第4回「よりみちパン!セ」学校 「仕事」と「希望」のあいだには
玄田有史(東京大学社会科学研究所教授)×古市憲寿(社会学者)
■日時:2012年10月23日(火)19:30 〜
2001年、『仕事のなかの曖昧な不安――揺れる若年の現在』(中央公論新社)にて、
若者の失業の実態に鋭く迫り、雇用の本質的な問題を提起した玄田有史さん。
それから10年後の2011年、『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)にて、格差社会
のもと、「現在の生活に幸せを感じる」と若者の7割が答えるその状況を描いて衝撃を
呼んだ古市憲寿さん。「若者」の意識はどのように変容したのか? 「若者」を通じて、
社会はいま、何をもっとも問われているのか?
おふたりの考察がスパークするトークイベント、必聴です!◆講師紹介◆
玄田有史(げんだ・ゆうじ)
1964年島根県生まれ。東京大学経済学部卒業。
現在、東京大学社会科学研究所教授。専攻は労働経済学。
2005年からは「希望学」を提唱、希望という個人の心の持ちようと見なされがちな
問題について、希望がむしろ個人を取り巻く社会のありようと密接に結びついている
諸相をあぶり出し、注目を集めている。著書に『希望のつくり方』(岩波新書)など多数。
「よりみちパン!セ」シリーズにて、『増補改訂 14歳からの仕事道』(イースト・プレス)がある。古市憲寿(ふるいち・のりとし)
1985年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。
慶応義塾大学SFC研究所訪問研究員(上席)。有限会社ゼント執行役。
専攻は社会学。著書に『希望難民ご一行様――ピースボートと「承認の共同体」幻想』
(光文社新書)、共著に『遠足型消費の時代――なぜ妻はコストコに行きたがるのか?』
(朝日新書)、『上野先生、勝手に死なれちゃ困ります――僕らの介護不安に答えてください』
(光文社新書)がある。■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
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