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旅の仲間、仲間の旅

ハケンと秋葉原殺傷事件に関するイベント開催  2008年6月8日、秋葉原で事件が起きました。トラックで歩行者天国に突っ込み、ナイフを用いて歩行者を殺傷した事件です。この事件の容疑者は派遣労働者でした。これをきっかけに、マスコミなどから加害者の置かれていた雇用環境に注目が集まりました。インターネットの世界でも、同じような労働環境の若い世代からの反響が多く集まっています。
 
 派遣の働き方はあらゆる職場で見られます。彼らは「いつクビになるかわからない」人達です。それが今では事務職や製造業だけではなく、公務員や医療などあらゆる職場に広がっています。同時に、最近では正社員のクビもどんどん切られやすくなっています。
 
 イベントでは、「若者問題」や職場環境の問題に詳しい知識人の方を招き、この事件をテーマに論じます。この日本社会はどこへ向かっているのか、そして私たちは今何をするべきなのか。

講師は、朝日新聞社労働グループ記者で編集委員竹信三恵子さん、現代の若者に対する言説を鋭く批判した『「若者論」を疑え!』 著者の後藤和智さん、加藤容疑者が働いていた日研総業労働組合を立ち上げた「NPOガテン系連体」共同代表の池田一慶さんです。是非ご参加下さい。

日時:7月21日 14時から16時半

場所:代沢東地区会館

講師:講師プロフィール(五十音順)
・池田一慶
大学卒業後、日野自動車派遣社員として働く。2006年には製造現場などで働く非正規労働者のためのNPO法人ガテン系連帯」http://www.gatenkeirentai.net/index.htmlを設立し、2007年には日研総業ユニオンなど、加盟する多くのユニオンが労働条件の改善を勝ち取る。詳しくは『偽装雇用―立ち上がるガテン系連帯』(大谷拓朗著、旬報社)。今回の秋葉原事件に関しても、派遣先であった関東自動車への申し入れを行った。

後藤和智
 東北大学大学院博士課程前期在籍。2004年にブログ(「新・後藤和智事務所」)を開設し、膨大な数の「俗流若者論」を批評してきた。主著に『「若者論」を疑え!』(2008年、宝島社新書)、『「ニート」って言うな!』(2006年、光文社新書、共著)。「後藤和智事務所OffLine」で「コミックマーケット74」参加予定(3日目、西地区 "ち" ブロック19b)。

竹信三恵子
朝日新聞記者。非正規労働者の均等待遇やワークシェアリングなど、生活と労働に関わる問題に長年取り組んできた。主著に「ワークシェアリングの実像〜雇用の分配か、分断か」(2002年、岩波書店)、「『家事の値段』とは何か」(99年、岩波ブックレット)など多数。記者としても労働チームに所属、2007年4月からは労働分野の編集委員に就任し、労働問題の最前線に立ち続けている。

当日プログラム
14:30〜14:45 竹信三恵子さんのお話
14:45〜15:00 後藤和智さんのお話
15:00〜15:15 池田一慶さんのお話
15:15〜15:25 休憩
15:25〜16:25 座談会(司会:NPOPOSSE代表今野晴貴
16:30       終了

*イベント終了後、懇親会を行います。

青山ブックセンター本店 イベント情報
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『旅の仲間 澁澤龍彦堀内誠一往復書簡』(晶文社)刊行記念 
巖谷國士トークショー&サイン会
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■2008年7月21日(月・祝)15:00〜17:00(開場14:30〜)
■会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
■定員:100名様
■入場料:700円(税込)電話予約の上、当日ご清算
■電話予約&お問い合わせ電話:
青山ブックセンター本店・03-5485-5511
■受付時間: 10:00〜22:00
(※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。
御注意下さい。)
■受付開始日:2008年7月4日(金)10:00〜
トークショー終了後にサイン会を行います。

『旅の仲間 澁澤龍彦堀内誠一往復書簡』
澁澤龍彦堀内誠一・著 巖谷國士・編 晶文社・刊
価格:4200円(税込)

同時代を生きたかけがえのない「旅の仲間」だった
澁澤龍彦堀内誠一の交友を、パリ・鎌倉間の往復書簡から
あきらかにするビジュアル・ブック! 
全書簡をカラーで収録し、編者による精緻な注釈と解説を付す。

イベントの詳しい内容や最新情報は
青山ブックセンターのウェブサイトに近日中に掲載予定です。
ぜひご覧下さい!!