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「自閉症とアスペルガー症候群―コミュニケーションのかたち」 

紀伊國屋書店新宿本店 トークイベント
「好きか嫌いかべつにして、いま、もう一度、マルクスと「共産主義」をまじめに考えてみる」

ソヴィエト連邦崩壊以後、まったくもって省みられなくなったマルクスレーニン、そして共産主義。去年のリーマンショック以降、危機の度合いを深める資本主義体制に対して、いま根本的な批判を、考える必要があるのではないか。ゼロ年代の若手論客白井聡さんを迎えて、マルクス学を提唱する的場昭弘さんの決定的な新訳『共産党宣言』の出版の意義を考えてみる。

■日時 7月18日(日) 18:00〜20:00(予定)/開場17:30
■会場 紀伊國屋書店新宿本店 9階特設会場
■定員 30名(お申し込み先着順。定員になり次第、受付を終了させていただきます。)
■入場料 500円(前払い不可。当日会場にて、現金にて承ります。)
■参加方法 ◎整理券などは発行しません。事前お申し込みの上、会場まで直接お越しください。
■お申し込み先 紀伊國屋書店新宿本店5階人文書カウンター、またはお電話でお申し込み下さい。
■お問い合わせ 代表03-3354-0131(10:00〜21:00)
■出演者プロフィール
的場 昭弘(まとば あきひろ)
白井 聡(しらい さとし)

http://www.kinokuniya.co.jp/01f/event/event.htm

東田直樹・綾屋紗月講演会「自閉症アスペルガー症候群―コミュニケーションのかたち」 *要登録

日時:2010年7月18日(日)13:00-16:00
場所:東京大学駒場キャンパス18号館ホール

当事者による講演と研究者を交えた討論を通じて自閉症アスペルガー症候群のコミュニケーションのあり方と支援方法について考える

★参加費
無料(交流会は有料です)
★事前申し込み制(定員180 名)
こちらの参加申し込みフォーム(http://spreadsheets.google.com/viewform?formkey=dFFqR1dRbHZhaDZMS01xVldqLXNSYVE6MQ)よりお申し込みください。
★使用言語
日本語

★メールでのお問い合わせ
石原孝二 cishi08[at]mail.ecc.u-tokyo.ac.jp
池田喬 imazine[at]eb.mbn.or.jp

★開催の趣旨
米国精神医学会の現在の診断基準(DSM-IV-TR)
では、自閉症(「自閉性障害」)の診断基準の1つに「コミュニケーションの質的な障害」が挙げられています。また、アスペルガー症候群の方でも、通常の仕方でのコミュニケーションに困難を抱えている場合があります。本講演会では、通常とは少し異なる仕方でコミュニケーションを行うスキルを獲得し、小説や著作などを発表されている自閉症アスペルガー症候群当事者の東田直樹さんと綾屋紗月さんにご講演いただくことにより、自閉症アスペルガー症候群におけるコミュニケーション障害とは何かを考えます。
また、お二人の講演と、コミュニケーション障害を専門的に研究されている藤野博さん(東京学芸大学教授)を交えた討論を通じて、通常とは異なるコミュニケーションの形にどのように寄り添い、支援するべきなのか、そもそもコミュニケーションとは何か、といった問題にアプローチします。

★プログラム
13:00-13:15
趣旨説明(石原孝二)
13:15-13:45
講演「自閉症者による文字盤ポインティング
東田直樹(講演補助:東田美紀、司会:石原孝二)
13:45-14:15
講演「『うまく話せない』当事者研究
綾屋紗月(講演補助:熊谷晋一郎、司会:河野哲也
14:30-16:00
質疑応答・総合討論(司会:石原孝二)
パネリスト:藤野博、東田直樹(東田美紀)、綾屋紗月(熊谷晋一郎)
16:15-17:45
交流会(参加費1,000 円)

★講演者・講演補助者・司会者プロフィール
東田直樹:1992年8月生まれ。アットマーク国際高等学校3年生。第四回、第五回グリム童話賞中学生以下の部大賞ほか多数受賞。著書に『自閉というぼくの世界』2004年、『自閉症の僕が跳びはねる理由』2007年(以上エスコアール)他、小学館朝日新聞社交通新聞社より、童話、詩、絵本を13冊出版。

東田美紀:1962年6月生まれ。1983年、総合病院に正看護師として勤務。1988年、結婚を機に退職。会話の無い長男とのコミュニケーション方法を探索。試行錯誤の上、パソコンのキーボードと同じ配列でアルファベットを画用紙に書いた文字盤を考案。著書に『この地球にすんでいる僕の仲間たちへ』(共著、2005年)。

綾屋紗月:1974年生まれ。2児の母。幼少時より集団生活や話すことになじめず、虚弱で鬱々とした学校時代を送る。大学時代に聴覚障害学生と共に活動をしながら手話を学習。2006年アスペルガー症候群と診断。著書に『発達障害当事者研究』(共著、医学書院、2008)、『前略、離婚を決めました』(理論社、2009)。

熊谷晋一郎:小児科医。東京大学先端科学技術研究センター特任講師。1977年生まれ。新生児仮死の後遺症で、脳性まひに。以後、車いす生活となる。著書に『リハビリの夜』(医学書院、2009年)、『発達障害当事者研究』(共著、医学書院、2008年)など。

藤野博:東京学芸大学教育学部特別支援科学講座教授。専門はコミュニケーション障害学。言語聴覚士として病院での勤務などを経て現職に至る。著書は『障がいのある子との遊びサポートブック』2008年『自閉症スペクトラムSSTスタートブック』2010年(いずれも学苑社)など。

石原孝二:東京大学大学院総合文化研究科准教授。科学技術哲学、科学技術倫理学現象学を専攻。著書・論文に『科学技術倫理学の展開』(共編著、玉川大学出版会、2009年)、「心・脳・機械-脳科学技術の現在-」(岩波講座『哲学』第五巻2008年)など。

河野哲也立教大学文学部教授。心の哲学現象学倫理学専門。著書:『エコロジカルな心の哲学』『環境に拡がる心』(勁草書房)、『善悪は実在するか』(講談社メチエ)、『暴走する脳科学』(光文社)など。

東田直樹・綾屋紗月講演会「自閉症とアスペルガー症候群―コミュニケーションのかたち」 | Events | University of Tokyo Center for Philosophy