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現代国家のゆくえ−ヘーゲルと社会的正義

6/5「可能性の空間」は藤井誠二×鈴木隆之対談。「犯罪の都市空間」日々報道される凶悪犯罪の舞台となる日本という国家空間、都市空間、家庭という名の空間は今いかなる問題を抱えているのか
http://tweetphoto.com/24551085

【講演会】本田由紀さん「キャリア教育のあり方を問う−働く若者の適応と抵抗に必要な労働知識とは」6月5日(土)午後3時〜午後5時@同志社大学新町学舎/参加費無料/主催者NPO法人あったかサポート/問合せ075−352−2640

2010年6月5日(土)〜6月26日(土)
ギャラリーメスタージャ企画展

山田 宏一 写真展「Nouvelle Vague」
13:00-19:00 日曜休廊

ゴダール、わがアンナ・カリーナ時代』(ワイズ出版)出版記念サイン会
2010年6月5日(土) 15:00〜15:30
プレスリリース 略歴

展示内容 8×10,11×14インチの主にモノクロ写真を約30点展示予定

プレスリリース
ギャラリーメスタージャは、来る2010年6月5日(土)から6月26日(土)まで、企画展として山田宏一写真展「Nouvelle Vague(ヌーヴェル・ヴァーグ)」を開催いたします。

山田宏一氏は映画評論家として知られています。氏は60年代にフランスに滞在し、その当時今までになかった斬新な映画を創り上げて世界の映画界を震撼させたヌーヴェル・ヴァーグ(新しい波)の若い映画監督らが活躍した映画批評雑誌カイエ・デュ・シネマの同人となり、まさにその「新しい波」の渦中で映画とともに生きてきました。

そこで出会った監督、俳優たち(フランソワ・トリュフォージャン=リュック・ゴダールジャック・ドゥミアンナ・カリーナフランソワーズ・ドルレアックカトリーヌ・ドヌーヴなど)を氏は愛情と情熱を持ってカメラに収めました。そこには実際に撮影現場に立会い、また彼らと親しく交流を持った者にしかとらえることが不可能な彼らの輝く表情が、また知られざる素顔が映っています。

今回の展覧会では、既に氏の書籍などに掲載された写真、また本展覧会と同時期に上梓される『ゴダール、わがアンナ・カリーナ時代』(ワイズ出版)の出版記念の一環として未公開写真も含めた展示をいたします。

是非ご高覧いただきますよう、お待ち申しあげております。

| gallery mestalla | 山田 宏一 写真展「Nouvelle Vague」 |

古屋誠一×荒木経惟 (写真家)
テーマ「愛の復讐、共に離れて…」
日時:6月5日(土)18:30〜20:00

会場:東京都写真美術館 1階ホール(定員190 名)
※両日共に当日朝10時より1階受付にて本展覧会チケットをお持ちの方に整理券を
配布します。先着順、番号順入場、自由席

東京都写真美術館

第64回 日本民藝協会全国大会となみ会場 ご案内
「民藝の現代的意義を問う」

折しも今年は「民藝運動創始者柳宗悦五十回忌に当たり、師が「美の法門」を著した富山県南砺市城端別院で五十回忌の法要を兼ね第64回日本民藝協会全国大会を開催いたします。

大会要綱

日 時
: 平成22年6月5日(土)―6月6日(日)
会 場
城端別院・善徳寺 富山県南砺市城端405
南砺市城端伝統芸能会館「じょうはな座」 富山県南砺市城端1046
宿 泊 地
: 砺波ロイヤルホテル 富山県砺波市安川字天皇330
大会参加費
: 15,000円(フォーラム、懇親会参加/宿泊なし)
25,000円(全国大会、フォーラム、懇親会、
「となみ野フィールド・ミュージアム」参加/1泊宿泊費込)
35,000円(全国大会、フォーラム、懇親会、
「となみ野フィールド・ミュージアム」参加/2泊宿泊費込)
65,000円(全国大会、フォーラム、懇親会、
オプションツアー「立山信仰 & アルペンルート」参加/2泊宿泊費込)
第1日・6月5日(土)

柳宗悦五十回忌法要(自由参加・於城端別院)]
12:00―13:30 受付(城端別院山門)
13:30―13:40 挨拶 太田浩史氏(となみ民藝協会会長)
13:40―14:25 柳宗悦五十回忌法要 「美之法門」碑、献花式
[日本民藝協会全国大会(於城端別院)]
13:00―14:30 法要不参加会員受付(城端別院山門)
14:30―15:10 報恩講演「法話」水尾比呂志氏(日本民藝協会会長)
「感話」イ・スンヒョン氏(柳宗悦研究家)
15:10―16:00 日本民藝協会総会(開会・挨拶・来賓祝辞・議事)
[シンポジウム「民藝の現代的意義」(於じょうはな座)]
15:30―16:20 シンポジウム一般参加受付(じょうはな座)
16:20―16:50 基調講演 内山節氏(立教大学教授、哲学者)
16:50―17:20 基調講演 中沢新一氏(多摩美術大学教授、芸術人類学研究所所長)
17:20―18:50 パネルディスカッション
〈パネリスト〉石井隆一氏(富山県知事)予定/内山節氏/
中沢新一氏/イ・スンヒョン氏/太田浩史
〈コーディネーター〉千秋健氏(ジャーナリスト)
18:50―19:00 閉会挨拶 田中幹夫氏(南砺市長)
[懇親会(於城端別院)]
19:20―21:00 となみ野の郷土料理と郷土芸能
懇親会 「歓迎の挨拶」上田信雅氏(砺波市長)

第2日・6月6日(日)

