河村書店

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社会科学者の社会的責任を考える

≪アイハウス・ランチタイム・レクチャー≫
「英語の世紀における国語〜作家からの視点」
英語の力で世界と渡り合わなければならなくなった時代に私たちは生きている、と作家の水村美苗氏は述べていますが、そのような中で、日本語としての「国語」の歴史的意義と将来を考え直すことは、重要な課題となっています。本プログラムでは、ご自身の作品でも日本語に英語を交ぜる新しい試みをされている水村氏に、国語教育再考の必要性を作家の視点からお話しいただきます。

日時: 2010年2月25日(木) 1:30〜2:45 pm
講師: 水村美苗(作家)
会費: 聴講のみ 1,500円(会員1,000円)、ランチ券付き* 3,000円(会員2,000円)
用語: 日本語(通訳なし)
ティーラウンジ「ザ・ガーデン」のランチタイム(11:45 am〜1:30 pm)にご利用いただけるランチ券を当日11:45 amより会場にてお渡しします。混み合う可能性がございますので予めご了承ください。
詳細はこちらから...
http://admin.Mail-High.com/05EqB8DEsNOe129

ジュンク堂書店池袋本店

石田 雄・著 『誰もが人間らしく生きられる世界をめざして』(唯学書房)刊行記念

今こそ、人間のための学問を!〜社会科学者の社会的責任を考える〜

宇沢弘文×石田雄

■2010年 2月25日(木)19:00 〜

新自由主義という病の蔓延は、日本社会に「貧困」という暗い影を落としました。
そもそも、政治や経済といったものは、人間を幸福にするための道具にすぎなかったものが、逆に、人間の尊厳を奪い、人間を不幸に貶める原因ともなってます。
また、こうした問題にアカデミズムが加担したことは周知の事実です。
そうした反省を踏まえ「誰もが人間らしく生きられる世界」を創り出すために、社会科学者には何ができるのでしょうか。今回の対談では、成田問題に深く関わってきた宇沢弘文先生をお招きし、成田問題を今日的視点から論じていただき、それを素材のひとつとして社会科学者の社会的責任について論じていきたいと考えています。

◆講師紹介◆

宇沢 弘文(うざわ ひろふみ)
経済学者。東京大学名誉教授。シカゴ大学、カリフォルニア大学バークレー校、
スタンフォード大学などで教鞭をとる。著作は、『始まっている未来』(共著、岩波書店、2009年)、
近代経済学の再検討――批判的展望』(岩波書店[岩波新書], 1977年) 、
ケインズ「一般理論」を読む』(岩波書店, 1984年) 、『「成田」とは何か――戦後日本の悲劇』
(岩波書店[岩波新書], 1992年) 『経済学と人間の心』(東洋経済新報社, 2003年)など多数。

石田 雄(いしだ たけし)
政治学者。東京大学名誉教授。東京大学社会科学研究所所長等を歴任。
丸山眞男との対話』(みすず書房, 2005年) 、『一身にして二生,一人にして両身――ある政治研究者の戦前と戦後』(岩波書店, 2006年)、『日本の政治と言葉(上)(下)「平和」と「国家」』(東京大学出版会, 1989年)など多数。

http://www.junkudo.co.jp/newevent/evtalk.html#20100225ikebukuro