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盗作の文学史・6月上旬発売予定

北里義之『サウンドアナトミア』出版記念ライブ

6月3日 ¥3,500

【MEMBERS】
「死人」:吉増剛造(朗読)吉田アミ(Vo)大友良英(G)DUO:SachikoM(sinewave)巻上公一(Vo)
TRIO:中村としまる(no-input mixingboard)巻上公一(Vo)大友良英(G or TT)対談:北里義之+大谷能生

話題の音楽本『サウンド・アナトミア』の世界を、声とサウンドだけで構成するという前代未聞の出版記念会が北里義之、大友良英両名のプロデュースで開かれる。吉増剛造のポエム・リーディングは、吉田アミハウリング・ヴォイスと出会い、Sachiko M や中村としまるのエレクトロニクスは、ほとんど異邦人というべき巻上公一テルミンホーメイと出会う。さらには、本のなかで議論を戦わせた大谷能生も登場して、著者と実際にトーク・セッションを試みる。本書の隠れたプロデューサーである大友良英も、黙っていない(と、思う)。「死人」の再演を含め、必聴の一夜、お見逃 しなく。
http://www.m-works.info/pitinn/night_detail.asp?YEAR=2008&MONTH=6&DAY=3

『盗作の文学史』――なぜ盗作事件は起きるのか(仮)

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栗原裕一郎
四六判上製480頁・予価3990円(税込)
ISBN 978-4-7885-1109-5
分野=新刊・文学・評論

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◆文学作品における盗作大全◆

いやあ人間(作家?)はつくづくおもしろいですね。本書は、文芸作品をめぐ
って起こった「盗作」事件を取り上げて分析・検証したものですが、ここまで
徹底的に、文芸における盗作を収集したものはかつてなく、資料的価値として
だけでも手元に置いておく意味はあるでしょう。えぇ、あの人が? というよ
うな大物作家が次々に登場します。そのうえ、本書は読み物として抜群に面白
いです。新人賞を受賞したある作家は、本文だけでなく受賞のコメントまで、
盗作していた! などなど。パクリ、剽窃、盗作、無断引用、著作権侵害……
をめぐって繰り広げられるドタバタ(悲喜劇)を、冷静に拾い上げ考察した
「盗作大全」。すべての作家、作家志望者、文学愛好家、必携の書でしょう。

更新待ち遠しい栗原先生のブログ
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『盗作の文学史』の目次(仮)pdf