「となみ野フィールド・ミュージアム
南砺市砺波市は霊峰白山を水源とする豊かな自然に恵まれ山岳信仰神道、念仏など、精神文化の重層を通じ「土徳」という風土を育んできました。
この里の恵みの中から多くの民衆の工藝が生まれ、今も残っています。
この土地の「自然」と「民の営み」を巡回するマイクロバス(特設)を乗り継ぎ、自由に散策していただき堪能していただくと同時に、地元の人々とともにこれからの民藝を模索していただきたいと思います。


〈主な散策地〉
1.民藝の息吹・・・民藝運動の巨匠たちの作品(光徳寺)、棟方志功記念館(愛染苑)、名も知れぬ民の民具(砺波散居村ミュージアム
2.物づくり・・・・井波彫刻、城端の織物、五箇山の和紙すき、庄川挽物木地、福野表
3.体験コーナー・・利賀手打ちそば、ささら屋手焼きせんべい
4.観光地・・・・・五箇山合掌集落(世界遺産)、砺波散居村、高瀬神社瑞泉寺、善徳寺
5.美術館・・・・・砺波美術館(濱田庄司展)、井波美術館(郷土若手アート展)
6.秘蔵民藝品展・・郷土の収集家が集めた民藝品(あずまだち高瀬)
7.湯の里・・・・・南砺、砺波に点在する温泉で一休止

http://www.nihon-mingeikyoukai.jp/news/index.html

【新設】カール・シュミット再考Ⅰ

津田塾大准教授 萱野 稔人
南山大准教授 大竹 弘二

土曜日・時間・18:30-20:30 回数 全1回 日程 6/5
受講料 6月(1回) 会員 3,360円 一般 3,990円

講座内容
これまでカール・シュミットの思想は、彼がナチスに加担したという過去から、ほとんど否定的にのみ論じられてきました。しかし、政治的なものをめぐる彼の考察は、たとえばドゥルーズ=ガタリの空間論にまで影響を与えており、現代の私たちにとって決定的な重要性を帯びています。主権や例外状況といった問題について、あるいは世界内戦などといわれる現代の状況について、私たちはシュミットの仕事を無視しては何かをまともに語ることはできません。
この講座では、昨年、卓越したシュミット論『正戦と内戦』を上梓しアカデミズムに衝撃をあたえた若手研究者の大竹弘二氏と、権力や暴力の問題について鋭い考察を繰り広げる政治哲学者の萱野稔人氏が、シュミット思想の現代的意義と可能性について徹底的に論議します。 

講師紹介
萱野 稔人(カヤノ トシヒト)
1970年生まれ。パリ第十大学大学院哲学科博士課程修了。哲学博士。東京大学21世紀COE「共生のための国際哲学交流センター」研究員をへて、現在、津田塾大学国際関係学科准教授。
著書に『国家とはなにか』『カネと暴力の系譜学』『権力の読みかた』。
 
大竹 弘二(オオタケ コウジ)
1974年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、南山大学国語学部准教授。専門は、近現代ドイツの哲学および政治理論。共著書に、山脇直司編『グローバル化の行方』、新世社、2004年(所収論文「J・ハーバーマスと人道的介入の問題:国際秩序の観点から見た討議倫理の一帰結」)。訳書に、アレクサンダー・G・デュットマン『友愛と敵対:絶対的なものの政治学』、月曜社、2002年、および、アレクサンダー・G・デュットマン『思惟の記憶:ハイデガーアドルノについての試論』、月曜社、2009年。
 
http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=68668&userflg=0

閉塞感は打破できるのか(6)
現代国家のゆくえ−ヘーゲルと社会的正義
              
講 師  早稲田大学教授  竹田 青嗣                                  

 ヘーゲルの国家論は、長く近代ナショナリズム国家を擁護する保守的国家論とみなされ批判されてきた。この批判にはそれなりの理由もある。しかし、その代表的著作である『法の哲学』を詳しく吟味すれば、ヘーゲルの国家理論が、きわめて本質的な「近代市民国家」の原理論であることが理解されるはずだ。   現在、アメリカを中心に、近代民主主義国家を前提として、その社会的な「正義」や「公正」をどう考えるべきかというリベラリズム論争が展開されている。しかし、この議論には、ヘーゲル理解がすっぽりと抜け落ちている。「自由の相互承認」をその核心とするヘーゲルの理解とその現代的な受け取りなしに、新しい民主国家の理論は拓かれない。現代の社会正義の公準をどのように基礎づけるべきか。ヘーゲルのテクストを解読しつつ新しい民主主義理論を展望してみたい。                         (講師記)

■参考文献 竹田青嗣著:『人間の未来―ヘーゲル哲学と現代資本主義』ちくま新書竹田青嗣橋爪大三郎著『低炭素革命と地球の未来』ポット出版

<講師紹介>たけだ・せいじ           
1947年大阪生まれ。在日韓国人二世。早稲田大学政治経済学部卒業。早稲田大学国際教養学部教授。哲学者、文芸評論家。在日韓国人であることを思想の出発点にしながら、現象学プラトンニーチェをベースに、哲学的思考の原理論としての欲望論哲学を展開している。著書に『現象学入門』NHKブックス、『人間的自由の条件―ヘーゲルとポスト・モダン思想』講談社など多数。

日   時 2010年 6月 5日  1回
土曜 18:00〜20:00
受 講 料 会員 2,940円 一般(入会不要)3,570円
 「閉塞感は打破できるのか」セット券(8回)もあり 会員20,000円  

講師の病気や受講者が一定数に達しない場合は、講座を延期または中止することがあります。
手続きの際ご記入頂く皆様の個人情報は、受講連絡やお知らせ、講座企画の内部資料として使わせて頂きます。

〒251-0052 藤沢市藤沢438-1 藤沢ルミネプラザ9階
電話(0466)24-2255  URL:http://www.asahiculture-shonan.com