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犯罪と処罰

SFマガジン5月臨時増刊号〈STRANGE FICTION〉
定価1200円(税込)3/30発売

{SHORT STORIES}佐藤亜紀佐藤哲也北野勇作円城塔遠藤徹
大谷能生/木下古栗/田中哲弥谷崎由依平山瑞穂

{INTERVIEW}瀬川深
{111 AUTHOR’S GUIDE}

S―Fマガジン5月臨時増刊号

対談 犯罪と処罰
藤井 誠二
津田塾大准教授 萱野 稔人

3/30(月 )18:30-20:30
朝日カルチャーセンター新宿教室

講座内容
現在、犯罪をとりまく社会の状況はおおきく変化しています。たとえば刑事司法のレベルでは、加害者への厳罰化がなされ、死刑執行件数が増大しているとともに、犯罪被害者や遺族の権利拡充がおしすすめられています。また社会のレベルでも、セキュリティ意識の高まりとともに、こうした変化を支持する世論が強くなっています。2009年7月からは裁判員制度もはじまります。
こうした状況の変化のなかで、わたしたちは犯罪や処罰、セキュリティについてどのように考えればいいのでしょうか。気鋭のノンフィクション作家と哲学者が徹底討論します。             (萱野・記) 

講師紹介
藤井 誠二(フシ゛イ セイシ゛)
1965年愛知県生まれ。ノンフィクション作家。著作に「17歳の殺人者」「暴力の学校 倒錯の町」「人を殺してみたかった」「コリアンサッカーブルース」「少年に奪われた人生」「教師失格」「わが子を被害者にも加害者にもしない」「開国マーチ」(荒木経惟氏と共著)「この世からきれいに消えたい」(宮台真司氏と共著)「少年の罪と罰論」(宮崎哲弥氏と共著)など多数。TBSラジオ「アクセス」火曜パーソナリティ。明治大学愛知淑徳大学非常勤講師として「ノンフィクション論」「取材学」などを担当している。
 
萱野 稔人(カヤノ トシヒト)
1970年生まれ。パリ第十大学大学院哲学科博士課程修了。哲学博士。東京大学21世紀COE「共生のための国際哲学交流センター」研究員をへて、現在、津田塾大学国際関係学科准教授。
著書に『国家とはなにか』『カネと暴力の系譜学』『権力の読みかた』。

2009年3月30日(月) 9:30〜17:00  明治学院大学白金キャンパス 本館1201教室[アクセスマップ]
プログラム1(9:30〜12:30) 研究報告と議論
報告者:岩田夏穂(東京国際大学)・初鹿野阿れ(東京外国語大学)・西阪仰(明治学院大学)/田中剛太(明治学院大学大学院)/権賢貞(筑波大学大学院)
プログラム2(14:00〜17:00) 会話分析と概念分析の関係を再考する
登壇者:前田泰樹(東海大学)/浦野 茂 (青森大学)/串田秀也大阪教育大学
http://emca.jp/history/2008.php#meeting

シンポジウム「反貧困 最前線」
1.主 催 日本学術会議 社会学委員会・経済学委員会合同「包摂的社会政策に関する多角的検討」分科会 社会政策関連学会協議会
2.日 時 平成21年3月30日(月)13:00~17:00
3.場 所 日本学術会議講堂
4.次 第
開催趣旨
2000年前後の時点で、経済協力開発機構OECD諸国のなかでも、アメリカと並んで日本は、相対的貧困の比率が最も高く、所得不平等の面でも北欧諸国はもとより西欧の主要国より大きかった。近年の日本での所得不平等と貧困の広がりは、労働市場の二極化に起因すると指摘される。二極化とは非正規労働者の割合の急速な上昇と、正規・非正規のあいだの賃金などの格差をさす。そこに起ったのが、アメリカのサブプライム・ローン問題に端を発する世界金融危機と大不況である。このシンポジウムでは、派遣切りやホームレス化、子どもの貧困などの問題の現局面とともに、それらと闘う運動の動態を明らかにしたい。また、サブプライム・ローンの借り手の実像に照明を当てる。

開会あいさつ:古川孝順(東洋大学教授、包摂的社会政策に関する多角的検討分科会委長、日本学術会議連携会員)
司会: 大沢真理(東京大学社会科学研究所教授、包摂的社会政策に関する多角的検討分科会副委員長、日本学術会議会員)
I 講 演(13:10~15:10)
1) 杉村宏(法政大学教授、貧困研究会副代表)
2) 豊福裕二(三重大学准教授)
3) 阿部彩(独立行政法人国立社会保障・人口問題研究所、国際関係部第二室長)


II 討論など(15:30 ~16:50)

閉会あいさつ:岩田正美(日本女子大学教授、貧困研究会代表、日本学術会議連携会員)

参加申込方法
E-mailもしくはFaxにて必要事項(氏名、所属、連絡先電話番号、E-mailアドレス)をご記入の上、以下の問い合わせ先担当宛、お申し込みください。
遠藤公嗣・明治大学経営学部教授
E-mail: social2008_at_live.jp Fax: 03-3296-2350

定員(350名)となり次第、締め切りとさせていただきます。