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物語の変容―80年代以降

物語の変容―80年代以降

まんが原作者 大塚 英志
文芸評論家 高澤 秀次

曜日・時間・回数
土 13:00-15:00 全1回 日程
2010年 10/9
受講料
10月(1回) 会員 3,360円
一般 3,990円
教材費 − 設備維持費 −
講座内容
日本近代文学の「終焉」が囁かれはじめた80年代以降、「物語消費論」「サブカルチャー文学論」などで更新期の文学をめぐる数々の斬新な問題提起を行ってきた大塚英志氏。対する高澤秀次氏は、『評伝 中上健次』から『吉本隆明1945-2007』、さらに『ヒットメーカーの寿命―阿久悠に見る可能性と限界』により、物語・詩・歌謡の時代的変容を体現する表現者に寄り添う形で、「終焉」と「更新」の意味を問い続けてきた。
 
今回の対談では、柳田民俗学(『遠野物語』はちょうど百年前の刊行)と自然主義文学の関係、キャラクター小説の起源など、大塚氏の投げかけた画期的な問題提起を改めて高澤氏が受け止め、さらに「物語」から「神話」へと回帰しつつあるゼロ年代の「小説」の現在にまで及ぶ文化論、時代論が展開されます。

カリキュラム
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各自準備
講師紹介
高澤 秀次(タカザワ シュウジ)
1952年北海道生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。文芸評論家。主な著書に『吉本隆明1945−2007』(インスクリプト)、『江藤淳―神話からの覚醒』(筑摩書房)、『戦後日本の論点山本七平の見た日本』(ちくま新書)、『評伝中上健次』(集英社)、『ニッポンの知識人』(?秀実、宮崎哲弥との共著、KKベストセラーズ)、『この思想家のどこを読むのか』(西部邁佐伯啓思との共著、洋泉社)などがある。

http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=85612&userflg=0

北山修 講演会のお知らせ

2010年10月9日(土)13:00‐15:00、東京・稲城市駒沢女子大学で、精神科医北山修氏の講演会「日本人の精神分析――「見るなの禁止」をめぐって」が開かれます。同大学日本文化研究所の主催で、会場は八十周年館(2階16-208教場)、参加費無料・事前申込不要です。最寄り駅は京王線稲城または小田急新百合ヶ丘(駅から小田急バス「駒沢学園」下車)。当日は学園祭「りんどう祭」開催中です。
http://www.komajo.ac.jp/jc-research.html

イベント情報 : みすず書房

シンポジウム
シオニズムの解剖――現代ユダヤ世界におけるディアスポライスラエルの相克》

◆日時:2010年10月9日(土)、10日(日)

◆会場:東京麻布台セミナーハウス(大会議室)
東京都港区麻布台1-11-5 TEL: 03-3582-2922
地下鉄日比谷線・神谷町下車E1出口(桜田通りを東京タワー方面へ徒歩3分)

◆主催:大阪大学グローバルCOE「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」
 共催:東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」(UTCP)
 後援:京都ユダヤ思想学会

◆参加無料・事前登録不要

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◆概要
 イスラエルパレスチナ紛争は、現代世界が抱えるもっとも困難なコンフリクトの一つである。本シンポジウムでは、紛争の一方の当事者であるユダヤ人社会内部に見られる多様性や対立に焦点を当て、紛争の起源としてのシオニズム運動について再検討する。
 シオニズム運動および建国後のイスラエル国家は、ユダヤ的伝統の中につねに脈打ってきたディアスポラの肯定論と否定論との緊張関係のなかにおかれてきた。そのため、シオニズム運動は、第一に、「ユダヤナショナリズム」という外観に比して、伝統的なユダヤ教の価値体系とは大きく矛盾し、第二に、シオニズム内部の諸潮流間で複雑な対立を引き起こしており、また第三に、ユダヤ人社会内における他の世俗的思想運動(社会主義、文化自治主義、リベラリズム等)とも競合してきた。本企画では、こうしたいくつかの対立軸に着目しつつ、ディアスポラからイスラエルへの帰還と建国という目的論的な既成のシオニズム史観を排し、多角的かつ批判的なシオニズム像を示したい。

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◆プログラム

10月9日(土)〈一日目〉

■第1セッション ディアスポラユダヤ社会と新たな政治文化 (13:00〜15:40)
・忘れられた場所と世代――「長い19世紀」最後のロシア・シオニスト
鶴見太郎日本学術振興会
ユダヤ・ネイションに対抗する「イディッシュ労働者」――ブンドの運動理念をめぐって
西村木綿(京都大学
アメリカ・ユダヤ人とシオニズム――国家忠誠と同胞意識のはざまで
池田有日子(関西大学
・コメント:高尾千津子(立教大学

■第2セッション イスラエルの建国とその余波 (16:00〜18:30)
ホロコースト後のユダヤ人DP(Displaced Person)問題
野村真理(金沢大学)
イスラエル建国前後のシオニストによるパレスチナ・アラブ人政策
森まり子(東京大学
・国家の起源にどう向き合うか――「新しい歴史家」とパレスチナ難民問題への責任
金城美幸(立命館大学
・コメント:田浪亜央江(成蹊大学

【共催イベント】シンポジウム:シオニズムの解剖――現代ユダヤ世界におけるディアスポラとイスラエルの相克 | Events | University of Tokyo Center for Philosophy

10/9(土)14:00-16:30「白井晟一シンポジウム」布野修司松山巌/宇野求/松隈洋/中谷礼仁 申込不要 無料 200名 群馬県県立勤惰美術館2F 講堂 

http://www.mmag.gsn.ed.jp/art-event/shirai.htm

「組立」・「組立」対話企画
会場:人形町Vision's
2010 年10 月9日(土曜日)
入場料:1000 円(1 部2 部共通)定員50名 ※事前予約が必要です。

予約はメールにて受け付けています。
下記アドレスにお名前、電話番号、メールアドレスを明記の上ご連絡ください。
kumitate(at)kumitate.org

第一部 生き残る(ための)書籍・建築・美術

午後2:00 〜 4:00
パネリスト
阪根正行(JUNK 堂書店員)
柴田晃宏(建築家・IKMO)
境澤邦泰(画家・ART TRACE)
司会:永瀬恭一(画家)

第二部 美術史を組み替える

午後4:30 〜 7:00
パネリスト
松浦寿夫(画家・美術批評・東京外国語大学教授)
星野 太(美学・表象文化論東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
佐藤雄一(詩人)
司会:境澤邦泰(画家)

http://kumitate.org/event/01.html

映画監督五十年 吉田喜重
Kiju Yoshida Retrospective

2010.10.5-10.31
主催:東京国立近代美術館フィルムセンター
協力:現代映画社、横浜美術館

イベント情報 トーク・イベント
※入場無料(当日1回目の上映をご覧になった方は、そのままトーク・イベントに参加することができます。トーク・イベントのみの参加もできます)。
日程:10月9日(土)
時間:3:20pm- ゲスト:吉田喜重監督

上映会情報映画監督五十年 吉田喜重