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印象派はいかにして公式に認められたのか

(このイベントは順延となりました。)
秋葉原事件を考える トーク・イベント

秋葉原無差別殺傷事件の判決(東京地裁)当日、トーク・イベントを開催します。

「事件を起こさなければ、掲示板を取り返すこともできない。愛する家族もいない。
仕事もない。友人関係もない。そういった意味で居場所がない。…」
友だちがいたのに、なぜ彼は孤独だったのか。
私たちは、この事件にどう向き合えばよいのか。
事件の意味を考えたいと思います。

会場では、『秋葉原事件 加藤智大の軌跡』(中島岳志著・朝日新聞出版)、
週刊金曜日』3月25日号秋葉原事件特集号などを販売します。
※サイン会(希望者)あり。

【日時】2011年 3月 24日 (木) 19時〜20時30分(18時45分開場)
【出演】中島岳志(本誌編集委員
【場所】東京堂書店神田本店6階 (JR御茶ノ水駅徒歩8分、地下鉄神保町駅徒歩3分)
【入場料】500円(要予約)
【お申込方法】東京堂書店神田本店に直接電話かメール予約。
        TEL: 03-3291-5181
        mail: tokyodosyoten@nifty.com
【主催】朝日新聞出版
【協賛】『週刊金曜日
【問合せ】金曜日編集部TEL:03-3221-8527(山村・弓削田)

http://www.kinyobi.co.jp/event/event_detail.php?no=1857

東北地方太平洋沖地震の影響により、開催を中止
UTCPレクチャー「印象派はいかにして公式に認められたのか (1865-1925) 」

日時:2011年3月24日(木)17:00-19:00
場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム3

講演者:マリー=クロード・ジュネ=ドラクロワ(ランス大学)

司会:三浦篤(UTCP)

フランスの美術制度史の研究者にとって、印象派の画家たちが公式に認められたのは自明のことであり、それを象徴するのが1921年のクロード・モネによる《睡蓮》の国家寄贈であった。この承認のプロセスは美術行政に携わる官吏、美術大臣アントナン・プルースト、さらには美術高等評議会の後押しを受けたジョルジュ・クレマンソーなどの政治家たちによって進められた。1863年以降、美術界の危機が拡大する中、批評家や著述家でもあったこれら官吏たちは、美術批評を通して、市場とアカデミックな体制との橋渡しの役目を担った。彼らが果たした役割によって、1865年にサロンに初めて作品を出品した時点ですでに、印象派の画家たちは公的に認められることになったのである。また、美術に関与のあった官吏たちのこうした著作は、19世紀美術の歴史における重要な資料体となっており、印象派の理解のためには欠かせない点も指摘したい。
――M-Cl・ジュネ=ドラクロワ

使用言語:フランス語(当日講演原稿を配布)
入場無料・事前登録不要

主催:東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」 (UTCP)中期教育プログラム「イメージ研究の再構築」

http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/events/2011/03/la_reconnaissance_officielle_d/