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夢現幻罪罰

カール・シュミット再考Ⅱ

津田塾大准教授 萱野 稔人
南山大准教授 大竹 弘二

土曜日・時間 18:30-20:30・回数 全1回 日程 2010年 8/21
受講料 8月(1回) 会員 3,360円 一般 3,990円
教材費 − 設備維持費 −
講座内容
これまでカール・シュミットの思想は、彼がナチスに加担したという過去から、ほとんど否定的にのみ論じられてきました。しかし、政治的なものをめぐる彼の考察は、たとえばドゥルーズ=ガタリの空間論にまで影響を与えており、現代の私たちにとって決定的な重要性を帯びています。主権や例外状況といった問題について、あるいは世界内戦などといわれる現代の状況について、私たちはシュミットの仕事を無視しては何かをまともに語ることはできません。
この講座では、昨年、卓越したシュミット論『正戦と内戦』を上梓しアカデミズムに衝撃をあたえた若手研究者の大竹弘二氏と、権力や暴力の問題について鋭い考察を繰り広げる政治哲学者の萱野稔人氏が、シュミット思想の現代的意義と可能性について徹底的に論議します。 
第二回の今回は、1945年以降のシュミットの思想を中心に語ります。
 
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講師紹介

萱野 稔人
1970年生まれ。パリ第十大学大学院哲学科博士課程修了。哲学博士。東京大学21世紀COE「共生のための国際哲学交流センター」研究員をへて、現在、津田塾大学国際関係学科准教授。
著書に『国家とはなにか』『カネと暴力の系譜学』『権力の読みかた』。
 
大竹 弘二
1974年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、南山大学国語学部准教授。専門は、近現代ドイツの哲学および政治理論。共著書に、山脇直司編『グローバル化の行方』、新世社、2004年(所収論文「J・ハーバーマスと人道的介入の問題:国際秩序の観点から見た討議倫理の一帰結」)。訳書に、アレクサンダー・G・デュットマン『友愛と敵対:絶対的なものの政治学』、月曜社、2002年、および、アレクサンダー・G・デュットマン『思惟の記憶:ハイデガーアドルノについての試論』、月曜社、2009年。

http://bit.ly/anz2F1

嵐山光三郎先生 vs 石田千先生 師弟対談

  • ゴカイ-

「missunderstanding」
開催日時 2010年8月21日(土)15:00から17:00 開場14:45
開催場所 東京堂神田本店6階
参加方法 要予約。参加費500円
電話または、メール(tokyodosyoten@nifty.com)にて、件名「嵐山先生石田先生イベント希望」・お名前・電話番号・参加人数、をお知らせ下さい。
8月20日以降は、お電話にてお問合せください。
電話 03−3291−5181

http://www.tokyodoshoten.co.jp/event9.htm

「夢か現か幻か! 全共闘運動の罪と罰を問う!」シンポジウムを開催します

「兵(つわもの)どもが夢の先」高橋公著を記念して、8月21日(土)15時から神田学士会館においてシンポジウムを行います。

趣旨は、40年前の全共闘運動を再確認するというものです。

ヨーロッパや韓国と違って、なぜ日本の学生運動は受け継がれなかったのか。内容的にレベルが低かったのか。それとも、もはや闘う必要を感じないほど日本の「民主化」が進んだのか。あるいは、若者たちの社会意識が欠落しているのか。

絶対に、ただのノスタルジーにはしません。団塊世代の功罪について徹底的に話し合いたいと思っています。

出席者は、高橋公さんはもちろん、島泰三さん(サル学者、東大全共闘本郷学生隊長)、三橋俊明さん(日大全共闘)、それと宮台真司さんです。宮台さんには問題提起もしていただきます。コーディネータは元朝日新聞論説委員早野透さんです。

午後3時からですが、詳細や予約については後日お知らせします。

シンポジウムは無料ですが、5時半からの懇親会は1万円です(本代込み)。

なお当日は、歌人福島泰樹さんとボーカルの龍さんに短歌絶叫ミニコンサートもお願いしています。

「夢か現か幻か! 全共闘運動の罪と罰を問う!」シンポジウムを開催します That's Japan 番外地/ウェブリブログ