河村書店

人文系イベント紹介サイト

「編集とはどういう仕事か〜大変動の時代の中で」

廣瀬純講演会 「ゴダールレヴィナス、ショット/切り返しショット」 2008年06月07日(土) 16時00分
入場無料/13時30分より整理券配布
場所 : 東京日仏学院エスパス・イマージュ
日本語(同時通訳付き)
お問い合わせ
東京日仏学院(03-5206-2500)
後援・協力
在日フランス大使館
特集・特別企画 エマニュエル・レヴィナス:あるいは他者へのパッション(情熱=受難) のイベントです。

ゴダールは次のよう言っている。
「カメラはつねに正面から撮る、あるいは、正面からまっすぐ捉えるからこそリアルなものを見ることができるといったことが信じられている。レヴィナスのような哲学者ですら、顔をよく見たらその人を殺したくなることなどあり得ないと考えている。レヴィナスはショット/切り返しショットを間違えているのだ。本当の切り返しショットはおよそのところ軸にしたがって行われなければならない。他者を理解するためには、カメラをその人の背後におき、彼の顔を見ないようにする必要がある。そうすることでまた、その人の話に耳を傾けているもうひとりの別の人を通じて、彼を理解するようにしなければならない。」
顔がリアルなものであるとすれば、背中はシアトリカルすなわち演劇的なものである。しかし、ゴダールの考えでは、真理が存在するのは演劇的なもののなかだけなのだ。とはいえ、ゴダール作品においてはつねに、顔にある種の特権が与えられ続けてきたというのもまた事実である(アンナ・カリーナのクロースアップなど)。それは顔のなかにまで背中的=演劇的な潜勢力を見出すことが問題となっているためだ。別様に言えば、ショット/切り返しショットをひとつの創造的で非同一的な「欲望する機械」にすることが問題となっているのである。
廣瀬純

同講演会に先立ち14時30分より『アワーミュージック』を上映。

『アーティストは境界線上で踊る』(みすず書房)刊行記念
「アートに“身体”は必要か」斎藤環×岡崎乾二郎トークショー

■2008年6月7日(土)19:00〜21:00(開場18:30〜)
■会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
■定員:120名様
■入場料:700円(税込)  電話予約の上、当日ご精算

■電話予約&お問い合わせ電話:青山ブックセンター本店 03-5485-5511

■受付時間: 10:00〜22:00
(※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。御注意下さい。)
■受付開始日:2008年5月7日(水)10:00〜
トークショー終了後にサイン会を行います。

<イベント内容>
このたび初の美術批評集を上梓した精神科医斎藤環氏と、批評家としても著名なアーティスト・岡崎乾二郎氏が、精神分析認知科学、美術史など広汎なジャンルの知見をもとに、縦横無尽に語り合います。

<書籍紹介>
アーティストは境界線上で踊る』 (みすず書房
日本のアート・シーンに、いまなにが起こっているのか。著者は精神科医として、思春期・青年期の精神病理と向き合ってきた経験をふまえ、ひきこもりからア ニメ、文学、アウトサイダー・アートまで、現在進行形の文化現象に鋭く斬り込んできた。本書では、アートを通じて「リアルとは何か」を問いつづけるアー ティストたちの、ユニークな創作衝動を抉り出す。ベテランから若手まで、いまもっとも注目されている23人のアーティストへの、当意即妙のインタビュー と、怜悧な作家論・作品論が響きあう。カラーも含めて作品写真をふんだんに盛り込んだ充実のビジュアル。展覧会では経験できない、肉声と批評のコラボレー ション。アート・ブックの世界にあらたな事件を引きおこす、待望のクリティック集成。
A5判/上製/352ページ/3360円(税込)/好評発売中

<プロフィール>
斎藤環
1961年生まれ。精神科医。爽風会佐々木病院精神科診療部長。著書に『社会的ひきこもり』、『戦闘美少女の精神分析』、『生き延びるためのラカン』、『メディアは存在しない』など。

岡崎乾二郎
1955年生まれ。美術家。近畿大学国際人文科学研究所教授。著書に『ルネサンス 経験の条件』、『絵画の準備を!』、『芸術の設計』など。
http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_200806/_200867.html

5月31日よりの特集「最終凶器・鈴木則文の再降臨」でのトークショーを以下の通り開催いたします。毎週土曜に繰り広げられる監督とゲストとの丁々発止のやりとりをお楽しみに!

6月7日(土)17:50〜
鈴木則文監督×青山真治監督

http://www.cinemavera.com/info.html?mode=detail&no=71

今出版の世界で起きている変化を、いくつかのテーマからとらえ「これから」の出版と編集を考える連続セミナー.
この変革期を乗り越えようとしている現役編集者の方編集者として仕事をする自分のイメージを明確にしたい学生の方の
参加をお待ちします

講 師 仲俣暁生(なかまたあきお)
日 時 (1)2008年6月7日 (2)6月14日 (3)6月21日
    (4)6月28日 (5)7月5日 (6)7月12日
    (7)7月19日 (8)7月26日
    毎週土曜日 10:30〜12:30(2時間)
    *1回のみの受講もできます
場 所 日本エディタースクール
受講料 全8回一括40,000円〈36,000円〉(税込),
    1回5,000円〈4,500円〉(税込)
    *〈〉は常設コースの受講生・修了生割引料金
定 員 40名(最低実施人数15名)

http://www.editor.co.jp/seminar/henshu.html