河村書店

人文系イベント紹介サイト

【リブロ×エンタク学校】開講

オープン・ミーティング2010「活動から作品へ 出来事のリ・クリエーション」12/11(土) 18:00〜19:30(17:30開場) ゲスト:小沢剛+山本高之 会場:練馬区立中村児童館

http://bit.ly/bsZn00

● 新 宿 南 店
『伏 贋作・里見八犬伝』刊行記念
桜庭一樹さん サイン会

■日時 12月11日(土) 14:00〜
■会場 紀伊國屋書店4F 特設会場
■参加方法 ◎11月29日(月)10:00より、紀伊國屋書店新宿南店3階カウンターにて、『伏 贋作・里見八犬伝』(11月25日発売予定、文藝春秋、税込1,700円)をご購入の先着100名様に整理券を配布いたします。
◎お電話でのご予約は11月30日(木)より、整理券に残数があった場合に限りお受けいたします。
■お問合せ・ご予約 03-5361-3301 ※音声案内の②番をお選び下さい。
(平日・日曜|10:00〜20:00、土曜|10:00〜20:30)

◎イベントの期間・内容については急な変更等ある場合がございます。詳細は各店にお問い合わせください。
◎定員になり次第、整理券の配布を終了させていただきます。尚、当サイトでの整理券配布終了のご案内は遅れる場合があります。整理券の残数については各店にお問合せください。

12月11日:「藤波辰爾自伝」刊行記念 藤波辰爾さん サイン会

【日時】2010年12月11日(土) 開始:13:30〜
 
【会場】三省堂書店神保町本店 1階特設会場

只今、藤波辰爾さんの最新刊『藤波辰爾自伝』(草思社刊)を当店でお買い上げまたは電話にてご予約のお客様、先着150名様に2階レジカウンターにて整理券を配布しております。

【お問い合わせ】三省堂書店神保町本店 2階 03-3233-3312(代) 10: 00〜20:00

http://www.books-sanseido.co.jp/blog/jinbocho/2010/11/1211.html

第10回文化資源学フォーラム
「「書棚再考」〜本の集積から生まれるもの〜」

日時 2010年12月11日(土) 13:00-15:30 [入場無料]
場所 東京大学本郷キャンパス 法文2号館2番大教室(→会場地図 →アクセスマップ)
出演者 <敬称略・50音順>: 新谷迪子(千代田図書館館長)、内沼晋太郎(ブック・コーディネーター)、斉木博司(本の町プロジェクト・高遠ブックフェスティバル実行委員長)、佐藤健二東京大学教授)
主催 東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究室
企画・運営 東京大学大学院文化資源学研究室 演習「文化資源学フォーラムの企画と実践」履修生
後援 文化資源学会
*入場無料・申込先着150名(インターネットhttp://bit.ly/shodana2010で受付)
フォーラム|東京大学大学院人文社会系研究科 文化資源学研究室

SPECULA #6 ■群れと変容

平倉圭池田剛介・千葉雅也
12/11(土)14:00-17:00
東京藝術大学 上野キャンパス 美術学部 中央棟1F 第一講義室
入場無料

群れについて考えたい。そして自己の変容可能性について。個体には群れの
ようなところがある(幼児の身体はばらばらに動いてまとまりがない)。群
れには個体のようなふるまいがある(舞い降りるムクドリたちは大きなひと
つの影のようだ)。両者を通底させることは論理的な誤りを含む。だがその
誤りを通して、おそらく自己の変容が実行される。観察から出発する。

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ゲスト・プロフィール

平倉圭|ひらくら・けい
音-映像分析、知覚論。1977年生まれ。横浜国立大学講師。
著書=『ゴダール的方法』(インスクリプト、近刊)。共著=『美術史の7つ
の顔』(未來社)、『ディスポジション──配置としての世界』(現代企画
室)。

