河村書店

人文系イベント紹介サイト

ウェブ以後のモダン

日時 2008年2月10日(日) 14時〜16時
場所 Synodos 〒154-0003 東京都世田谷区野沢2-3-1-101
東急田園都市線駒沢大学駅より徒歩13分
 渋谷駅南口発 東急バス、野沢龍雲寺循環に乗車、野沢龍雲寺駅にて下車、徒歩2分)
定員 10名 (募集中) 費用 7,000円(学生・大学院生 3,000円)

セミナー概要
ウェブ以後のコミュニケーションは、その利便性の裏側に新しい「リスク」を抱えることとなった。ビジネスの領域においては、既にそのリスクとチャンスの二面性について多くの議論が行われている。しかし文化・教育・政治の領域においては、未だ流言飛語に等しい水準の議論が横行しがちだ。メディア史を振り返ると、このようにビジネス領域の議論が先立ち、独特の文化や様式が作られ、教育・政治領域における議論がそれに言説上での苦言を呈しながらスローモーに対応をしていくという現象は不可避的であるともいえる。一方でウェブ以後のコミュニケーションにおいては、これまでのメディア史とは決定的に異なる、ラディカルな変化を私たちの社会に要求しているかのようにも語られる。それは私たちがこの数百年のうちに積み重ねてきた「近代」というパラダイムの枠組みに対して、<反省>的な検証を突きつけるものであるようだ。セミナーでは、メディア<批判>史を振り返りつつ、「近代」およびインターネットを取り巻く言説をめぐり、「後期近代社会」「ポストモダニズム」の強い影響を受けてきた「テクスト論」と「メディア論」という二つのツールを用いながら議論を深めたい。また、「炎上」「学校裏サイト」「プロフサイト」「情報漏洩」「出会い系サイト」など、出来る限り具体的・時事的なケースを元に議論を行うことで、歴史的な議論と現代の社会問題とを紐付けると共に、ウェブ社会を生きるうえで実践的な技法を共有することにも努めたい。


荻上チキ(おぎうえ・ちき) 1981年、兵庫県生まれ。東京大学情報学環修士課程修了。専門はテクスト論、メディア論。著書に、『ウェブ炎上』(ちくま新書)、共著に『バックラッシュ!』(双風舎)がある。人文社会科学系を中心にネットで話題のニュースやトピックを紹介するウェブサイト「トラカレ!」、「荻上式blog」主宰。

シノドス・セミナー・荻上チキ

2月10日(日)「先端で、さすわ さされるわ そらええわ」川上未映子サイン会
お買い上げくださった先着100名さまにご参加いただけます。
ACADEMIA 港北店
045-914-3320

横浜市都筑区中川中央一丁目25-1
ノースポートモール3F
横浜市営地下鉄センター北駅 徒歩1分
http://www.mieko.jp/blog/2008/01/post_c74c.html

TBSラジオワールド「ZAZEN BOYS向井秀徳の平成音楽史

放送日時:2月10日日曜日 夜7時〜8時

2002年に惜しまれながら解散したバンド「NUMBERGIRL」で日本のロックシーンに大きな影響を与え、その後も「ZAZEN BOYS」やソロ活動で、若者の間にカリスマ的な人気を誇るロックミュージシャン、向井秀徳

普段、メディアへの露出がほとんどない向井が、今回初めてTBSラジオでパーソナリティに挑戦しました。

今年はちょうど、平成20年という区切りの年。
そして平成の20年間は、現在34歳の向井が音楽活動を行ってきた期間でもあります。
J-POPの全盛期で、ミリオンセラーを乱発していた平成初期と、「音楽」という商品の流通経路が変わり、CDが売れなくなった現在。
音楽業界が激変した平成の時代を、その世相とともに振り返りつつ、向井がその時代をNUMBERGIRL」「ZAZEN BOYS」という2つのバンド活動を通してどのような思いで表現し、その世界観を作り上げたのかを探ります。
音楽との出会いから、ミュージシャンとして生きることを決意した出来事、そして夢を目指して上京し、人気絶頂期でバンドが解散してもなお、表現者として進化し続ける・・・
「音楽家・向井が出来るまで」の歴史をお楽しみ下さい。

向井秀徳略歴■
佐賀県出身のミュージシャン。1973年生まれの34歳。
1995年に、ロックバンド「ナンバーガール」を結成。
ギターとボーカルを担当し、圧倒的なバンドサウンドとともに、独特の文学性や言葉遊びのちりばめられた歌詞や、博多弁のトークで注目を集めた。
バンドは2002年に解散。
現在はバンド「ZAZEN BOYS」やソロ名義で活動中。
宮藤官九郎が初監督を務めた映画「真夜中の弥次さん喜多さん」では映画音楽を担当。
作家・古川日出男との異色コラボレーションなど、近年活動その幅を広げている。