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「いま、ここにあるもの −恩寵の刹那、歓待の歴史」

***BOOK RECOMMEND***
『いま、ここにあるもの』
今福龍太・鵜飼哲
発行/BOOK246(CAFE COMPANY株式会社)
価格/735円(税込)

世界的に注目を集める、文化人類学者とフランス思想研究家の共著。
彼らは冷静に過去を受け止め、いまを見据え、あるべき未来をその批評のうちに示唆する。隙間のない完成された論理に、荒々しくも美しい、鮮烈なポエジーを添えて。
2009年2月1日にBOOK246で行なわれたイベント「いま、ここにあるもの」を、そのままブックレットに落とし込んだ本書。
頁が中央で裁断されており、著者二人のテクストが、左右に並ぶ。それぞれ独立したものとして読み進めながら、同時に二つのテクストを対比させることができる。
今福龍太と鵜飼哲の両氏、彼らの思考が接続する瞬間を、あるいは別々のベクトルへと進むさまを、ビジュアルで楽しむことのできる体裁に仕上がった。

BOOK246
東京都港区南青山1-2-6 Lattice Aoyama 1F
TEL:03-5771-6899 営業時間:11時〜23時 
http://www.book246.com

商品についてのご注文・お問い合わせはこちらへ
info@book246.com

大人のカタリバ Special 〜格差時代の夜明け前 若者漂流時代をどう生きる?〜
http://www.katariba.net/otokata/special/
                   2009/02/01 12:00- by NPOカタリバ
大学や仕事に追われる20、30代の日常と政治ニュースはあまりにかけ離れていたり、面白くなかったり、ドラマを感じなかったりするから投票の義務をなんとなく理解していても、実際のところ興味が湧かない、優先順位が低い。
そんな状況を変えていくために政治に興味のない若者層を動員し、壇上で行われる有識者と、10代20代の若者とのライブ感のある、知的好奇心を刺激するようなディスカッションを提供する。
このイベントを通して「意外と国の仕組みに関わる話は面白い」と気付いてもらう。演劇や映画にお金を払うように、たまには政治家の話を聞きに行くようになったら日本の政治はもっと面白くなる。  

1.イベント概要
日時: 2009年2 月1 日 (日) 12:00〜16:00(開場:11:00予定)
会場: サイエンスホール
地下鉄東西線半蔵門線 九段下駅徒歩7分
参加費: 無料

イベント終了後には、ゲストを交えた懇親会を開催いたします。
会場 サイエンスホール B1レストラン (イベント会場と同じ建物になります)
時間 16:30〜18:30
会費 学生:3,000円
社会人:4,000円

主催:NPOカタリバ
協力:NPO教育支援協会
運営協力:株式会社ハッピーシード

2.ゲストパネラー(変更の可能性あり)
コーディネーター 寺脇研
当日ゲストパネラー
宮台真司(首都大学東京教授)、廣岡守穂(中央大学教授)、吉田俊実(東京工科大学)、山口二郎北海道大学教授)、早野透朝日新聞)、山田厚史(朝日新聞)、川戸恵子(TBS)、与良正男毎日新聞)、鈴木寛民主党)、鈴木恒夫自民党 打診中)、福島みずほ社民党 打診中)、露木順一(神奈川県開成町 町長)、駒崎弘樹NPO法人フローレンス代表)、その他20代サラリーマン、母親、企業家など
事前にゲストへのご質問を受け付けます。
3.お申込フォーム
お申し込みはこちらから
【PC】無料レンタルフォーム FormMan
【ケータイ】無料レンタルフォーム FormMan
4.団体参加者の方
団体として、イベントの告知に少しでもご協力いただけると、
【サイトに団体名を掲載】
【ビラの配布】
【懇親会で活動の告知】をしていただけます。登録フォームには<紹介者名>欄があります。あなたの団体からの紹介で当イベントに参加される方が多いほど、優先的に告知をしていただけます。自分の団体をほかの若者に知ってもらいたい団体の方、ぜひご参加ください。
5.お問い合わせ
お問い合わせは、下記までご連絡ください。
電話:03-6316-6194
メール:y.endo(at)katariba.net

題名のない音楽会」に片山杜秀さんが登場!
テレビ朝日の長寿番組「題名のない音楽会」が、世界に誇るべき日本の作曲家に光をあてる「日本の巨匠」というシリーズを開始。その第1回に番組の初代司会者でもあった黛敏郎をとりあげるそうですが、ゲストとして片山杜秀さんが登場し、楽曲の解説をするそうです。放映日時は2/1(日)午前9:00〜9:30。お見逃しなく!