http://www.geidai.ac.jp/labs/specula2010/schedule06.html

多摩美での公開講義「21世紀文化論」、第11回は、
特殊漫画家として多岐にわたって活躍されている根本敬氏をお招きいたします。
■21世紀文化論 2010年度第11回
「人生解毒漫画家」
講師:根本 敬(特殊漫画家)、中沢 新一(人類学者/芸術人類学研究所所長)
日時:2010年12月11日(土)15:00〜17:50(開場14:40)
会場:多摩美術大学八王子キャンパス レクチャーホールA
入場無料、当日先着150名(事前予約なし)
※満席の場合、入場をお断りする場合がございます。
※本講演は多摩美術大学芸術学科の講義として行なわれます。
【主催・お問合わせ】
多摩美術大学 芸術人類学研究所 
TEL: 042-679-5697/E-mail: iaa_info@tamabi.ac.jp
多摩美術大学芸術学科研究室
http://www.tamabi.ac.jp/geigaku/news/index.html
TEL: 042-679-5627
【講師プロフィール】
根本 敬
1958年東京都生。特殊漫画家。1981年、月刊『ガロ』9月号に『青春むせび泣き』にてデビュー。
特殊漫画家として活躍の場は多岐にわたる。著書に『生きる 村田藤吉寡黙日記』、『生きる2』、
『因果鉄道の旅』、『人生解毒波止場』、『黒寿司』、『真理先生』など多数。

多摩美術大学 芸術人類学研究所 Information : 21世紀文化論「人生解毒漫画家」 講師:根本敬・中沢新一

サンデルの「正義」論と日本の思想

サンデルの「正義」論ブーム、待望のロールズ『正義論 改訂版』新訳の刊行と、日本ではいま、かつてないほど 「正義」論、および「アメリ現代思想」に注目が集まっている。

だが、このサンデル「正義」論ブームはいささか「唐突」ともいえないだろうか?日本でいま、こんなにもてはやされる背景は何なのか?日米の現代思想を比較しながら、日本におけるこれからの「正義」の行方を探る。

■日時 12月11日(土) 18:00〜20:30(予定)/開場17:30
■会場 紀伊國屋書店新宿本店 9階特設会場
■定員 30名(お申し込み先着順。定員になり次第、受付を終了させていただきます)
■入場料 500円(前払い不可。当日会場にて、現金にて承ります)
■参加方法 ◎整理券などは発行しません。事前お申し込みの上、会場まで直接お越しください。
■お申し込み先 紀伊國屋書店新宿本店5階人文書カウンター、またはお電話でお申し込み下さい。
■お問い合わせ 代表 03-3354-0131(10:00〜21:00)
■出演者プロフィール
仲正昌樹(なかまさ・まさき)
1963年広島県生まれ。東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻博士(学術博士)。
現在、金沢大学人間社会研究域法学系教授。政治思想史・比較文学を専攻。著書に『貨幣空間』『〈隠れたる神〉の痕跡』(以上、世界書院)、『〈法〉と〈法外〉なもの』(御茶の水書房)、『「不自由」論』(ちくま新書)、『集中講義!アメリ現代思想』(NHKブックス)、『今こそアーレントを読み直す』(講談社現代新書)『日本とドイツ』(光文社新書)、『知識だけあるバカになるな!』(大和書房)『〈リア充〉幻想』(明月堂書店)、『なぜ「話」は通じないのか』(晶文社)、『〈学問〉の取扱説明書』(作品社)ほか多数。

◎イベントの出演者・内容については急な変更等ある場合がございます。予めご了承ください。
◎定員になり次第、受付を終了させていただきます。尚、当サイトでの受付終了のご案内は遅れる場合がございます。予めご了承ください。

http://www.kinokuniya.co.jp/01f/event/event.htm

中森明夫アナーキー・イン・ザ・JP』(新潮社)刊行記念
アナーキー総決起集会〈番外編〉―
新人類VSスキゾ・キッズ

■2010年12月11日(土) 15:00〜(開場14:30)

中森明夫×浅田彰

すでに伝説となりつつある中森明夫の連続トークライブ≪アナーキー総決起集会≫。
これまでメッタ斬りコンビ(大森望豊崎由美)、高橋源一郎福島みずほ
錚々たる面々が登壇したが、さらに浅田彰の緊急参戦が決定!!
25年前、新人類の旗手として、かたやニューアカの旗手として脚光を浴び、
以来思想・カルチャーシーンを牽引してきた両雄が相まみえる。(敬称略)

