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「中沢新一の 東京アートダイバー」

日本文学協会第64回大会発表

会場 立正大学大崎キャンパス 11号館5階
日時 11月28日(土)午後1時30分〜(1日目)

〔第1日目〕
他者に向けて教室をひらく――『山月記』袁さんを可視化する志向――

小 山 千登世

 『山月記』主人公の李徴が〈この気持ちはだれにもわからない。だれにもわからない。〉と袁さん一行に向かって訴える場面。生徒から生徒への発問、「なぜここで二度繰り返しているのですか?」生徒たちの答え、「強調したかったから」「最初のだれにもわからないは袁?たちに向けて、次のは自分自身に向かって言っている」。そんな議論が進む中、不意に「それってわかって欲しいってことじゃないの」の声。教室が静まりかえり、そこにいる誰もに「李徴が見えた」。そのような瞬間が教室にはある。生徒たちが掘り起こす文脈に耳を澄ますと、いったいどのような『山月記』が見えてくるのだろうか。彼等の文脈を繋いで「わたしたちの山月記」を創り、問うてみたい。
                                                    (山梨県立桂高校)

「物語」とは何か――「在日朝鮮人文学」を一視座として――

原   仁 司

 現代における「物語る」主体の位相を、主に「在日朝鮮人文学」の作品を通して考察しようとする試みである。前世紀から西洋の現代芸術は次第にフラット化してきているわけだが、その影響を、もちろん日本の文学作品も受けている。今回取りあつかう「在日朝鮮人文学」もまた、そうした同時代の潮流から決して自由ではなく、少なくとも80年代後半以降の作品は、一部をのぞけばフラット化を生みだした淵源のおおもとであるポストモダニズムの影響を多大に受けている。その影響が日本の現代文学に、どのような変移と歪みをもたらし、何を失わせてきたのかを論考したい。
 「在日朝鮮人文学」の存在の歴史を日本の戦後文学の歴史と重ね合わせて見たとき、そこにあらためて見えてくるものは何か。また、80年代以降に「在日朝鮮人文学」が被ったポストモダニズムの影響とは実際いかなるものであったのか。戦後から現代にいたる「在日朝鮮人文学」の功罪得失の内実を見きわめながら、現代における「物語」の存在意味について認識を深めたい。
                                                    (亜細亜大学

ガザからのメッセージ ――テクストを結ぶ思想の地脈――

岡   真 理

 昨年暮れから3週間にわたり、ガザ地区イスラエルによる一方的な破壊と殺戮に見舞われた。この攻撃は、61年前、イスラエル建国によってパレスチナ人を襲った「ナクバ」(大いなる破局)の暴力が、この間、ひとたびも終わってはいないことをあらためて証明した出来事だった。その爆撃の只中で、一人の英文学者が「今、そこ」で起きている事態を日々、メールで世界に向けて発信し続けた。その記録は日本で『ガザ通信』という一冊の書物にまとめられる。これらは何を意味するのか?
 戦火の中からインターネットを使って現地の声が発信されることは、もはや珍しくない。イラク戦争については、そうした「声」がいくつも書籍化されている。その意味では、「イラク」という記号が「ガザ」という記号に置き換わっただけだ。そこにどんな意味を――しかも、文学的な――を見出そうというのか?
 発表では、『ガザ通信』を素材に、このテクストをめぐる思想的、文学的コンテクストについて考察したい。
                                                    (京都大学

http://www3.ocn.ne.jp/~bungaku/whatsnew/09_11taikaihappyouyousi.html

【東京都千代田区】 出陣学徒慰霊祭 (11/28)
日時 平成21年11月28日(土)
  第一部 記念シンポジウム 13時30分 (13時00分開場) / 第二部 出陣学徒慰霊祭 15時30分〜16時30分
場所 靖國会館2階(靖國神社遊就館隣)
内容第一部:記念シンポジウム 「出陣学徒の精神 〜大東亜戦争を考える〜」
  登壇予定:井尻千男拓殖大学日本文化研究所顧問)、桶谷秀昭(文藝評論家)、佐藤優(作家・元外務省主任分析官)、岩田温(秀明大学助教
第二部:出陣学徒慰霊祭 於・靖國神社本殿
参加費 3,000円 (学生 1,000円) ※ 玉串料
主催 日本保守主義研究会 (実行委員長:田城真哉)
協賛 拓殖大学政策研究会「日本の心」
お問合せ MAIL npo.jci(あっと)gmail.com
お申込 お申し込み用フォーム 出陣学徒慰霊祭参列申込フォーム

副島隆彦を囲む会」主催・定例会、副島隆彦講演会
民主党新政権と米ドル体制はいつまで続くか(仮題)」

講師:副島隆彦先生( + ゲスト講師)
開催日時:2009年11月28日(土)
開場:12:15 開演:13:00 終了:16:30
会場:社会文化会館 三宅坂ホール
場所:東京都千代田区永田町1−8−1

・「副島隆彦を囲む会」定例会(11月28日開催)へのお申し込みは、こちら↓
http://www.soejima.to/cgi-bin/kouen/login.cgi#kouen

上記の定例会は、会員限定となっております。会員でない方にはお申し込み頂けません。
開場、開演時間以外は、あくまで予定です。終了時刻等が変更になる場合もございます。
お席は全て「自由席」になります。お手荷物・貴重品等はお客様ご自身で管理をお願い致します

http://www.snsi-j.jp/boyaki/diary.cgi

カルチャーサロン青山 新講座
中沢新一の 東京アートダイバー」 2009年7月より開講

第3回ゲスト:細野晴臣
2009年11月28日(土)開催
2009年9月15日(火)より受付開始

会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
期間:2009年7月より主に奇数月の土曜日 全6回 
開催日程:2009年7月11日(土)、9月12日(土)、11月28日(土)、2010年1月土曜日、2月土曜日、3月土曜日の予定
日程・ゲスト出演者は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
時間:19:00-21:00
受講費用:1回分 3,000円(税込)
(講座の内容により、教材費を別途お支払いいただく場合がございます)
定員:80名様

受付方法 :2009年9月15日(火)より、第3回(ゲスト:細野晴臣)の受付を開始いたします。

1.電話予約のうえ、銀行振込かカルチャーサロン店頭にて10月15日までに「受講費用」をご入金ください。ご入金をもって「申し込み完了」となりますのでご注意ください。
2.オンラインストアにてお申し込みください。
オンラインストアは、クレジットカード決済のみとなっております。

http://www.aoyamabc.co.jp/20/20_200906/2009_art_diver.html