「題名のない音楽会」に片山杜秀さんが登場! (ブログ * ARTES)
『レコード芸術』1月号で片山さんW受賞特集! (ブログ * ARTES)

テレビドガッチ

ダンス・コミュニティ・フォーラム「We dance」

新しいものは常にオフサイトから生まれる―。この実験精神でオルタナティブなダンスの活動を推進するOffsite Dance Projectは、ダンスコミュニティ活性化のためのフォーラムを開催します。
タイトルは「We dance」。アーティストの企画によるショーイングやワークショップ、トークセッションなど、開港記念会館の全館に多種多様な声を響かせます。参加者は1日出入り自由で各部屋を回遊しながら、様々なダンス表現に触れるユニークなプログラムです。
このフォーラムでは、ダンスを創る・支える・観る人々がともに語り合う場をたくさん作りました。コンテンポラリーダンスが抱える課題を共有し、それぞれの立場で未来にできることを一緒に考えたいと思っています。皆さん、ぜひご参加ください。

2009.1.31sat・2.1sun
時間:11:00〜21:00(受付開始・開場 10:30)
場所:横浜市開港記念会館(みなとみらい線日本大通り駅」徒歩1分)
参加費:1,999円(1日有効パスポート・入退場自由/当日券のみ)
参加方法:
・パスポートは、当日受付にてお求めください。
・参加プログラムは、当日受付にてお申し込みください。
・プログラムは定員制・先着順です。10:30より受付開始します。
※プログラムの時間及びスペースが変更になる場合があります。ウェブまたは当日受付にてご確認ください。
問合せ:Offsite Dance Project:E-mail:info@offsite-dance.jp Tel&Fax.045-565-2331

主催:Offsite Dance Project|企画:「We dance」企画室|後援:横浜市開港150周年・創造都市事業本部|助成:横浜市先駆的芸術活動助成|特別協力:急な坂スタジオ|協力:STスポット


【ショーイング/アーティスト企画プログラム】
■山崎広太 「舞踏対話シリーズ」
キュレーター:山崎広太/出演:大森政秀 他
1/31(土)・2/1(日)共 11:30、13:30、15:30、17:30 8号室[20分]|各回定員10人
このプログラムは、ごく普通の方と、ほとんど動かない舞踏の方が同じ時間を一対一で明るい空間に、共有するプログラム。その二人を照らし合わせることのよって、お互いそこに存在していることの本質を探る、実験的試み。

■黒沢美香 「lonely woman」(初演91年)
出演:大倉摩矢子、きたまり、クリタチカコ、黒沢美香、首くくり栲象、Lisa Koiso、サエグサユキオ、seido、関準太郎、塚原恒太郎、手塚夏子、萩原富士夫、平松み紀、山賀ざくろ
1/31(土)13:00 6号室[120分]|定員80人
これは「零度のダンス」というタイトルから始まっている。当時まちがってバニョレのダンスコンクールに行ったのだ。予選と同じことができない為に落選。以後、同じことができないことに誇りをもって異常に成長したのが「lonely woman」である。この18年間、『立ったその位置を動かない』というルールひとつで、すでに200人以上が立って踊ってくれました。

■スカンク 「振付家、演出家、音楽家、映像作家による共同作業とショーイング」 
出演:黒田育世、羊屋白玉/音楽:スカンク/映像:高橋啓祐/アフタートーク:内橋和久(音楽家
1/31(土)19:30 講堂[40分+トーク]|定員400人
僕は、音楽家ですけど。でも音楽じゃなくてもいいんだけど、何かやろうと思うときはいつも、そのジャンルを最終的には根絶してみたいからやりたいだけなんで。だって根絶されちゃったら、もうそこでやってる必要がないわけだから。