◆プロフィール◆
浅田彰(あさだ・あきら)
1957年生まれ。哲学者、批評家、京都造形芸術大学大学院長。
主な著書に『構造と力 記号論を超えて』、『逃走論 スキゾ・キッズの冒険』、
『「歴史の終わり」と世紀末の世界』(対談集)、『憂国呆談』(田中康夫との共著)など。
1984年から87年まで雑誌『GS』を出し、90年代は柄谷行人とともに『批評空間』を編集し、
『InterCommunication』を創刊した。
国内外の重要アーティスト、文献、論文をいち早く紹介し、また『any会議』を始め、
数多くのシンポジウムの企画・監修を務めているなど
日本のカルチャーシーンに多大なる影響を与えている。

中森明夫(なかもり・あきお)
1960年生まれ。作家、アイドル評論家。主な著書に評論集『アイドルにっぽん』、
コラム集『女の読み方』、小説作品に『東京トンガリキッズ』『オシャレ泥棒』
『学校で愛するということ』がある。1985年、「朝日ジャーナル」誌上で
「新人類の旗手」として脚光を浴びる。89年、大塚英志と対話した共著『Mの世代』を出版。
1990年から「週刊SPA!」巻頭ページ「ニュースな女たち」を写真家・篠山紀信と共に12年間連載。
「おたく」「チャイドル」の名づけ親でもある。2010年、大杉栄も執筆した創刊106年の文芸誌
「新潮」5月号に小説『アナーキー・イン・ザ・JP』を一挙掲載、大きな反響を呼ぶ。
9月末、単行本化。同小説は、著者50歳にして初の純文学作品である。

☆場  所  ジュンク堂 新宿店 8Fカフェ
☆入 場 料  1,000円 (1ドリンク付き)
☆定  員  50名
☆予約受付は7Fレジカウンターにて、また電話ご予約も承ります。

ジュンク堂書店 新宿店 TEL 03-5363-1300

http://www.junkudo.co.jp/tenpo/evtalk-shinjyuku.html#20101211shinjuku

12月11日(土)14:00〜16:00立教大学主催「若者よ、光の中を歩め!!」【講師】なかにし礼【場所】立教大学池袋キャンパス8号館2階8202教室。入場無料 

404 Not Found | 立教大学

『遺魂―三島由紀夫野村秋介の軌跡』(無双舎
『昭和45年11月25日―三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃』(幻冬舎新書)刊行記念
三島由紀夫という〝謎〟をさぐる―いま、三島作品の何を読むべきか」
鈴木邦男氏×中川右介氏 刊行記念トーク&サイン会
開催日時 12月11日(土)17:00〜19:00(開場16:45)
開催場所 東京堂神田本店6階
参加方法 参加費500円(要予約)
電話または、メール(tokyodosyoten@nifty.com)にて、件名「鈴木氏中川氏イベント希望」・お名前・電話番号・参加人数、をお知らせ下さい。
イベント当日と前日は、お電話にてお問合せください。
電話 03−3291−5181

http://www.tokyodoshoten.co.jp/event9.htm

初の映画エッセイ『ユングサウンドトラック 菊地成孔の映画と映画音楽の本』(イースト・プレス)刊行一周年を記念して、オールナイトイベントが開催されます。
池袋の老舗名画座新文芸坐」を舞台に、菊地成孔がディスクジョッキーならぬフィルムジョッキーとしてセレクトした、古今東西の名作映画3本の上映+トークショー
サイレント作品『カリガリ博士』には、菊地自らがDJとして、その場で様々な音を当てながら上映するという実験的な試みです。

■上映作品
カリガリ博士』(1919年・独)監督:ローベルト・ヴィーネ/DJ:菊地成孔
アイズ・ワイド・シャット』(1999年・米)監督:スタンリー・キューブリック
『アバンチュールはパリで』(2008年・韓)監督:ホン・サンス
*『カリガリ博士』は日本語字幕のない英語版プリント(16mm)になります。
 (当日受付にて「あらすじ」を配布予定です)

■日時:2010年12月11日(土) 22時15分開場/22時30分開演
■場所:新文芸坐
http://www.shin-bungeiza.com
■チケット:3300円(全席指定)
*チケットぴあにて11月20日(土)より発売開始(Pコード:597-069)。新文芸坐受付でも取り扱い有。
*オールナイト上映のため、18歳未満は入場できません。

