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仲正昌樹と読むベンヤミン

仲正昌樹とともに読む<思想書古典>徹底読解講義
ヴァルター・ベンヤミン 「“危機の時代”の思想家を読む」 全6回

感受性の豊かさと鋭い批評精神をあわせもつ希有な散文の書き手・・・・、同時代人ハンナ・アーレントに「ジャンルオーム・ド・レットル」― あらゆる分野を越境・解体する「文の人」と呼ばれた、二〇世紀中、最も記憶されるべきアクチュアルな思想家の一人ヴァルター・ベンヤミン(1892?1940)。
彼の遺した作品=仕事は、この“危機の時代”においてますます輝きを放っている。
近代という歴史状況の中で断片としての事象の裂け目から、根源の歴史=目覚めを待つ歴史の真理ともいうべきベンヤミン、珠玉の著作群『歴史の概念について』『暴力批判論』『翻訳者の課題』『複製技術時代における芸術作品』らを仲正昌樹が徹底に読解する。
 
<注意事項>
・購読するテキストを必ず持ってきてください。
・テキストを持ってこない場合、原則質問は受け付けません。
・またテキストを読まない、関係ない質問は基本的に受け付けません。

《使用テキスト》(店頭にて販売しております)
  岩波文庫 赤463-1『ベンヤミンの仕事 1 暴力批判論他十篇』
       ISBN4-00-324631-4 税込定価693円 第一回?第三回で使用

       赤463-2『ベンヤミンの仕事 2 ボードレール他五篇』
       ISBN4-00-324632-2 税込定価798円 第四回?第六回で使用
  ※進行上、岩波文庫版をテキストとしてお持ちください

【日時・内容】
第一回:2009年9月12日(土)
   ベンヤミンの思想史的位置付け『翻訳者の課題』(前半)
第二回:2009年10月10日(土)
   『翻訳者の課題』(後半)
第三回:2009年11月14日(土)
   『暴力批判論』
第四回:2009年12月12日(土)
   『歴史の概念について』
第五回:2010年1月9日(土)
   『複製技術時代における芸術作品』(前半)
第六回:2010年2月13日(土)
   『複製技術時代における芸術作品』(後半)
    現代思想におけるベンヤミン
各回18:00開始

【会場】三省堂書店神保町本店 8階特設会場
8階特設会場へは、正面入口(靖国通り)側エレベーターをご利用ください。

参加ご希望のお客様先着30名様、お電話または4階レジカウンターにて参加お申し込みを承っております。(定員になり次第、受付を終了いたします)
参加費は、全6回通し券 2,500円。または、各回支払いの場合各回500円いただきます。
全6回通し券の場合、第1回目の入場受付でお支払いください。
各回支払いの場合、各回の入場受付でお支払いください。

【お問い合わせ】三省堂書店神保町本店 4階 03-3233-3312(代) 10:00〜20:00

http://www.books-sanseido.co.jp/blog/jinbocho/2009/08/post-290.html

Seminar 42
田中秀臣「ニッポンの意識 ― ふたつのゼロ年代の経済学を比較する」
司会 : 芹沢一也
日時 : 2009年9月12(土)15時〜17時
場所 : Synodos 東京都世田谷区野沢
      (最寄り駅 東急田園都市線 駒沢大学駅
定員 : 7名 満員御礼!
費用 : 7,500円

セミナー概要:20世紀初めの日本の経済学は「貧困」や「社会」そして「自由」というものを発見した。これらのテーマを主軸にして、当時の代表的な経済学者たちは、複眼的な経済の体系を構築した。それは文化的領域や宗教的領域を含む時空的にも幅広く複合した視線をもっていた。21世紀の最初の10年間が終わろうとしている今日、日本の長期停滞と世界同時不況が重なる中で、再び日本の経済学は100年前と同じ問いー「貧困」「社会」「自由」の意味を問い直そうとしているように思える。ではこれらのテーマを扱った20世紀初めの複合的な経済学は現代においても意義をもつであろうか? このふたつのゼロ年代の日本の経済学の在り方を通して、歴史的視線から今日の状況を批判的に言及していきたい。

田中秀臣(たなか・ひでとみ)1961年生。早稲田大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。上武大学ビジネス情報学部教授。代表的著作に『沈黙と抵抗』(藤原書店)、『経済政策を歴史で学ぶ』(ソフトバンク)、『雇用大崩壊』(NHK出版)など

http://kazuyaserizawa.com/seminar/index.htm#seminar42

DVD『ロワイヤル・ド・リュクス 巨人の神話/スルタンの象と少女』『メビウス アルザック・ラプソディ』
コロムビアME)ロングセラー記念 無料上映会

2009年9月12日(土)14:00〜(上映時間92分)
ロワイヤル・ド・リュクス 巨人の神話」

2009年9月13日(日)15:00〜(上映時間52分)
ロワイヤル・ド・リュクス スルタンの象と少女」

会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
定員:50名様 入場無料 予約不要
 

UTCPレクチャー「絵画の作法(デコールム)と〈最後の審判〉――ミケランジェロからコルネリウスまで」

日時: 2009年9月12日(土)15:00–17:00
場所: 東京大学駒場キャンパス18号館ホール

新中期教育プログラム「イメージ研究の再構築」プレイベント
第2回講演会

「絵画の作法(デコールム)と〈最後の審判〉――ミケランジェロからコルネリウスまで」
講師:ジャン=クロード・レーベンシュテイン(パリ第1大学名誉教授)
司会:三浦篤 (UTCP)

入場無料|事前登録不要|使用言語:フランス語(日本語同時通訳つき)
お問い合わせ:image.studies[at]utcp.c.u-tokyo.ac.jp
後援:日仏美術学会

〈内容〉
個性的な視点と斬新な手法でつねにフランス語圏の美術史学を活性化してきたジャン=クロード・レーベンシュテイン氏。UTCP新中期教育プログラム「イメージ研究の再構築」では、7月のダリオ・ガンボーニ教授招聘につづくプレイベントとして同氏をお迎えし、最新の研究成果をご講演いただきます。テーマは〈絵画の作法 (décorum)〉。ルネサンスから19世紀までを大胆に横断しな
がら、絵画作品とそれが置かれる〈場〉との複雑な関係を解きほぐし、同時に芸術家が聖俗権力から自らを解き放って独自の地位を獲得していく歴史的過程を鮮やかに描き出します。

〈講師紹介〉
Jean-Claude Lebensztejn 高等師範学校に学び、パリ第1大学で長く美術史を講じた。現在、同大名誉教授。アメリカ合衆国、カナダ、台湾の各地でも客員として教鞭を執る。著書に Zigzag (1981), Chahut (1989), L’art de la tache (1990), Jacopo da Pontormo (1992), Annexes – de l’œuvre d’art
(1999), Etudes cézanniennes (2006) 〔後二者は邦訳近刊〕など多数。

UTCPレクチャー「絵画の作法(デコールム)と〈最後の審判〉——ミケランジェロからコルネリウスまで」 | Events | University of Tokyo Center for Philosophy