中村恩恵 「Thousand way of kneeling」
コンセプト:中村恩恵/出演:廣田あつ子、山井絵里奈、寺坂薫、苫野美亜、中村恩恵/アフタートーク:北川原温(建築家)
2/1(日)13:00 講堂[60分+トーク]|定員400人
作り込まれた作品の上演でもなく、即興によるパフォーマンスでもなく、踊りを作り出す過程そのものを見て頂きたいと思います。ものが創られる過程には、発見の瞬間が満ちています。目の前で何かが生まれるその瞬間をシェアしたいと思います。

■山下 残 「2002横浜滞在」
振付:山下残/出演:山賀ざくろ山下残/アフタートーク柴崎友香(小説家)
2/1(日)17:00 講堂[40分]|定員400名/アフタートーク 18:00 6号室|定員80名 
2002年10月に横浜STスポットで発表した「横浜滞在制作振付作品」をダンサーに山賀ざくろさんを迎えて再演。横浜ベイスターズの帽子をかぶりながら夜の伊勢佐木町をパトロールし、横浜スタジアム横浜市役所のあいだの道を通ってJR関内を右手にまっすぐ行ったところにあるウィークリーマンションに住みながら、ダンス作品をどうやってつくったらいいのかわからないでいる男。

【ショーイング/企画室プログラム】
■澤田有紀 「図」
振付・出演:澤田有紀/アフタートークあり(未定)
1/31(土)15:00 9号室[30分+トーク]|定員60人
うぶ毛たてて  シュル シュル 細く  
       重ねた層の奥また奥   メリ込めッ、 顔

■岡田智代 遠距離文通ダンス 「ん、または、す」
企画・構成:岡田智代/振付・出演:岡田智代(横浜)、安川晶子(大阪)
アフタートーク:1/31山田うん(振付家・ダンサー)、2/1出演者
1/31(土)18:00、2/1(日)15:30 9号室[30分+トーク]|各回定員 60人
本番当日の朝、私達は初めて顔を合わせる。上演作品は即興ではなく振付。目の前に求める身体はなく、互いの情報交換手段はメールのみ。制限付きの環境で、どこまで潜っていけるのか。深いところで出会いたい。

■大倉摩矢子 「ぼくらはみんな生きている」
舞踏:大倉摩矢子/アフタートーク:山崎広太
2/1(日)12:00 9号室[30分+トーク]|定員80人
きずあとの模様を広げてみる梯子をかけておりていく階段を一段登る一本橋わたる。
こぼさないように、こぼさないように。

■きたまり 「女生徒」
振付・出演:きたまり/アフタートーク:KENTARO!!(振付家・ダンサー)
2/1(日)14:30 6号室[20分+トーク]|定員80人
おやすみなさい。私は、王子さまのいないシンデレラ姫。あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?もう、ふたたびお目にかかりません。(太宰治/女生徒より抜粋)

■神村 恵 「Seeing is believing.」
振付・出演:神村恵/アフタートーク:小林耕平(美術家)
2/1(日)16:00 6号室[20分+トーク]|定員80人
いま目の前に見えるものだけしか信じない。目に見えないものも信じてしまいそうになるけど、目に見えるものだけ作って踊ることをしたいと思います。

【ショーイング/一般公募プログラム】
一般公募によるアーティストのショーイングやプレゼンテーション。詳細はまもなく!
1/31(土)11:00、12:00  9号室[45分]|各回定員60人

【ワークインプログレス&ワークショップ】
■手塚夏子 「ダンスをつくる旅の途上」
キュレーター:手塚夏子/ダンサー・振付:福留麻里
1/31(土)11:00、15:20、2/1(日)11:00  7号室[100分]|各回定員20人
ダンサー福留麻里が、作品の短い部分を何回か試演し、その映像を見ながら自分で感じたことをしゃべったり、キュレータである手塚と様々な問答をする。それらを何回か繰り返す。人が生きているという事は、そのままで人生の過程を味わっているということだと思う。達成の部分だけを見て一喜一憂するのでなく、その過程をとても大切に味わうという、いとおしい時間をみなさまと共有してみたい。

中村恩恵公開ワークショップ 「空っぽの踊り」
リード:中村恩恵|1/31(土)16:00 6号室[180分]
個人が既存の価値観や、社会の風潮にとらわれずに、自分自身と向き合い、個に由来する表現の手段を見出すことに焦点を当てた作業の時間。このワークショップの後半を公開します。
*ワークショップ受講者は、事前の申込が必要です。(先着順20名・経験不問) 