『ユングのサウンドトラック』刊行一周年記念 菊地成孔のフィルムジョッキー | Matogrosso

リブロ池袋本店 12月11日(土) リブロ×エンタク学校  第1限目 平松洋子さん×坪内祐三さんトークイベント「忘れられたひとびと、忘れられた味」

シリーズでお送りします「エンタク学校」、1限目は「en−taxi」最新号の特集「忘れられたひとびと」執筆陣の中から、エッセイスト平松洋子さんが登場、ホストは「en−taxi」同人・文芸評論家の坪内祐三さんです。
平松洋子さんが名作と太鼓判を押されたのが、宇野鴻一郎さんの「味な旅 舌の旅」ですが、この宇野鴻一郎さんの食味随筆を中心に、「忘れられたひとびと」特集で取り上げたひとびと、作品についてお話頂きます。その他、誌面で掲載出来なかったひとびと・本について、また平松さん&坪内さんの忘れられない味についてなど、ひとびとの記憶に残した作品と味の魅力を語って頂きます。
本邦初のおふたりのトークをお楽しみ下さい。

会場:西武池袋本店別館9階コミュニティ・カレッジ28番教室
日時:12月11日(土)午後6時〜
入場料:1,000円(税込)   定員:50名
参加チケット:リブロ池袋本店書籍館地下1階リファレンスカウンター
お問合せ:リブロ池袋本店 03-5949-2910

【プロフィール】
平松洋子(ひらまつ・ようこ)
エッセイスト、フードジャーナリスト。1958年岡山県生まれ。東京女子大学卒業。アジアを中心とした世界の料理、文化について執筆活動を行う。著書に『忙しい日でも、おなかは空く』(日本経済新聞出版社)、『女のひとりごはん』(筑摩書房)、『焼き餃子と名画座』(アスペクト)、『贈りもの歳時記』(主婦の友社)、『決定版 一生ものの台所道具』(新潮社)、『おもたせ暦』(新潮文庫)、『鰻にでもする?』(筑摩書房)、等多数。ドゥマゴ賞受賞『買えない味』が12月10日に筑摩書房より発売予定。

坪内祐三(つぼうち・ゆうぞう)
文芸評論家。1958年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程終了。著書に『ストリートワイズ』(講談社文庫)、『1972』(文春文庫)、『考える人』(新潮文庫)、『人生天語』(文春新書)、『文庫本玉手箱』(文藝春秋)、『倶楽部亀坪』(共著/扶桑社)、『風景十二』(扶桑社)、『酒中日記』(講談社)、『極私的東京名所案内 増補版』(ワニプラス新書)等多数。12月3日に『革命的飲酒宣言』(共著/扶桑社)発売予定。

LIBRO

リブロ池袋本店
【リブロ×エンタク学校】開講!

進化する文芸誌『en−taxi』が動きだします。
11月18日より、リブロ池袋本店書籍館1F人文書コーナーで、『en−taxi』フェアを開催致します。
『en−taxi』棚にバックナンバーや関連本、月替わりの同人セレクション本が並びます。

そして、同人の福田和也氏・坪内祐三氏をホストに『en−taxi』ゆかりの、バラエティ溢れる作家人を迎えての連続トークショーを開催。

名付けて『エンタク学校』開講です。

1限/2010年12月11日(土) 平松洋子×坪内祐三
    「忘れられたひとびと、忘れられた味」
2限/2011年1月15日(土)  杉作J太郎×坪内祐三
    「愛すべき三角マークの男たち」
3限/2011年1月29日(土)  ホンマタカシ×福田和也
    「写真と展覧会」
4限/2011年2月12日(土)  岸本佐知子×坪内祐三
    「アメリカ文学、または赤堤小学校のこと」
5限/2011年2月26日(土)  南博×福田和也
    「音楽の成り立ち」
6限/2011年3月5日(土)   大竹聡×坪内祐三
    「酒の飲み方、夜の歩き方」
7限/2011年3月19日(土)  ゲスト未定×福田和也

