヤバい経済学」。
併せまして劇場トークショーが決定致しました!
まさに「ヤバい経済学」ならではのラインナップ!
ここでしか聞けない、ヤバい話が出てくるかも!!
是非、みなさまお誘い合わせの上、お越しください!

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<場所>新宿武蔵野館
6月9日(木)
『ヤバい経済学』にまつわるヤバ系トーク
町山智浩(映画評論家)
18:00〜の回 上映終了後(20分程度)


http://p.tl/dEGF