【コミュニケーションプログラム】
伊藤亜紗 「おもしろいって言う係」
企画:伊藤亜紗/参加者:立花和政、幾代さおり、平川恒太、西田陽美
「ここがおもしろかった!」から「ここはわからなかった」という疑問まで、期間中に行われる公演等に対し、率直かつ直球の「レス」をします。つまり会場のあちこちで議論をふっかけ、批評の空間をボムする係です。議論の内容は日刊「ダンス通信」として会場の内外で販売。ダンスをめぐるディスコミニュケーションをほぐすこと、そして参加者の成果を具体的な形に残すことをめざします。

■ラウンドテーブル
企画:山崎広太/司会:手塚夏子/参加者:未定
1/31(土)17:30 7号室[120分]|定員40人
アーティストの言葉を聞きたい。それぞれ多種多様で、ユニークで、真実の言葉を。みんなの方向性の違いを確認しあい、受容したい。
Q.あなたにとって「コンテンポラリー」とは何ですか?
Q.あなたにとって「コミュニティー」という言葉は何をさしますか?
Q.あなたにとってモチベーションの根源になっている物事はなんですか?

■クロージングフォーラム
企画:「We dance」企画室/モデレーター:大橋可也/参加者:企画アーティスト、他
2/1(日)19:00 講堂[120分]|定員400名
フォーラムとは、本来「広場」を意味するものらしい。広場に集まる人たちに特定の目的などあるはずもなく、そのこと自体が広場の本質だとすると、今回のクロージングフォーラムは、ここに集まった参加者、それがダンサーであれ、観客であれ、それぞれの目的を確認、共有し、持ち帰る場にできればと思う。

【フリースペース情報】
■待合室(1号室)受付・クローク・ラウンジです。ビデオ上演予定。
■談話室(2号室)自由なコミュニケーションのためのスペースです。

スタッフ:テクニカル・ディレクター:アイカワマサアキ|舞台監督:遠藤豊|記録映像:古屋和臣|記録写真:松本和幸|制作:岡崎松恵・平岡久美・吉福敦子(Offsite Dance Project)+大橋可也+垣内友香里
We dance: 本チラシができました!
ドメインパーキング

【BOOK246特別トークセッション】
「いま、ここにあるもの −恩寵の刹那、歓待の歴史」

今福龍太 × 鵜飼哲 mediated by 上野俊哉+佐藤泉

911以後の世界の変容を、表層の出来事の衝撃に惑わされることなく、社会の深層構造と歴史の広い射程のなかで思考し続けてきた二人の特異な批評家。今福龍太と鵜飼哲は、2008年5月の同じ日に、それぞれの思考の成果を『ミニマ・グラシア』および『主権のかなたで』(いずれも岩波書店刊)として世に問うた。文体や方法論のちがいを超えて、この二書が示す思想は、現代世界に浸透する暴力や権力の構造にたいする根底的な批判として深く響きあっている。
今回の集まりは、二者の仕事に注視を続けながら独自の批評世界を切り開く上野俊哉と佐藤泉の媒介によってこの二著の今日的な意義を探りつつ、著者自らが自著の精神とその来歴について語る特別の機会となるであろう。今こそ、BOOK246から、21世紀という時代の本来あるべき姿を探す旅へ。われわれは、どこから来て、どこへ向かうのか。何に喜び、誰と笑うのか。その答えが、四人の対話の終るところで明らかになる。

出演/今福龍太・鵜飼哲 媒介者/上野俊哉 ・佐藤泉
日程/2009年2月1日(日)
時間/15:00〜18:00(予定)
場所/BOOK246店内
料金/1,000円
定員/40名(要予約)
お問い合わせ/ゼロサン-5771-6899(BOOK246)
www.book246.com

今福龍太『ミニマ・グラシア 歴史と希求』(岩波書店
真理への信念は、まだ生きているか。ソロー、ヴェイユ、アレーナスら、生と死への誠実さを貫徹するために闘った人々の姿と思想を照らしつつ、人間古来の視座、ミニマ・グラシア(最小限の恩寵)の回復をめざした評論集。