会場:西武池袋本店別館9階池袋コミュニティ・カレッジ28番教室
時間:各回 午後6時開演
入場料:各回 1,000円(税込)
定員:各回50名
参加券販売:リブロ池袋本店書籍館地下1階リファレンスカウンター
お問合せ:リブロ池袋本店 03-5949-2910

LIBRO

『写真分離派宣言』 鈴木理策鷹野隆大、松江泰治、倉石信乃、清水穣
イベント概要

Copyright:Ryudai Takano
タイトル:キクオ
シリーズ名:ヨコたわるラフ
技法:chromogenic color print
制作年:2000
Courtesy:Yumiko Chiba Associates, Zeit-Foto Salon
12月11日(土)オープニングイベント
「写真分離派宣言」基調レクチャー
17時〜19時
倉石信乃 x 清水穣 
(入場無料・予約不要)    
※19時から20時にささやかなレセプションパーティを行います。

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写真家・鷹野隆大がそれぞれに声をかけ、ここに3人の写真家(鈴木理策鷹野隆大、松江泰治)と2人の写真評論家(倉石信乃、清水穣)による「写真分離派宣言」を発表するはこびとなりました。
参加する3名の写真家はプリントを最終形態として活動を続けており、2人の批評家と共に全員が1963年生まれです。
近年、デジタルカメラの普及に伴って写真のあり方が大きく変化している。電気信号に変換された像は加工・合成写真をますます誘発するようになっています。この展覧会はこうした現状に対し写真の可能性について改めて問うための試みです。
それぞれは写真家(共に木村伊兵衛写真賞受賞)、写真評論家として、多忙な活動を行いつつユニークな地歩を築いてきました。今回、この5人は、各自のプレゼンス(社会的な立ち位置)を越え、純粋に写真と取り組むものとして、別々の道程のなかからひとつの「宣言」において交差しました。
作品展示とレクチャーによって、この取組をご紹介いたします。
時代と世代とその仕事とが重なった稀有なこの機会をぜひご高覧ください。


・Artist Statement ・・・・・・・・・・・・・・・・

 誕生からおよそ170年、写真が大きな節目を迎えている。近い将来、新聞も雑誌もポスターも紙に印刷する時代は終わり、紙のように薄いモニター画面に表示する日が来るはずだ。扱われる画像は大半が動画となり、写真はマスメディアでの行き場を失うだろう。生き延びるとしたら美術の分野しかないはずだが、そのとき主流になるのは加工や合成を駆使した“絵画的写真”となってしまうような気がしてならない。
 そう考えるひとつの理由は、写真を単なる素材として扱う傾向が加速していることである。写真と実体との関係がどんどん希薄になっているのである。背景にはデジタル技術の一般化によって多くの人が「所詮写真は真実を写さない」と考えるようになったことがある。
 もちろん写真は“真実”を写したりはしない。写すべき“あるがままの現実”があると思っているわけでもない。写真が醸す“リアルさ”がイリュージョンに過ぎないことも十分承知だ。しかしだからと言って、誕生以来続いて来た“ストレート写真”が無意味になったとは思わない。それらは今でも実体の陰画として存在感を放っている。そこに漂う“生々しさ”こそ、170年の歴史の中で写真が紡いで来た独自の世界ではなかろうか。
 1963年生まれに写真家が多いのは偶然とは思えない。それは70年代という写真の黄金時代に幼少期を過ごし、フィルムで撮影することを当然のこととして身体化した最後の世代だからだ。“写真”が崩壊しつつある今、我々は改めてその可能性を提起したい。(文責/鷹野隆大

[ アート 現代美術 恵比寿・代官山・中目黒 ]
主催・協賛・後援等
協 力:Gallery Koyanagi、TARO NASU、Yumiko Chiba Associates/Zeit-Foto Salon(アルファベット順)
ナディッフ ギャラリー
エリア 恵比寿・代官山・中目黒
住所 東京都渋谷区恵比寿1丁目18-4 NADiff A/P/A/R/T B1F [ 地図を表示 ]
アクセス JR「恵比寿駅」東口より徒歩6分
電話番号 03-3446-4977
会場ホームページ http://www.nadiff.com/
日程 2010年12月11日 〜2011年1月30日
時間 12:00〜20:00
休館日 年末年始・12/30-1/3
http://www.realtokyo.co.jp/events/view/31199